表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『詩罪』【詩】【6400編目】

作者: 片喰藤火


詩罪


詩を書いたのが罪の始まり

詩に逃げたのが罪の証明


法に触れない罪人

信仰を否定する咎人


楽しく自由に書く事が

辛く苦しい仕事になる


人種も血筋も貧富の差も

全ての肩書を取り払えるのに

言葉で縛り引きずられる


懲役の原稿用紙

極刑は苦悩の自殺

青空の孤独感は牢獄より心細く

夕焼けの焦燥感は懲罰より痛ましい


他者からの評価を金で買う免罪符

筆を折って逃亡する脱獄囚


詩人だね

詩人を甚振る皮肉めいた褒め殺しに

詩人は詩で殴り返して夜毎泣く



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