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第116話:植物の種類によって話は変わってくる

秋になりました。紅葉が綺麗です。

私はというと、絶賛引きこもり中です。

いやね?確かに前世は仕事で忙しくて遊べなかったけどさぁ……流石にこれはないと思うのよ。

でも仕方ないじゃん!父上が珍しく「今年はゆっくり休んでいいぞ」って言ってくれたんだもん!

もう!父上大好き!

そんなこんなで、今はお布団に包まっている。

あ~外に出られない。

寒くなってくる季節だから余計に出られない。

「「カノイママ~!遊ぼ~!」」

双子が遊びに来たけどもう私の意識はお布団に吸い込まれている。

もう今日は起きないよ~。

「ママ~?寝ちゃったの?」

「ママ~!もうお昼だよ!」

ごめんなシェリルチェリル。

お母さん今日はやる気も気力もないんだ。

なんていったって偶のお休み!

何にもしなくていい日!

ということで遊びもなしだ。

「カノイママ~!見て見て!なんかの虫の抜け殻~!」

「ぎゃー!」

やめてリイン!なんかの虫の抜け殻を家に持ち込まないで!

何を隠そう私は虫嫌いである。

なんか、命の危機を感じるじゃん。

そんなわけでなんかの虫の抜け殻は無し無し!

「捨ててらっしゃい!」

「あ!カノイママ起きた!」

「起きた~!」

あ、しまった気づかれた。

も~お休みなのに~。

まぁしょうがない。

「よ~し遊ぶか~。」

「「遊ぶ~!」」

「俺も遊ぶ~!」

「リインはなんかの虫の抜け殻捨ててらっしゃい!」

「ちぇー。」


「さて、何して遊ぶか。」

「あのね!綺麗な葉っぱを集めて紙に貼るの!」

お?もう決まっていたのか。

「いいぞ~綺麗な葉っぱ、探そうか。」

「「うん!」」

そうして森に向かっているとリインが走って追いかけてくる。

「おーい!俺も遊ぶー!」

「よしよし、虫の抜け殻は置いてきたな?」

「置いてきたー!」

「よし!じゃあ行くぞ!」

森はウェアウルフと雷の妖精の影響でモンスターがいない。

何とも平和なものだ。

「さて、どんな葉っぱが採れるかな~?」

「シェリル!赤い葉っぱ集める!」

「チェリルは青い葉っぱ!」

「俺はね!リインはね!黄色と橙色!」

「いいな~赤、青、黄色に橙。うん?青?青か、そうか……。」

そういえばあったな青い木。

皆が集めてくると綺麗な葉っぱがたっぷりと山のようになっている。

「一応言っておくが、紙は一人一枚からな~。」

「えー!じゃあシェリルはこれとこれとこれ!」

「うーん……これ!あとね~これとこれとこれ!」

「俺はこれ!」

「よしよし。葉っぱは選べたな~?じゃあ持って帰って紙に貼るか~。」


そうして持って帰った葉っぱで出来た芸術作品は家の壁に張り出された。

後日、参加できなかったグロウとルーナが自分たちもやると言い出したことで第二回葉っぱ集めの会が開催されたが、それはまた別のお話。

カノイ・マークガーフ、28歳、現代でいうところの紅葉狩りってこの世界でなんて言うんだろう?と考えたりした秋の出来事である。

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