X.設定集
本編から少し離れて、設定集です。
少し取りこぼしがあるかもしれませんが、これによって理解が深まればうれしいです!
※9/26 本文の誤字などを修正。
※2010.2/18 題名変更により題名を書いていたところを修正
※2010.5/7 立花竜子の絵を公開(作:七夕さん)
ノット・パーフェクト -DEFECT-(【元】Hurry UP!!) X.設定集
義「物語も八話も使ってやっと一日目が終了! 区切りもいいから、ここでオレたちがいろいろまとめようと思う!」
優「えらい唐突だね。でもなんでいきなり?」
義「なんでも、創造主とやらが設定を忘れるらしいんだ、いろいろと」
優「創造主? まあ、それは深くはつっこまない方向でいくとして、いい加減な創造主もいたものだね」
義「まったくだぜ。まあ、久しぶりの出番なんだしはっちゃけようぜっ!」
優「そうだね。僕らにも出番が回ったんだからがんばらなきゃね」
義「よしっ! んじゃまとめるぜ! 題して『ノット・パーフェクト -DEFECT- X.設定集』!!」
優「『ノット・パーフェクト -DEFECT-』って何……いや、まとめよっか」
〜登場人物〜
◆三枝恭史-サエグサキョウジ-
年齢:15歳
誕生日:8月19日(獅子座)
血液型:A型
性格:やや短気、若干人見知り
概要:本編の主人公。今年高校に上がり、現在夏休み中。高校一年生。
夏休みが始まると同時になにか虚しい感覚に襲われていたところに友人である榎本義からの誘いを受け、目的地に行く途中ビル倒壊の事件に遭遇し、ビルにつぶされそうになる。
なんとか難を逃れた恭史はカラオケに行く。
そこで立花竜仔と出逢い、よくわからないことに巻き込まれることとなってしまう。
口癖は「どうにでもなれ」。
義「典型的な主人公タイプだな」
優「そうだね」
義「ちなみに立花竜仔って誰だ?」
優「あの人じゃない? ほら次、あるよ?」
◆立花竜仔-タチバナタツコ-
年齢:16歳
誕生日:9月1日(乙女座)
血液型:AB型
性格:冷静沈着、執念深い
概要:本編のヒロイン。恭史より一つ年上の高校二年生である。現在同じく夏休み中。
ある事件をきっかけに“型無き綻び(ムタン)”を追い続けている。
特別な能力である“綻びの再構築”ができる。
ムタンによるビルの倒壊により狙われた三枝恭史を保護対象として守ることとなる。
義「おい、ますます誰だよ?」
優「きっと僕たちが夢で見たって恭史にいわれた人じゃない? カラオケで突然恭史を連れ出した」
義「あいつかっ! でもあれ夢なんだろ!? ってか、概要に『本編のヒロイン』って書いてあるじゃん!? どういうことだよっ!」
優「僕に聞かれても……」
◆型無き綻び(ムタン)-カタナキホコロビ(ムタン)-
年齢:乗り移った型の年齢
誕生日:乗り移った型の誕生日
血液型:乗り移った型の血液型
性格:主に乗り移った型の性格
概要:型無き綻び、通称ムタン。
万物全てを超越する存在で、まさに綻びなどない完璧なモノ。
立花竜仔やフォーカスが追っている存在でもある。
モノの型を奪い取り、そのモノを自分のものとすることで行動している。
通常状態では身体は持てないが、その意識となるものだけは行動できる。
“型無き綻び”の“綻び”とは型がないこと自体がムタンの綻びということである。
しかしムタンは完全なモノである。
人間、動物、本などの全てのものを『モノ』と呼ぶ。
義「また意味のわからん奴がでてきたぞ。創造主! どうなってんだよ!」
優「義、呼びかけてもきっと答えてくれないからあきらめようよ」
義「だって意味わかんねえじゃん! 教えろよ、俺たちにも!」
優「怒らないで怒らないで。きっと僕たちには関係ないんだよ」
義「納得いかねぇええ!!」
◆榎本義-エノモトタダシ-
年齢:16歳
誕生日:6月9日(双子座)
