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2.綻び

少し間が空きましたが、ほとんど説明の話です。

ルビは『-アイウエオ-』といった感じにいれています。

2009 10/5 文章の微修正

 車に乗って二十分ぐらいが経った。

 その間、俺と立花は言葉を一言も交わさず、窓の外だけを見つめている。

 時折、立花が小さくあくびをしているが、眠たいのだろうか?

 ずっと窓の外を見ていると、景色の流れが止まる。

 「着きました、立花様」

 運転手の五十代半ばぐらいのじいさんが言う。

 立花はありがとう、と一言いうと車から降りる。

 「さ、貴方も早く降りて。ここで話をしましょう」

 「ここって……喫茶店?」

 車が止まった場所で話せそうなところは車を出てすぐにある喫茶店ぐらいなものだ。

 名前はDespacio……デスパシオ? なんだ、英語じゃなさそうだな。

 「私のお気に入りの店なの、ここ。貴方も覚えておくといいわ」

 なにやら少し機嫌がよくなったような立花は店の中へと入っていく。俺も続いて入っていくことにする。

 ドアを開けると、カランカランと鈴が鳴って立花はそのまま席へと向かう。

 喫茶店ってきたことがないからわからないが、ファミレスみたいに先に何名か、というのは聞かれないらしい。

 俺も続いて立花の座った席の向かい側に座る。

 ここが本当に目的地なのか……?

 「なんだか落ち着かないわね、貴方。こういうところって初めて?」

 「ああ、まあな。喫茶店っていうんだろ? ここ」

 「ええ。喫茶店Despacio-デスパシオ-。スペイン語で“ゆっくり”っていう意味よ」

 なるほど。店の看板にあった文字はスペイン語だったのか。道理でわからないわけだ。

 って、そんなことより俺には聞きたいことがあるんだった。車の中で話そうと思っていたが、なかなか切り出せなかったこと。最後に握手をしてから話すタイミングを逃してしまっていたことだ。

 「聞きたいことがあるんだが」

 「その前に、何か飲み物頼みましょ。少し長くなりそうだし、急ぐことでもないでしょ」

 店員を呼んで立花はのんきに注文をする。俺はその態度に少しいらついていたが、店の中で暴れるのは面倒事になるだけだろう。

 「貴方は?」

 「え、俺?」

 「何か頼みたいものは?」

 机に置いてあったメニューを見てみるが、よくわからない。

 ここは無難にオレンジジュースとかだろうか。

 「……それじゃ、アイスコーヒー二つで」

 「かしこまりました」

 って、勝手に決められた!?

 そのまま店員は店の奥の方へ消えてゆく。

 「勝手に決めるなよ」

 「だって貴方決めるの遅いんだもの。それにこういうところはじめてなんだったらよくわからないでしょ」

 「確かにそうだけど……」

 返す言葉もなく、俺は少しはぶてる。

 「さて、それじゃ貴方の質問に答えようかしら」

 そういって立花は机に腕を組む。聞きたいことはたくさんあるが、聞いておくべきことに絞っておこう。

 「それじゃ、まず何で俺は連れてこられたんだ」

 そう。まず俺が連れてこられた理由。さっきの非現実的な現象よりなにより、それが一番重要なことだろう。その非現実的な力を知ったとして、俺には何の役にも立たないしな。

 「それは単純に貴方が保護対象に入ったからよ」

 その単純な答えが俺には少し理解できない。保護対象ってなんだ?

 「つまりは、貴方は狙われてるってこと。どこかの漫画なんかでよくありそうな展開だけど、これはそんな笑い話じゃない。もしかしたら貴方の命に関わることかもしれないからね」

 スケールが一気に命という大きなものにまで広がってきた。この時点で俺は意味がわからない。

 「命に関わるって、どういうことだよ。大体、俺は何に狙われてるってんだよ」

 「はいはい。一気に二つも質問しないの」

 小さくため息をついて、ちょうど店員が二人分のアイスコーヒーを持ってやってきた。

 アイスコーヒーを俺と立花の前に置くと店員は無言で去ってゆく。

 「やっぱり夏はアイスコーヒーよね」

 一口だけアイスコーヒーを飲んでから、さて、といった感じで今までどこか眠そうだった目が真剣なものに変わる。

 「まず、二つ目の質問から答えるわ。貴方が何に狙われているか。それは私の敵でもある“型無き綻び-カタナキホコロビ-”。通称ムタン」

 「……は?」

 「最後まで聞いて疑問符を発してね。まず、このムタンが何か、というのを説明するわ。このムタンというのは、さっきも言った型無き綻びのこと。まず綻びっていうものがなにかわかるわよね?」

