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第178話:イベントは無理のない範囲にスケジューリングしよう

さて、ここ数年でイベントがいくつか起きたのでお知らせしよう。

まず去年の秋、赤ちゃんが生まれた。

一人目はクルスとジョルジュの間に生まれたカイ。

二人目はクルスとナナリーの間に生まれたケイ。

同じ日、同じ親から生まれた双子だ。

そう、やらかしたのである。

禁断の二つ食べである。

最初何事かと思ったら「両方食べちゃった!」と連絡があった。

私の経験を話し、納得してもらったがとにかく痛いことだけは覚悟してもらった。

そうして生まれてきたのがカイとケイだ。

名前は家族会議で決まったらしい。

家と同じだな~。

そして次のイベントがソルテの結婚だ。

お相手は予想通りメリル。

二人とも仲睦まじい様子を見ていたので皆納得の結婚だ。

もちろん村中でお祝いした。

これが冬の出来事。

さて、では春には何があるのか?

それは……。

「そろそろ食べていいよな!」

「うむ!そろそろだな!」

「そろそろ作らないとね~!」

「うん!いっぱい作ろう!」

神の木の実の収穫である。


「うん、ということは今度もお前たちが産むんだな?」

「「「「はーい!」」」」

「いや、はーいじゃなくて。無理はしてないよな?」

「うーん、別に。」

「産む感動もあるし。」

「それにあいつらに任せてられねぇし。」

「うむ、子の無事を考えて経験者がやった方がいいだろう。」

「お、おう、皆やる気なんだな?OKOK。それなら使用を許可する。行ってらっしゃい。」

「「「「行ってきまーす!」」」」

そんな感じでこの世代は子沢山になりそうだ。

親も祖父母も皆子育てする気満々だ。

もちろん私も協力するつもりだ。

子供5人を育ててきた手腕を今こそ見せる時!

ということで産まれてきてくれる子達の安全は保障する。

もちろん、大きくなるまでよそにはやらんぞ!

「カノイ叔父さん!実はメリルが木の実を作ろうとしていて。」

「お~早いな。いいぞ~。安全のために来月頃までかけて作れよ~。」

「は~い!」

……神の木ってこんなに使っても大丈夫なのかな?

ちょっと心配になってきた!

(多分大丈夫だぞ!)

「花の妖精さん!」

(今のところ土地に満ちてる命のエネルギーは枯渇してないから大丈夫だ!それより美味しいお菓子が食べたいぞ!)

「妖精さん?それが目的で来たの?」

なんとも自由な妖精さんである。

まぁこんな感じで大小さまざまな事件が起きていたわけである。

今年も大変なこと、起きないといいな~。

カノイ・マークガーフ、44歳、妖精さんが自由に出入りしているため村が前より賑やかになった春の出来事である。

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