血液型:O型
性格:楽天家、活発的
概要:三枝恭史の中学のときからの友人。高校一年生。
双子座だが、特段双子的なものは持ち合わせていない。
ムードメーカーでもあり、落ち込んでいるときはよく励ましてくれたりする。
友達想いで、なにか相談事があれば親身になって聞いてくれる。
◆手辻優-テツジユウ-
年齢:15歳
誕生日:11月5日(蠍座-サソリザ-)
血液型:B型
性格:おっとり、優しい
概要:同じく三枝恭史の中学のときからの友人。高校一年生。
女の子っぽい感じから中学のときは“ゆうちゃん”と呼ばれていた。本人曰く、すごく嫌だったらしい。
一応男のプライドは持っている男子。
義と同じで友達想いな良い友人。
優「あっ、僕たちだね」
義「そうだな! やっとオレたちだな! にしても、創造主とやら……なぜオレの個人情報を知っている!?」
優「それは創造主だからじゃ……」
義「ちなみによ、あんまり考えたくはないんだけどさ」
優「? なに?」
義「今のところ全八話やって、ほとんど空気だよな。オレたち」
優「……前向きにいこうよ」
◆三枝魅奈-サエグサミナ-
年齢:15歳
誕生日:4月3日(牡羊座-オヒツジザ-)
血液型:B型
性格:嫉妬深い、兄想い
概要:三枝恭史の妹。夏休み中で中学三年生。
恭史の妹だが、別に顔が似ているわけではない。
兄である三枝恭史のことを誰にも渡したくない、と少し独占欲が強い女子。
あまりちゃらちゃらした感じは好きではない。
義「おっ、これは恭史んとこの妹さんじゃねえか」
優「かわいいよね、魅奈ちゃん」
義「だよな。やっぱり妹ほしいよな……オレなんて一人っ子だぜ」
優「それは僕も一緒だよ。でもよく妹がいる人って、妹なんていらないっていうよね」
義「!? なんて贅沢いってやがんだ! だったらオレによこせ! 魅奈ちゃんを! そしてオレのことを誰にも渡したくないといってくれ!」
◆フォーカス-フォーカス-
年齢:25歳
誕生日:8月6日(獅子座)
血液型:O型
性格:短気、執念深い
概要:立花竜仔と何か繋がりがあるらしい謎の男。
立花と同じ“綻びの再構築”が使える。主な武器は懐に隠してある銃である。
フォーカスは本名ではない。ある事件をきっかけにフォーカスもムタンを追い続けている。
義「ん? こいつ誰だ?」
優「さあ? なんだか立花竜仔さんと関係があるみたいだね」
義「おい、懐に銃隠してるって……大丈夫なのか? 銃刀法違反ってやつじゃねえのか?」
優「そうだけど、それより“綻びの再構築”ってなんなんだろうね?」
義「わからん……謎は深まるばかりだぜ」
◆阿槻梅規-アキウメノリ-
年齢:63歳
誕生日:10月2日(天秤座-テンビンザ-)
血液型:AB型
性格:他人想い、優しい
概要:親のいない立花竜仔に就く執事のような存在。
若い頃は本当にどこかの執事をやっていた。
義「…………なあ、この物語の設定ってよ、どういう世界観?」
優「わからないな。まさか執事なんて存在出ると思わなかったよ、僕も」
◆三枝 母・父-サエグサ ハハ・チチ-
概要:三枝恭史の母と父。それだけ。
義「うわっ、ひでえ扱いだな!」
優「重要な立ち位置にいないってことなんじゃない?」
義「それでももうちょい考えろよ…創造主、そこんとこどうなんだよ」
優「いいんじゃないのかな?」
義「…いいのか?」
〜用語・単語〜
◆型-カタ-
概要:この世全てのモノ(人間、動物、物など)が存在するために必要な原型となるモノ。
万物の拠り所のようなところであり、補助道具のようなもの。
これがなければ万物はやがて消滅してしまう。
モノにはそれぞれ専用の型があり、ほかのモノの型に入ることはできない。
ただし、ムタンに限り型を奪い取ることができる。