 「綻び……何か欠けてるってことか?」

 「そのとおり。そして、その綻びは万物に存在するわ。万物には必ず綻びがある、ってよく言わない?」

 確かに、そんな言葉はどこかで聞いたことがあるような気がする。

 「万物――つまりはこの世全ての“モノ”ということ。宇宙も含めてね。そして、その全てのモノには必ずしも綻びがある。完璧なモノはないの。完璧なモノっていうのは、あるだけでこの世を狂わす。この世の全てを超越しているってことになるからね。

  だけど、このムタンは違う。型無き綻び――この世全てのモノに綻びがあるってさっきもいったでしょ? だけどこのムタンは原型となる“型-カタ-”がない。万物には型があるわ。文字であろうと言葉であろうと、それが目に見えないものでも原型の型は必ずあるもの。型っていうのは万物の綻びの補助役をするようなもの。つまりこの世に存在するために必要な拠り所-ヨリドコロ-よ。だから原型の型がないモノは、この世から消滅してしまう。それこそ、一片の塵も残さずにね。自分の拠り所を無くしたも当然だもの。人間にだって原型となる型はある。人って死んだ後も魂は消えるけど、身体は残るでしょ? それは、この世にその原型となる型がまだ存在しているからよ。それは動物にだって言えること。文字にも音にも、全てにいえることよ。だからこのムタンという存在はおかしい。原型となる型がなければすぐに消滅してしまうはずなのに、ムタンはその型がなくてもこの世に留まっている。つまりは、自分の綻びを補助するものが無くても生きていけるっていうことよ。つまりこれはムタンが完璧なモノ、ということになる。拠り所がなくても存在できる完璧なモノっていうことにね。

  ここまではわかった?」

 正直に言うと、話の半分も理解できない。俺は懸命に頭を働かせるが、オーバーヒートしそうだ。

 「つまりは、そのムタンってやつは、この世の全て。つまり万物を超越した存在だっていうことか?」

 「まあ、要点をまとめるとそういうこと」

 なんとか正解したらしい俺は少し心の中で喜ぶ。

 ……ん? だけどムタンっていうのは型無き綻び、っていうんだっけ? この言葉通りならこのムタンというやつにも綻びがあるはずじゃないのか?

 「立花。それって矛盾してるんじゃないのか? そのムタンは型無き綻び、ってやつの略称みたいなもんだろ? で、型無き綻びって言葉どおりに捕らえるんなら、ただ単に、原型の型が無い綻び、ってそのまんまの意味だろ? 完璧なモノじゃないんじゃないのか」

 いいことに気づいたわね、という感じに口元が少し笑う。

 「そう。確かに貴方の言うとおり。ムタン、つまり型無き綻びの意味はそういうことになるわ。ただ原型の型がないだけで、綻びはあるの。それは結局のところ完璧じゃないってこと。さっき私は原型の型っていうのはこの世に存在するための拠り所っていったでしょ? ムタンにはこの拠り所がない。だから人の拠り所を奪うのよ、ムタンは。

  通常、型っていうのはそのモノしか合わないようにしているものなの。だから、もしも自分の型がなくなって、他の型を奪おうだなんてことはできない。その型はその拠り所を失ったモノを拒絶するの。だけど、ムタンはこの拒絶をどうやってかは知らないけど突破して、その他の型を奪うの。そこから追い出されたモノは自分のただひとつの拠り所を失い、やがて消滅する。ムタンは完全にそのモノが消滅する前に、まったく同じモノへと変化してその型に合うようにするの。そうしてムタンはその型を自分のものにする。現世のほうではなんの変化もなく、そのモノは残って行動権はムタンに移る。これがどういう意味かわかる?」

 「つまり、ムタンも型がないと存在できないってことか」

 「正解。型無き綻び、っていうのは自分専用の型がないから“型無き”。そして、その自分専用の型がないことがムタンの“綻び”っていうわけ」

 なんとはなしにムタンに関することはわかった。だが、この質問の本題であることがわかっていない。

 「だけど、そのムタンはなんで俺を狙ってるんだ?」

 そう、これである。俺は普通の一般高校生だし、何か特別なことをやっているわけでもなければ、能力を持っているわけでもない。ただの一般人なのだ、俺は。

 「そうね。それがこの質問の本題。詳しくはわからないけど、貴方は今のムタンにとって邪魔な存在になっているのかもしれない。型を奪い取るだけなら、貴方をビルで潰そうだなんて物騒なことは考えないでしょうからね。型より先に、身体がなくなったんじゃ型のある意味がないもの」

 ビルで潰す……?

