32話 入学試験
アナウンスが流れると、筋肉バカがいきなり攻撃をアリアに仕掛けている。
「遅いな。」
「俺の《BURST》を.......流石クソ野郎のパーティメンバーだな。」
「そんなに潰されたいのか?」
そんな会話を身体強化で聴力アップして聞いていたが、俺はどうやらクソ野郎みたいだ。
まだいいや、生きる価値がないとまでは言われてないからな。
「.......不意打ちか。そっちの女は魔法使いだな。」
「チッ、外したわ。」
ひょろひょろの水魔法を華麗に避けて喋りかけている。
こんな魔法を放つ人は魔法使いとは言わないだろ。
剣士のシャルやミールの方が圧倒的に強いぞ。
「少し本気を出させてもらう。《Wind》」
アリアは風を纏い、丸型のバリアを作った。
俺はそれを見た瞬間に異次元の強さだと理解し、勝手に氷の壁を作っていた。
観戦の邪魔になるから、ミールが速攻で破壊してこっちを見た。
ごめんって。
しかしただのバリアだと勘違いした筋肉バカは斬りかかったが、その瞬間に無数の《ウィンド・カッター》が襲う。
もちろん即座にダウン。
もう1人のギャル女は戦意喪失、筋肉バカを連れて出ていった。
――
「なんだったんだ?あいつらは。」
「俺も分からん。変な事でキレとったしな。」
「アリアちゃん、入学おめでとう!ってシャルちゃん倒れているじゃん。」
全く空気を読まないで校長がいきなり褒めてきた。
そして勝手にツッコミを入れてきた。
本当にこの校長は頭が少しイカれているな.......
「校長、私は何クラスだ?Gからならすぐに昇級試験を受けるが.......」
「あっ、みんなBクラスね!」
「は?」
「いやぁ、フォルス君達はダンジョン攻略成功しているし、アリアちゃんも異次元の強さだと分かったしね!」
「はぁ.......」
どうやらもうBクラスらしい。
もう少しまともな学校生活を送らせてくれ。
学生という最高の時期を、マッハ3ぐらいの勢いで過ごしているからな。
「ということで明日自己紹介よろしくね!特にフォルス君!」
「.......知っていますね、俺が自己紹介苦手だって。」
「え?なんの事かな?ボクシラナイナ〜」
「.......クッ」
棒読み全開の校長が煽りながら話してきた。
ふざけているな、この校長。
同級生でも無いのにめっちゃ親しく話してくるし、その割にはめっちゃ強いから怖さがあるんだよ。
マジで何をされるか分かんねぇ。
「帰るぞ、ミールとアリア。シャルは俺が連れて帰る。」
「もう帰っちゃうの?」
「はい。ダンジョン攻略したばっかで疲れてますし。」
「そっかー.......そうだ!Bクラスの担任僕やるね!」
「.......え?」
「フォルス君に魔法を教えてあげるよ!」
嬉しいような悲しいような感情に浸っている。
強いひとから教えてもらうのはありがたいことに違いは無いけども、この校長には教えて貰いたくないな。
「あっ、宿屋にテレポートさせてあげる!それじゃあ明日〜」
「へ?」
手を振りながら魔法を速攻で使い、俺らをテレポートさせてくれた。
全くあの人の心の中が分からない。
そんなことを思いながら自分の部屋へと入っていった。
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