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第141話:温泉旅行とか、親を連れていきたいよね

「温泉だ~!」

「「「いえ~い!」」」

「皆ゆっくりしようぜ~!」

「「「いえ~い!」」」

やってきました温泉旅行!

旅館を予約して村人全員でやってまいりましたとも!

ちなみにこんな時代に旅館?と思ったら最近需要が増えて建築された新築らしい。

ちなみに旅館の知識は転生賢者様が残していったものらしい。

ありがたや、ありがたや。

「温泉気持ちいいね~!」

「とっても広くておっきい!」

「そうだな~この辺で一番大きな温泉らしいからな~。」

「家族旅行でも来たいわ~。」

「皆いるし、もう家族旅行のようなものだけどね。」

何となく今回は旧マークガーフ家で行動していたりする。

久しぶりに家族水入らずといった感じだ。

「パパ!ママ!お背中流しましょうか~?」

「あらあら!カノイちゃんいいの?じゃあお願いしようかしら!」

「私もお願いしようかな。」

「フロージもやる!」

「ヘディンも!」

親の前では何歳になっても子は子である。

そんなわけで親子水入らず、背中を流しあって親睦を深めた。

「うぅ、お前達……こんなに大きくなって……!」

「あらあらスヴェン?泣きながら洗ったら子供達も困るわよ?」

「う、う~ん?大きくなったよ?」

「なったよ?」

「元気に大きくなりました!」

子を持つ親の気持ちも分かるようになってきたが、父上は涙腺が弱い気がする。


「ホカホカだ~。」

「「ホカホカ~。」」

「うふふ、冷たい牛乳でも飲みましょうか。」

「私が買ってくるよ。シシーと子供達は待っていてくれ。」

こういう時に率先して動くのが父上だ。

なんか、勝手にふらふらいなくなるのも父上だ。

買ってきた牛乳を嬉しそうに渡してくれる父上を見て、この頼もしさが仕事中にも見れたらな~、なんて思う。

「カノイ、今失礼なことを考えていただろう?」

「いやぁ?別にぃ?」

察しがいいのも父上だ。

「……ぷはー!美味しい!」

「すぐ無くなっちゃった!」

「あらあら、一気に飲みすぎるとお腹を壊してしまうわよ?」

「もう大人なんだから大丈夫だよ~。」

「大丈夫~。」

「お、カノイも飲み干したか。」

「うん、美味しかった!ありがとうパパ。」

「パパありがとう!」

「ありがとう!」

「あら~もう良い子達に育って。」

「うんうん!家の子達は本当に良い子達だ!」

うん、この親の元で育ったら愛情深くもなるよな。


「カノイ様!村人全員います!」

「OK!じゃあ皆で帰るぞ~!」

「「「おー!」」」

なんやかんや、すったもんだあったがそういうのはすっ飛ばして温泉旅行もおしまい!

皆で無事に帰るまでが旅行です!

「温泉また来たいな~!」

「そうだな~来年も来るか~。」

「「わーい!」」

「楽しみね!」

「パパも仕事頑張らないとな~。」

うん、それは本当に頑張って。

私も来年の仕事、頑張るぞ~!

カノイ・マークガーフ、34歳、久しぶりの親子水入らずの時間を過ごした冬の出来事である。

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