神によって異世界に転移されられました
「我々はアメリカ軍から航空基地奪還のため突撃を開始する!」
指揮官の指示により
歩兵は三八式ライフルを手に取り
私はハ号戦車(日本戦車としては最多の2,378輛が生産されチハ車とともに第二次世界大戦で活躍し、日本軍の代表的な軽戦車として知られている。)
のハッチを閉めた。
ガガガガガ操縦手がエンジンをかけハ号は歩兵と共に敵基地に向けて前進して行った…
「う、うーん」
私はクラクラする意識のなか目を開ける、どうやら気絶していたようだ…
前を見ると操縦手 機銃主も気絶している
私は気絶している二人を起こした
「あれ?私たちはなぜ気を失ってたんだ?」操縦手と機銃主は似たようなこと言っていた。
「とりあえず、周りがどうなってるか見てみる」そう言って私は車長用ハッチから身を乗り出して、絶句した…
外を見て最初に目に入ったのは、空飛ぶ岩.富士山をゆうに越える高さの山.
空を飛ぶ巨大な鳥ではない何か…
「車長?」操縦手が話しかけてきた操縦手も操縦用ハッチから外見たようだ
「我々は黄泉の国のいるのでしょうか?」操縦手がそう問いかけてきた。
「馬鹿者!黄泉の国になぜ戦車共に行かんといけんのだ!」私は操縦手に変なあたり方をしてしまった、にしても黄泉の国か…あいにく間違いではないのかもしれない
「すいません…まだ我々は死んではいないですよね!」
操縦手はそう言ったが声は震えていた。
そういえば機銃主謙無線主は何をやっているかと見てみると無線をいじっていた。
「無線つながるか?」私がそう聞くと機銃主は首を横に振りこう言った
「ダメです何も聞こえないですし応答もありません」
その言葉を聞いて表情を曇らせたのは俺だけでは無かった…
それからしばらく車内で沈黙が続いた。
今どこに居るのかも分からない、いや それ以前にここが我々の元いた場所かも分からなかった、そんな考えが頭の中をぐるぐる回る、
しかしそんな思考を吹き飛ばす事態が発生した。
車長あれなんでしょうか?操縦手が指を指す、そこには猪のような見た目で
猪より数倍でかい化け物がいた。
その化け物はこちらの存在に気づいたらしくこっちに突進してきた
「これやばい状況じゃないですか…」操縦手がそう言った
あんな体格の獣に話が通じる気もしないし、何もしなかったら踏み潰される気がする…「機銃主!目の前の化け物を撃て!」私はそう言った。
ダダダダダダダダ 機銃主が九七式車載重機関銃を撃ち続け化け物の体に穴が空き続け血が吹き出しているが止まる気配はない。
しょうがないが主砲を使うしかないようだ、私は一式徹甲弾を装填し
引き金に指をかけ化け物に照準を合わせ発射した。
ドゴン!そんな音と共に化け物の頭に穴が空き止まった…
ドサ!そんな音ともに化け物が倒れた、そして消滅した。
「消滅した!?」私はそう叫んだ、だが驚きはそれだけでは収まらなかった
ピコン!そんな音と共に(化け物イノダシスを討伐しました★)
という文字が空中に出てきた、「なんだこれ…」そう言って文字に触れると
ピコンまた音が鳴り、化け物イノダシスの詳しい説明が書かれた文字が空中に現れた、ー「一体これはなんなんだ」そう言うとピコンまたあの音がなり
「こんにちは!私はあなた方をアシストするステイタスです!」
(アシストとステイタスってなんだ?)そう思うと(アシストとは手助けすると
いう意味でステイタスは今の自分の状態などを表す言葉です★)
そう脳内にステイタスの声が直接聞こえた。
よし一つ質問してみるか…「あの、ここは一体どこだ?」そう質問した
すると(ここはバリオスナのモンデア地方です!)また脳内に声が聞こえた
(やはりここは我々がいた世界ではないようだ)そう思った
では次の質問だ「我々は何故ここにいる?」そうステイタスに問いかける
(貴方方は神によって異世界転移させられました!★)そうステイタスは言った。
「え…」今までの会話は全員聞こえていたらしく全員が素っ頓狂な声をあげた
はじめての作品です!
ミリタリーが好きなのでそれにちなんだ異世界転移物を書いてみました!