表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
188/244

第187話:水鉄砲って子供のころはやったことあるよね

「えい!」

「うおわ!」

ぴちゃっと飛んできた水が直撃しました。

どうも、カノイ・マークガーフです。

「水鉄砲か~。懐かしいな~。」

「昔よくやりましたよね。」

「それはそうと、マナ、プールに入ってない人を襲っちゃ駄目だろ?ほら、カノイに謝れ。」

「はーい、ごめんなさーい。」

「え、うちの子謝れる子。いい子。」

「あんまり甘やかすなカノイ。」

だって可愛いんだもん。

だもんってなんだ。おえ。

「う~ん。でももっと強力にしたら武器になりそうだよな~。」

「子供用の武器か。まぁ無いよりましか?」

「不審者に対して使うのはありかと。」

「うん!もうちょい強力にしてみるか!」


「そんなわけでできたのがこちらになります。」

「うおー!すげー!」

「的が吹き飛んだ!」

「ノアもやりたい!ノアも!」

「レアもレアも!」

「いや危険すぎんだろ!?」

「的吹き飛んでますよ的!」

「いや~がんばっちゃった。」

「頑張ってできるもんじゃねーんだわ!」

「いいですか!絶対に人に向けちゃ駄目ですよ!」

「「「「え~!」」」」

「え~じゃありません!」

「まぁ不審者ならいいんじゃない?」

「駄目に決まってんだろ!?」

「人死が起きますよ!」

「え~。」

「え~じゃありません!」

せっかく作ったのにな~。

あ、そうだ。

「なら木の実を採るのにいいんじゃないか?」

「うーん。まぁ木の実なら。」

「武器としての利用じゃないならセーフ、でしょうか?」

「よし皆!木の実取りに行くぞ!」

「「「「わーい!」」」」

「よかったのか?」

「さぁ。どううなるでしょう。」


「えい!えい!」

「やったー!レアが採ったよ!」

「マナも!マナもいっぱい採った!」

「ウルも採れたぞ!」

「お~皆えらいえらい!かっこいいぞ~!」

「でしょ~!」

「やった!」

「イエイ!」

「ふふん!」

「さて、じゃあそろそろ帰るか。」

「「「「えー!」」」」

「水も切れただろ?そろそろ帰ろうぜ?」

「「「「はーい。」」」」

渋々でもちゃんと帰る。

孫たちいい子!

「あ、不審者。」

「てい!」

「にゃー!」

「ふはははは!」

「やめなさい!確かに不審者だけどやめなさい!」

どこかのスパイが襲われたー!

「え?大丈夫これ?」

「……。」

「し、死んではなさそう?大丈夫?」

「……。」

「倒したー!」

「やったー!」

「討伐ー!」

「にゃっはー!」

「……うん、家の子達は勇ましいな。」

とりあえず、スパイっぽい人は収容した。

孫達はリボルとヴァイスにこっぴどく叱られていた。

ついでに私も叱られた。なんで!?

カノイ・マークガーフ、46歳、もしかしたら今後の未来に影響を与えるかもしれない武器を作ってしまった夏の出来事である。

感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