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”魔力無限の転生者”  作者: 黒色透明
第二章 〜魔法学校へ通います〜
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31話 対話

「まず、初めましての子がいるね。僕はこの学校の校長だよ〜こっちの事情で名乗れないけども。」

「.......」

「君は見ての通りエルフだよね?そうじゃなくてもフォルス君のパーティなら大歓迎だよ!」

「.......え?」

「この学校は特に種族は関係ないんだ。ただ、エルフだから注目は浴びるだろうけどね。」


校長はアリアと面談しているかのように俺たちを無い存在にしている。

アリアはこの様子から分かる通り、俺ら以外の人間にまだ抵抗感があるみたいだ。

俺はこの校長に恐怖感があるみたいだ。


「校長先生、アリアは入学って事でいいんですか?」

「そうしたいんだけど、とある2人が君たちに腹が立っているみたいで.......」

「とある2人?」

「その子たちとアリアちゃんに戦ってもらって、勝ったら入学って事にしようかな?と。」


ヘラヘラしてる校長が、俺との最初の面談みたいに深刻な感じを出している。

こういう時だけしっかりしてるな。


「アリア、戦えるか?」

「もちろんだ。普通に倒すでも殺すでも大丈夫だ。」

「殺しはしなくていいからね?そこは勘違いしないで!」


慌てた校長が必死にジェスチャーをしながら答えてきた。

人間とエルフの関係を知っているからこそ、こんなに慌てているのだろう。

エルフの大半は人間を殺したいと思っているからね。


「.......校長よ、それは誰だ?」

「Fランクの生徒のハマナちゃんとカーライくんって言う子だけど.......」

「お兄様、あの人たちですね。」

「あぁ、あいつらだな。」


苦笑いしながら俺とシャルはアイコンタクトをとって、校長の方を向いた。

どうやら、あの2人の事を知ってたとは知らなかったしく驚いている。


「フォルス、その2人って実技試験時の人よね?」

「そうだな。初めてシャル以外の人から攻撃を喰らったから印象深いな。」

「しかもあの人たち、容姿でお兄様の事を弱いと判断しましたしね。」


どうやら、シャルは未だにその事を忘れていないようだ。

怒っているけど、笑顔なのがまた怖い。

校長は単純に怖いし、アリアは校長に抵抗感があって怖いし、シャルは笑いの裏側に怒りの感情があって怖いし。

修羅場なのかな?ここは。


「知っているなら話は早いね!早速戦ってもらおうかな!」


そう言うと、反論する間もなく魔法を使われて闘技場へワープしていた。

目の前にはあの2人もいるし。


「おいお前ら.......お前らのせいでFクラスじゃねぇか。」

「うるさいですよ、筋肉の方。お兄様を馬鹿にしたことと、殴ったことを忘れていませんからね?」


威圧感全開のシャルが、殺すと言わんばかりの目で筋肉バカに近づいていく。

相手は若干引いているが、大剣を構えて戦おうとしている。


「落ち着けシャル。アリアの入学試験だからな。」

「はっ.......すみません。」

「珍しいわね、シャルが冷静を失うのは。」

「お兄様の事をバカにしたり、怪我させたりした人には本当に腹が立ってしまうので.......」

「さすがブラコンね。」


そんなことをしている間に、戦いの準備が出来たらしく俺ら3人は観戦席へ行った。

まだシャルの怒りが若干残っているから、とりあえず頭を撫でてあげたら落ち着いた。

てか、倒れた。


「ミールよ、戦いが始まりそうだけどシャルが倒れちゃった。」

「膝枕でもしてあげておいたら?フォルスの事を思って怒っていたんだからね。」

「嬉しいかは置いておいて、してあげるか。」

「あ、今度私も膝枕してちょうだい。」

「はぁ.......」


嬉しそうに倒れているシャルを俺の膝に乗せて、始まるのを待っている。

アリアは問題なさそうにこっちを向いて、少し笑っている。


《アリアVSカーライ&ハマナペアの戦い、初め!》

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