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第75話:強さの証明

さて、まずはやってきました王都。

なんで来たかって?

いや帝国に入るのに通行手形が必要でさ……そんなわけで一番簡単な通行手形を貰える方法!

冒険者登録に来ました!

「で、俺達が護衛に呼ばれたってわけ。」

「そういうことですね。」

そう、どうせ旅行に行くのならとリボルとヴァイスも誘ってみた。

この二人がいれば大概の敵はなんとかなるだろう、という判断だ。

うん、実際国で一番目と二番目に強いから説得力があるね。

ということで冒険者ギルドに突撃ー!

「お邪魔しまーす。」

「カノイ様そういうところ礼儀正しいですよね。」

「まぁカノイらしいな。」

「いらっしゃいませ!冒険者ギルドへようこそ!」

おぉ!リアルで聞くのは初めてだ!

これはワクワクするな!

「あの!冒険者登録したいんですが!」

「はい!ではまず初めに実力テストがあります!……ってあ!あなた達は!数年前の剣術大会に出ていた人達ね!なら大丈夫!すぐに冒険者登録できるわ!」

「おぉ!やった!」

「あ、でもあなたは出場していなかったわね。大丈夫かしら……。」

「あ、それなら「"マークガーフ村"のものです」とお伝えください。」

「あー!辺境伯領の方でしたか!それなら問題ありませんね!」

「え、そうなの?」

「辺境伯領の方は確定でマタンゴより強いので!」

「マタンゴ?」

「ほら、収穫祭で偶に引っこ抜く。」

「あー!あの美味しいキノコ!」

「あ!やっぱり大丈夫そうですね!では、よい冒険者ライフを!」

「「「ありがとうございまーす!」」」

「よし!じゃあ向かうは帝国!」

「馬車で向かいましょうか。」

「ゆっくり行こうぜ。新婚旅行だ!」

「あ、そういえば行ってませんでしたね。」

「おうおう、楽しい旅じゃないかもしれんぞ!」

「どこでもいいよカノイとなら!」

「それもそうですね!」

「え、照れる。」

やめろよ、照れちゃうだろ!

このデレデレどもめ!


「あとどれくらいで着きそう?」

「この調子なら秋口には着くかな?」

「季節またいじゃうか~まぁでも帰りは楽できるからいいか!」

「森を抜けるだけですからね。」

「最悪デバッグモードでぴょいぴょい~よ。」

「楽だな~!それ!」

「本当に便利な能力ですね!」

「まぁ制約もあるんだけどな!今のところ便利に使わせて貰ってるよ。」

そう、なんやかんやで忘れてはならないのが制約。

世界の絶対数は弄れないことと後は……まぁ触れることもないだろう!

それくらい珍しいやつだから!

「よーし!そろそろ夕飯にするか!」

「パンは好きな時に食べられるのが利点ですね。」

「お、木の実入りパンだ。」

「おいまて!それ俺の!」

わはは!旅の食事は早い者勝ちなのだ!

カノイ・マークガーフ、18歳、無邪気に旅を楽しむ夏の出来事である。

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