60話 朝
「よし、今日は遅刻してないな。余裕を持って動いてるから安心できる。」
「その通りですね♪走って登校しないでいいのは久々なので、登校時の街の様子とかが分かります♪」
言われた通り、朝日に照らされている王都を見るのは久しい。
だから、爽快感のようなものを感じることが出来る。
もちろん早寝早起きをしたからというのもあるだろうが、朝の空気がいいからだと思う。
「先程話していたことですが、本日校長先生に精霊の国に行くことを伝えるのですよね?」
「そうだが、気になることでもあるのか?」
「はい......学校はどうなるのでしょうか?退学になったらどうしようかと......」
下を向き、物凄く困っていることが分かった。
本来そのような様子を見せないことから、余程重大な事だと思っているのが伝わる。
3人からすれば、重大でも何でも無いことだが。
「私達は退学でも問題無いわ。でも、学校を退学されることはほぼありえない話よ。」
「何故ですか?」
「簡単な話だぞ。この4人は異常な強さを持っている。そんないい人材を逃がすことはしないはずだ。」
その通り俺らはチート級の強さがあるのに、わざわざ退学させると学校側は損しか残らない。
これぐらい、頭のぶっ飛んだ校長でも理解してると思う。
さらに言えば、Sランクには上げるのにそれ以外はしてくれないのかと疑問にもなる。
「深く考えすぎていました......でも、おかげさまで心のモヤモヤは無くなりました!」
「そうか、良かったよ。学校でモヤモヤして集中出来なくなるのは勿体ないからな。」
他の2人も無さそうだし、このまま学校へ入ろう。
立ち話してて遅刻しました!とか言ったらどうなる事か想像出来ないからね。
さてと......学校が終わるまでのんびりすることにしておこうかな。
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