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第189話:肉にはしっかり火を通そう

小麦粉、砂糖、バターをいれてこねたら形を成型してオーブンにいれる。

「よ~し、これで美味しいクッキーが焼けるぞ~。」

「「「わーい!」」」

「カノイ様は料理が出きる人ですよね。」

「え、できない人っているの?」

「なに言ってるんですか!リボルなんて絶望的ですよ!」

「えぇ?そんなに?」

「あとファンですね。あの二人は適当に素材をぶちこみますから。」

「そ、そんなことして、いったい何ができるんです?」

「そりゃあ、なんかよくわからないごった煮ですよ。」

「お、おう。」

「カノイ様がご旅行に出掛けている時に二人がタッグを組んだんですが、あれは酷かったですよ。」

「私の旅行中にいったいなにが……。」

そもそも何故に二人が料理を?とか聞きたいことは一杯あるが、とりあえず、お疲れ様だ。

「ヴァイスは料理上手そうだよな。あとルーは男の料理って感じする。」

「そうですか?一応はできますが、上手いってほどでは……あ、グルートは料理上手と聞きますよ。」

「へ~、グルートが上手いのか。エイルとジェイルは普通だったかな?」

「そうですね、祭りの手伝いもしてくれていますし、その辺は安定してますね。」

「子供達はお手伝いしてくれてるからある程度はできるな。」

「孫達もですね。すごい料理音痴は今のところいなかったかと。」

「じゃあ本当にヤバイのはリボルとファンか。」

「ですね。」

前世でもヤバイ料理人にはあったことがなかったな。

これも経験か……。

「じゃあ今晩はリボルに料理して貰うか。」

「え。」

いや~楽しみだな~!

メシマズって私始めての体験!

「ヤバイですって!命の危機ですって!」

いや~楽しみだな~!

どんな料理?が出てくるんだろう!

「勘弁してくださいって!さんざん説明したじゃないですか!」

いや~楽しみだな~!


結果としてリボルの料理は散々だった。

何故か固形化したスープ、死んでいるサラダ、生焼けのメインディッシュ!

いや~本当にヤバかった!

楽しかったな~!

ヴォイスは死にそうな顔してたけど。

ああ言うのは楽しんでなんぼだよな!

味は最悪だったけど!

お腹も壊したけど!

私は元気です!

カノイ・マークガーフ、46歳、健康被害や安全のためにもう一生リボルに料理はさせてはいけないと一緒に説教された冬の出来事である。

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