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”魔力無限の転生者”  作者: 黒色透明
第二章 〜魔法学校へ通います〜
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48話 本当の兄妹(2)

「遅かったけど、何かあったの?」

「いや、迷子になった。おまけにシャルが木で隠れてて、尚更分からなくなってた。」

「それは迷子になるわね。しかもここら辺は森だし。」


騙せて良かったと一安心。

話していたことは、出来る限り秘密にしてあげたいし。

ゆっくりと伸びをして、大の字で倒れた。


「ここの星空、穴場かもな。」

「私もそう思うぞ。こんなに綺麗な星空よりも綺麗な星空があるなら見てみたいものだ。」

「空気もよければ、風もいい。他の条件もいいからだと思うわ。」


自然で時間の流れが早く感じるのは桜以降初めてだな。

桜と共に見たかったな。

夜星桜とか名前はめっちゃかっこいいけど景色は美しいことが確定されている、2つの意味でいい言葉だと思う。


「15分くらい経ったけど、1回様子見してきたら?」

「嘘!そんなに経ってたんか!このまま見てたら1時間ぐらい見てそうだ! 」


全力ダッシュでシャルの場所へ向かう。

あの後、のんびり行ってたから合計30分ぐらい経っている。

いくらなんでも1人にさせ過ぎたかも。

《身体強化・脚》


「全く......遅いし、足音がうるさいですよ?お兄様。」

「悪い、悪い。気づいたら結構時間が......」


そこには綺麗に立っている、妹がいた。

さっきと違い悩みが無くなったからか、ただただ美しさだけが俺の目に映ってる。


「何かおかしい......ですか?」

「その逆だよ、美し過ぎて言葉を失った。星空も似合っているし。」

「嬉しいです♡」


俺は褒めに来たんじゃない、呼んでいいか聞きに来たんだ。

2人がいい加減に待っている。

多分、パーティーみたいに全員で騒いで笑いたいんだな。


「もう呼んでいいよな?」

「いいえ、私がそっちに行きます♪ほら、行きますよ?」

「全く......」


俺の手を引っ張り、場所も知らないのに歩き始めた。

どこか行きたいところでも、あるのだろうか?


「お兄様、さっき本当に好きなら結婚してもいいって言いましたよね?」

「......まぁ、言ったけどそれがどうした?」

「私はお兄様が大好きで仕方がないです。なので結婚してください♪」


おーう。

からかったつもりだったんだが、ブラコンには本気だと思われたらしいな。

困った、これはとても困った。


「まだ早いわ。もっと大きくなって、色んな人と関わって、それでも好きなら考えてやるよ。」

「えぇ......そんなぁ......」

「でも、断った訳じゃないから頑張るんだな。」

「はい!とりあえずキスさせて下さい!」


キスとかいきなりぶっ飛んでんねぇ......前世含めてもした事無いのに。

ブラコンとは怖いものだな。


「まぁ、許可貰わなくてもさせてもらいますが♪」

「落ち着け!ちょ!ちょ!」


つーかーまーっーたー。

剣士には叶わんよ......力の使い方が違うもの。

大人しく、される道しか無いな。

嫌な訳では無いけど、極力そういうことはしたくないんだ。


「覚悟決めましたね?」

「それしか道が無いからな。ただ、皆んなには言うなよ。パーティなんだから、全員大切にしたい。」

「人が良すぎですよ、そこがいいんですけど♪」


悩みが無くなったら、こんなにブラコンって加速するもんなのか?

もはやヤンデレじゃね?と思うぐらいになったんだが。


「......なんて、冗談ですよ♪結婚したら毎日するので、今日ぐらいお預けでもいいです♪」

「結婚前提なのは、なんでなんだ?」

「なんででしょうね?♪」


俺からシャルが降りたので、喋りながら2人の元へと向かった。

その間、兄妹の懐かしい話をしたが、それでもブラコンになった理由は教えてくれない。

気になって仕方がねぇ......

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