 「まさか、あのビルの倒壊は俺を殺すためにやったっていうのか!?」

 「しっ! 静かに!」

 思わず大声を出してしまった俺は周囲を見てみる。ちらほらといる客の視線がこちらに集められているのを知って、俺は耐えられずうつむく。

 「はぁ……。ま、とにかくそういうことよ。さっきもいったように、ムタンが貴方を狙う理由はわからない。ただ、貴方が邪魔になっているということは何かしらムタンが事を起こそうとしているか、単に遊びで貴方を狙っているだけかもしれない。どちらの理由にせよ、私は貴方を守るために保護対象に入れたってこと。わかった?」

 俺は少しわからないところもあったが、うなずいておく。

 「はい、これで一つ目の質問の回答は終わり! 一つ答えるだけでこんなに疲れるなんて……。貴方、あと何個ぐらい質問するつもり?」

 そんなものはあげたらあげるだけ十は軽くありそうだが、俺がどうしても聞いておきたいことはあと一つぐらいだ。俺は質問する前にアイスコーヒーを一口飲む。

 店内は元からクーラーが効いていたが、アイスコーヒーを飲むとさらに涼しくなったように思える。

 「それじゃ、もうひとつだけ質問。さっき義とか優……俺の友達とかカラオケ店内の人たちが止まっていたのはなんでだ」

 立花はまた一口アイスコーヒーを飲んで喉を潤す。さっきので結構喉が渇いていたのだろう。

 「そうね……さっきのは簡単に言うと、モノの再構築をしたのよ」

 またわけのわからないことを言い出す。だが、これがもうこいつにとっての普通らしい。俺も疑わずに信じているのはどうかと思うけどな。

 「モノの再構築?」

 「そう。さっきのムタンの話で、万物には綻びがあるっていう話は散々したでしょ? 私には、その綻びを一度広げて、新たに構築することができるの。つまりは、綻びをなくすことができるわけ」

 「綻びをなくすって……それと止まったのと何か関係あるのか?」

 「つまり、綻びっていうのは“無”なの。つまりは、そのモノの欠点ともいうべき場所。そこを広げるとどうなる?」

 綻び――つまり無。無ということはなにもないということだ。そこを広げれば……

 「その無が広がって何も無くなる、ってわけか?」

 「そういうこと。そして、その無に私は新たな情報みたいなものを加えれるわけ。この力で貴方の友達を止めたの」

 つまり……どういう意味になるんだ?

 俺は頭を働かせる。だが、今度こそ本当にオーバーヒート。もしかしたら頭から湯気が出ているかもしれない。

 「わかってないみたいね」

 「そりゃそうだろ。いくらなんでも説明不足だ」

 また小さくため息。これが常識だと思っているのか、こいつは。

 「私はモノの再構築をしたっていったわよね? そして綻びという無を広げて私はそこに新たな情報を加えられる。これだけあれば後は想像がつきそうなもんでしょ」

 「つくか。もしかして、そのモノの再構築で綻びに時間停止、とかいう情報でも加えたのか? それでカラオケ店内の人たちは止まったと? そんなバカな話があるはずがない」

 「あら、わかってるじゃない」

 「へっ?」

 「ちょっとだけ違うけど、ほとんどその通りよ。再構築の過程で無に“停止”という情報を加えたの。だけど、この再構築は一時的なもので、時間がたてば元の綻びの大きさに戻って、私が加えた情報もなくなるわけ。私の場合は大体三分ぐらいかな。もちろん自己解除も可能よ」

 なんだ、そのなんでもありな力は。そんな力があったらやりたい放題じゃないか。

 「それって使いようによっては……」

 「そうね。使いようによってはとても危険な力。世界征服だって、もしかしたら不可能じゃないかもしれない」

 そういって、立花は水滴のつき始めたコップを手にとってストローでアイスコーヒーを飲む。

 一気にその量は減っていってなくなる。最後にずずずずという音が鳴るのはよくあることだ。

 「だけど、私はそんなことに使わないわ。そんな莫迦なことにはね」

 その声には、絶対にしない、という不屈の精神があったように思えた。

 「それで、他に質問は?」

 他に質問は……たぶんないだろう。立花の正体でも聞こうと思ったが、さっきの能力とやらの説明を受けて、こいつが一般人ではないことはわかった。だけど、悪い奴ではない。さっきの言葉がそう信じさせてくれる。

