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第113話:アイスクリームとアイスは別物

冬がやってきました。お外は雪で真っ白です。

窓の外を見れば、雪だるまを作ったりして遊んでいる子供たちの姿が見えることでしょう。

そんな雪の日、私はある重大な決意を固めていました。

それは、

「今年こそ、お菓子作りに挑戦してみようと思います!」

そう! お菓子作りに挑戦です!

「なに作るの~?」

「この世に無い物を、作る!」

「「「お~!」」」

大量の生クリームに砂糖をたっぷり!そして最後に、

「小枝?」

「多分バニラビーンズ ?を削って入れる。」

「え~まずそう!」

「ははは!まぁ食べてみてからのお楽しみだな。」

これをボールの中に入れる。

そう、文字通りボール。

所詮アイスクリームボールというやつだ。

「よ~し、皆これを持って遊んでこ~い。」

「なにこれ~!どうやって遊ぶの~?」

「あ、そっか、初めてか。う~ん、こうコロコロ~っと転がしたり、ポーンと投げたりだな。」

「楽しそう!」

「遊んでくる!」

「おぉ~いってらっしゃ~い!」


「お?いっぱい遊んできたな。」

「うん!」

「いっぱい遊んだ!」

「ボール楽しい!」

「すっごく重いからもうちょっと軽いと嬉しいです!」

「頭に当たると痛いぞ!」

「だ、大丈夫か?まぁ今回はただのボールじゃないからな。ほれ!中身を確認っと!」

美味く固まっているかな~。

「出来てる!皆食べていいぞ~!」

「「「わーい!」」」

「美味し~!」

「あま~い!」

「クリーミー!」

「なんか、風味が良いです!」

「お代わりを所望する!」

「ははは!皆気に入ったみたいだな!じゃあこれは皆に広めるか~!」

こうしてアイスクリームはマークガーフ村の冬の名物になった。

雪が降る地方、最高だな!


「ってことがあったんだけど、仕組み的に氷さえあれば他の地方でも作れそうだけど、どう?」

「これは売れますね!バニラビーンズ の販促としても使えそうだ!そもそも完成品が流行るとしか思えない!」

「これも名産品的なほうに持っていけたらな~って思うんだけど、普通に道具ごと売れそうだな。」

「そうですね~名産品としてはアイスクリーム自体を売って娯楽品としてアイスクリームボールを売るのがいいのではないでしょうか?」

「なるほどな~よし!それなら味のバリエーションを増やすか!」

「楽しみにしてます!」

さて、頑張って村おこしするか!

カノイ・マークガーフ、27歳、新しい特産物を開発してみようと試みた冬の出来事である。

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