52話 正々堂々(1)
その体は、痩せマッチョと言うのが相応しく周りから見ればヤクザそのものだ。
「フォルス・レクレール。俺はOriginのパーティリーダー、バル・ドラグスターだ。」
「......元Bクラス最強のパーティか。」
「その通り、お前達がくるまでは1だったな。だが、そんな順位はどうでもいい。俺らはお前達と正々堂々戦ってみたい。良ければ1番手で戦わせてくれ。」
バルか、この人は強い。
あのリア充や闘技場最強のやつとか、性格がハッキリ言ってクズだった。
が、バルは心が出来上がっている。
心が出来てる人間は、自然と強いやつが多い。
「もちろん、受けて立つ。正々堂々......久しぶりにいい相手と戦える。」
「そう言ってもらえて光栄だ。校長よ、闘技場か?」
「2人とも熱いね!ちなみに闘技場は使われてるから、僕の魔法の世界で戦うよ!」
戦うよ!とか行ってる最中に、魔法の世界とやらに全員入っていた。
魔力を感じるからここは異次元空間の中、俺の影と同じ理論だろう。
けど、闘技場のようになっていて実力差があるな。
「さぁ、バル君のパーティもフォルス君のパーティも準備して!整ったら始めるよ!」
刀......制御出来るだろうか。
共鳴を使わなければ大丈夫だろうし、装備しておこう。
他の3人は準備出来てそうだし、作戦だけ話しておこう。
「SonicKiller集合。作戦を言う。」
「了解した、2人とも体動かす前に聞いておこう。」
アリアが模擬戦を行ってる2人を呼び、全員が集まった。
体動かすなのか?かなりキツいことだと思うけどな......
「今回の作戦、正々堂々、正面衝突、全力。これだけだ。」
「手を抜かなくていいのね。すぐにやられちゃいそうだけど相手の要望でもあるし、本気でやるわ。」
「それで良いと思う。あそこまで覚悟されてたら、手を抜く方が失礼だ。」
作戦を伝えた後は、全員離れて戦闘形態へと入った。
相手も十分用意が出来たようで、校長がアナウンスを始める。
《用意出来たみたいだね?じゃあ、始め!!》
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