型を失って消えるまでの時間は約一日であり、時間内に戻らなければ二度と戻らず、型に収まっていた精神ともなるものは完全消滅する。
しかし型は壊されない限り残るため、モノのカラダとなるものはこの世に残る。
◆綻び-ホコロビ-
概要:万物、即ちモノの欠点となる場所。
この世全てのモノは必ずどこかに欠点がある。完全なモノはありえないため、必ずあるもの。
綻びがある場所は“無”に等しく。そこにはまさに何もない状態。
立花竜仔やフォーカスはこれを視る力がある。普通の人間では視ることはできない。
ムタンはこの綻びがないことから“型無き綻び”と称されている。
◆綻びの再構築-ホコロビノサイコウチク-
概要:現在、立花竜仔とフォーカスが使える特殊な力。
綻びを視ることで、そこの情報を再構築することができる。
綻びとは即ち欠点であり“無”であるから、そこに新たな情報を追加することができるのである。
しかし、その追加された情報は一時的なものであり、時間が経てば情報は消され、元の綻びへと戻るか、再構築した者自身が故意的に解くことができる。
【立花竜仔の“綻びの再構築”】
『1.始まりは唐突に』で立花竜仔が綻びに施した追加情報は“時間停止”であり、カラオケ店内にいた人たち全員にそれを追加した。
店を出る際に指を鳴らして、その綻びの再構築を解いた。(綻びの再構築でしたことを解く方法はそれぞれである)
【フォーカスの“綻びの再構築”】
『5.ふたつの仇』にてフォーカスが綻びに施した追加情報は、強いて言うなら“脳内操作”であり、脳から送られる信号を操り、腕を動かしたというものである。
同じく『6.初夜』にてフォーカスが綻びに施した追加情報は、まず一つ目に“空間彎曲-クウカンワンキョク-”。
大気にある綻びを再構築することで空間を歪ませたものである。
二つ目に“弾道性能”。
自らが撃った銃弾の綻びを再構築し、追加情報として“追尾”を与える。
その後、跳ね返ってきた弾には“減速”という情報を追加し、肉眼で捉えれるぐらいの早さにした。
◆喫茶店Despacio-キッサテンデスパシオ-
概要:三枝恭史の住む町から少し離れたところにある喫茶店。
Despacio-デスパシオ-とはスペイン語で『ゆっくり』という意味である。
店内はとても落ち着いていて、外の喧騒などはほとんど聞こえない。
落ち着いて時を過ごす場所として、客はほとんどが一人でやってくる。
立花竜仔のお気に入りの店でもある。
義「駄目だ、俺のキャパシティを超えている!」
優「さすがによくわからなくなってきたね。僕たちの住む世界はこんなに物騒だったんだね……」
義「でも、最後の『喫茶店Despacio』なら知ってるぞ? いったことはないけどな」
優「へえー、義でも喫茶店を知ってるんだね?」
義「お前、バカにしてんのか? 俺を? ってかしてんだろ? 謝れ! この腹黒野郎!」
優「ちょ、ちょ! つかみかからないでー!!」
ということで、ここまでが現段階での『ノット・パーフェクト -DEFECT-』の設定となります。
義「うおっ!? なんかでてきた!?」
なんだか設定として取りこぼしがあるような気がしますけど、そのときは指摘してくれたらうれしいです。
優「なんだろう、声が聞こえてくる」
それでは、これからもノット・パーフェクト -DEFECT-の応援、よろしくお願いします!
義「勝手に閉めやがった……俺たちのコーナーじゃないのか!?」
ちなみにこれ終わったら、義と優がここで過ごした時間の記憶は消されます。
義・優「えええぇぇぇえええーーーー!?」
またくるときに記憶は戻るから安心してね☆
義「安心できるかーーーーーーー!!」
ちなみに、ルビについて初めて「()」をつけた上に文字が出ることに気づきました。
ですが、下らない維持を張って「--」を使います!
これからもよろしくお願いします!
次回からは、本編に戻ります。