 「他に質問はない。特に聴きたかったことはさっきの二個ぐらいなもんだ」

 「あら、そうなの。それじゃこっちからの話をしていいかしら」

 なんだ、まだ続くのか。まあ、これから長い付き合いになるらしいし、これからの方針みたいなものでも説明するんだろう。

 「いいぜ。どんな話でも今なら信じられると思うしな」

 「そう。それじゃ手短に言うけど、私は貴方を保護対象に入れた。だから、貴方は私の監視下に入るわけだけど……貴方、これからどうしたい?」

 「どうしたいって、長い付き合いになるんだろ? そこはお前が決めるところじゃないのか?」

 「私だってそんな拉致の真似事なんてしたくないの。それに、後々面倒事を持ち込むことになるでしょ、それじゃ」

 確かに俺がどこかに監禁されたと知らされりゃ、警察が動くかもしれないが。っていうか、それはさっき義や優たちがしたかもしれない。謎の女に恭史が連れて行かれた、とかなんとかいって警察に駆け込んでいるかもしれない。その時点ですでに面倒事を持ち込んでいるのではないだろうか。

 「だったら、俺は家に帰りたい。お前も面倒事を持ち込むのが嫌なら、そっちのほうがいいだろ」

 立花はしばらく考えて、そうね、と一言答えた。

 「だけど、監視下におかなきゃいけないから、もしかしたら貴方の家に居座ることになるかもしれないわよ?」

 ………………はい?

 一瞬の思考停止。だが確かに監視下に置く、ということはそういうことだ。自分の見えるところに保護対象を置かなければいけない。

 「ま、待て! まじでいってるのか!?」

 「ええ。いつムタンが襲ってくるとも限らないからね。ムタンも狙っている人間は貴方だけのようだし」

 「なんでそんなことがわかるんだよ!? 他にもムタンの対象になるような奴はいるんじゃないのか?」

 それは絶対にないわ、といわれて俺は少し愕然とする。

 こんなラブコメ的展開があるはずがない。今までそう信じてきた。だいたい、漫画で起こるような出来事なんてこの世に絶対にあるはずがないと俺は思っていたんだ。だっていうのに今、目の前で、そのあるはずないと思っていたことがおきてしまっている。

 家にはもちろん親だっているし、ついでながら俺には妹がいたりする。バレたりしたら恐ろしいことに……!

 「さっきから何を百面相ごっこしてるの? 貴方がそう決めたんでしょ?」

 「そ、そりゃそうだけど。何か他に方法はないのか?」

 「残念ながらないわね。私の再構築の力を使ったって一時的なものだし、貴方の危険を察知できるようなものは仕掛けられない。GPSとかああいうものを持っているわけでもないし、私は貴方を肉眼で監視することしかできないわ」

 嫌になるのはこっちよ、とため息をつきながらいう。どうしたものか……。

 「そういったってな……。だいたい、お前にだって家族がいるだろ。そこは大丈夫なのかよ」

 「…………家族は、いないわ」

 途端にあわただしくなっていた空気が重くなる。

 「あ……すまん。そういうつもりじゃ」

 「いいの。家族がいないのは小学校のときからだもの。私にとって当たり前よ、家族がいないことは」

 当たり前、といいつつもその瞳には寂しさや悲しさがあった。家族がいないのが当然、だなんて人はきっとこの世にはいないだろう。もしもそれが当然だというのならば、それはきっと軽く触れてはいけない過去があるはずだ。

 「…わかった。それじゃ俺は家に帰る。ついでに夏休みの間だけお前が俺の家に居れるかどうかも頼んでおく。これでどうだ?」

 「ええ、いいわよ。じゃあ、ここにも長居してられないわ。早いところ出ましょ」

 なんでだ、と聞こうとして立花の視線が外にあるのに気づくと俺も外を見る。

 外にはちらほらといつもより警察の数が多く見えた。

 なにやら聞き込みをしているようだ。――きっと俺のことだろう。義と優が警察にあの後すぐに駆け込んだのかもしれない。

 「やっぱりここをえらんで正解だったわね。さすがに警察もこんな喫茶店で誘拐犯がのんびりしてるとは思わないでしょうからね」

 「お前、それを計算してここに来たのか?」

 「それもあるけど、単にここが一番落ち着いて話ができる場所だったからよ。私にとってね」

 立花が立ち上がる。どうやら店を出るらしい。

 「それじゃいきましょうか。貴方の家へ」

 少しだけ微笑んで振り向く。俺はこのとき、初めて立花竜仔という女を可愛いと思った。


矛盾点などがあったらご指摘お願いします。

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