6話 魔眼
6話です!
ついに属性が...わかるぅ⤴︎ ⤴︎
本文へどうぞ!
「こちらの魔石に30程の魔力を流してください。」
神父は、俺たちに野球ボールぐらいの魔石を渡してきた。
スキル鑑定みたいに魔法陣じゃないんだな。
ところで、30の魔力だと......そこまで少ない魔力を出したことが俺はない。
ミスって大量の魔力を流し、魔石が耐えれなくて割れる運命が見えるぞ(汗)
「これでいいですか?」
シャルは魔力の通った魔石を心配そうに渡した。
魔石が綺麗に黄色とピンク色に光っているな。
まさかそんなに早く30の魔力を流せるとは思ってもなかった。
あ、シャルは魔力無限じゃなかったわ(笑)
「これは光と回復魔法の属性ですね。相性がよく、戦闘にも回復にも応用が効きますよ。」
「そうなんですか?それは良かったです!」
シャルの嬉しそうな声が教会に響く。
月属性じゃなかったけど、十分いい属性だな。
おっと、俺は頑張って30の魔力を流さないと。
「俺も出来ました。どうでしょうか?」
少し多めの魔力を流してしまったか?
めちゃくちゃ濃い水色と黒っぼい紫色になっている。
そんな魔石を神父に渡した。
多分この色は、水色は水属性で黒紫色は闇属性だと思う。
「おやおや、これまた相性がいいですね。氷属性と闇属性ですね。」
「本当ですか?嘘じゃないですよね?」
それなら俺の望む通りの属性だぞ!?
どんなけ俺は運がいいんだ?
ガッツポーズをしたいぐらい嬉しいんだけど!
転生も出来て、妹が可愛くて、属性も希望してたやつじゃないか!
「本当ですよ。神に仕える神父は嘘をつきません。」
神父の言葉はとりあえずいいけど、嬉しすぎる!
やばい、叫びたい。心拍数200超えてるんじゃないか?
「すごくうれしそうですね♪お兄様♡」
シャルが抱きついてきて、言ってきた。
可愛い。てか、表情に出てたか?
かなり恥ずかしい......けど、今でもニヤけが止まらない。
「次は魔眼の確認をしましょうか。きっと更に嬉しい報告になると思いますよ。」
神父にもバレてた。笑顔でこんなことを言われたら、確実に顔に出てたと分かってしまう。
「どうやって魔眼の確認をするのですか?」
正直、魔眼についての知識はゼロに等しい。
どんな魔眼があるのか、またどうやって使うのかも分からない。
「魔眼は目に魔力を込めるとすぐに使えます。それの能力でなんの魔眼なのかを測定します。」
すぐに使えるだと......これは便利だ。
欲を言えば時間系だといいんだけどなぁ......
「それでは目に魔力を込めて見てください。」
俺は目に1000ぐらいの魔力を込めてみた。
すると水色になったという左目から、手の甲ぐらいの魔法陣が出てきた。
「これは”氷結眼”ですね。目に見える所になら一瞬で氷を創り出せます。それはどんな形でも大丈夫です。」
流石に時間系では無かったか。
それでも俺の魔法の属性とはピッタリだ。
魔眼と属性が同じになるとは限らないからな。
どっちかと言うなら当たりだろう。
「試しに少し使ってみてもいいですか?もちろん、教会を壊したりしませんし、人に当てたりもしません。」
ダメかな?やっぱり神聖な所だし、そんなことはしては......
「いいですよ。」
いいんだ。
神父は笑顔で答えてくれた。
失敗の事は考えていないのかもしれない。
けど、試せるのはありがたい。
「ありがとうございます。それでは試させてもらいます。」
早速俺は、目の前に氷の壁が出来るのをイメージした。
すると、待つこともなく想像通りの壁が出てきた。
「これは凄い、魔眼ってこんなに便利なのですね。」
「それは良かったです。今後の人生に役立ててくださいね。」
宗教勧誘みたいなのはないんだ。少し驚きかもしれない。
大体、こうゆうのを理由にして勧誘してくると思ってたから。
「私も魔力を込めてみますね。」
真剣な顔で魔眼を試そうとしている。
さぁ、次はシャルの魔眼の測定か。どんな魔眼なんだろう?
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