1話 試験(1)
第2章1話です!
本編どうぞ(★∞★)YEAH♪
あれから2年たった今、俺らサーメル王立魔法学校の入学試験を行いにきた。
「いいか、シャル。俺らの2年間の全力をぶつけるぞ。」
「そうですね!お兄様♪」
「最初の試験は実戦だ。俺たちはペア実戦に出るようにしているから、準備したらすぐに行くぞ。」
「了解です!」
ペア実戦。
名前の通り、2人同士で戦うトーナメント式の実戦だ。
ちなみにペアで評価は変わらない。全く同じ評価が付けられる。だから、どっちかが目立っても問題は無い。
トーナメント表を見ていると、隣のヤツが俺に声をかけてきた。
「おいおい、1回戦目はこいつとかよ(笑)せいぜい勝てるように頑張るんだなw」
「もぉwフラグ立てないのw」
爆ぜろ、リア充。筋肉バカと弱そうなギャル如きが俺らに勝てると思ってるのかよ。
てか、こいつら異世界漫画でよくあるフラグ立てたな。
「そのままその言葉お返ししますね。お兄様に勝てるはずがないです。ね、お兄様♪」
俺を庇ってくれたのか...可愛い中にカッコ良さも入ってあった気がした。
「そうだな。実力は見た目じゃないからな。とりあえず闘技場へ行こうか。」
「はい!」
ちなみに俺らは6番目だから観戦の時間がある。
誰が強いのかを見ておかないと。決勝の時に困る。
闘技場へ着くと、もう1試合目の決着がついていた。
始まって少しなのに。
誰だ?勝った人は?いくら1試合目でも早すぎるぞ。
シャルにトーナメント表を取ってもらうと、その人はどうやら
”ミール・クラスト”という人らしい。
属性は”剣属性”。
魔法属性まで剣だから剣を極めろと言われているみたいだな。
どちらもきっと強いのだろう。
決勝で戦うのが楽しみだ。
その後は強そうな人は現れず、決勝で戦うのはミールで確定だろう。
「さぁ、行くぞ!シャル!」
「私たちの強さを見せつけましょう!」
自分たちの実力も分かるし、楽しみでもあったから気合がすごく入っている。もちもんシャルも。
入場ゲートのような所へ行き、5試合目の人を待っている。
今やっている人、早く終わってくれ。
《さて、次は6試合目、レクレール兄妹とカーライ&ハマナペアが戦います!》
アナウンスが試験とは思えないテンションだ。
お祭り感覚でやっているのかもしれないな。
「余裕で勝てるなwさっさと終わらそうぜ、ハマナ。」
こいつは大剣使いだな。属性は...やべ、見忘れてた(笑)
ハマナとか言うギャルチックなやつは魔法使いか。
バランスはバカな2人でも取れるんだな。
「ほら、剣だぞ。アイツらを潰すぞ、シャル。」
俺は収納箱(異次元収納可能)から剣をシャルに渡した。
シャルは俺がミスリルで作ったこの剣を武器にして戦う。
俺自作の魔力回路もあるし、超軽量化魔法の付与もしてある。
閃光眼を使っても壊れることは無いだろう。
無論、俺は魔法しか使わないから、剣はない。
もっと言えば、杖も使わない。
ほぼ無詠唱で戦う。魔眼もあるし、杖はいらない。
だから、俺は無装備だ。
なめられるのも仕方がないかもしれない。
「お兄様、行きましょう!私たちのコンビネーションも見せましょう!」
「おう!さぁ、勝つぞ!」
そう言うと、俺らは闘技場の中へ入っていった。
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