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”魔力無限の転生者”  作者: 黒色透明
第二章 〜魔法学校へ通います〜
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28話 エルフの祭り(3)

「爆発魔力弾大会.......人間にはその文化がないわね。」

「そうなのか?我々エルフにとって祭りの醍醐味だが。」


俺は何かは察しているのだが、言わないでおこうか。

爆発、祭り、大会。

もうあれしかないだろ。

あれだろあれ、綺麗だやつだよ。

こっちの生活し過ぎて忘れたわけじゃないぞ、縁がなかっただけだから。


「どちらにしろ、教えるよりも見た方が分かりやすいだろうな。」

「?.......見た事あるのか、フォルス。」

「いいや、見た事ないぞ。」

「無駄にこういう知識はあるから、気にしなくていいわよ。」


アリアが理解したかのような、驚いている様な顔をして俺を見つめてくる。

やめて、そんな可愛い顔で見てこないでぇ!

ジロジロ見られるのが俺は苦手みたいなんだ。


(陰キャ歴20年以上)


特に可愛い女の子が目の前にいるともっと無理。


(彼女いない歴=年齢)


「とりあえず最初と最後はしっかりと目に焼き付けておけ。魔力自慢のエルフが出るからな。」

「フィナーレはサプライズあるよな?」

「今まで無かったぞ?なんだ、人間の本ではそう書いてあるのか。」


あくまでも大会であって、その時のエルフ次第で変わると。

一応、スタートとフィナーレの概念はあるみたいだが。


「始まりますよ、皆さん!どんなやつなのか楽しみです♪」

「さぁ、少し上を見ていろ。」

「?」


ミールとシャルは困惑している様子だが、アリアが指をさしてここを見ればいいと指示をする。

最初を見逃すのは勿体ない。

ついに大会がスタートだ!


《ドォォォォォォォォォォォォン!!》


と爆発音と共に、綺麗な花火が夜空へと咲き誇る。

その人の属性によって色も変わっていて、魔力量しだいで大きさが変わる。

スタートは盛大な5色の特大花火で始まった。


「これが爆発魔力弾ですか.......美しいですね。」

「確かに、醍醐味と言われても過言d.......は無いわね。」

「おい、ミール。食べ物を食いながら語るな。滅多に見れないんだぞ。」

「フォルスも食べながら見なさいよ。格段に美味しいわよ。」

「諦めるんだな、フォルスよ。」


パーティになったばっかりの、アリアでさえミールが大食いで食への執着が凄いと知っている。

昨日散々食べたんだろうな.......どんまいだな。


「はぁ、とりあえずフィナーレまでは食べながらでもいいか。」

「ほら3人とも、これ美味しいわよ。」

「私はこれを見ているので大丈夫です。」


珍しくシャルが誘いを断った。

相当気に入ったのか、小さい花火でも見逃さずにずっと見ている。

そのせいか、ミールはしょんぼりとしている。


シャル以外が食べたりしながら見ていると、あっという間に1時間がたち大会はフィナーレを迎えていた。

さすがに俺たちもフィナーレぐらいはただただ見ていたいな。

ミールは知らんが。


連発して花火が上がると、最後にめちゃくちゃ大きいですよと言わんばかりの花火が上がっているのが見える。


「これで最後みたいですね......」


このことを俺が聞くと、上がっているのにも関わらず立ち上がった。

驚いたことに最後の花火が期待外れで、めちゃくちゃ小さく他の3人は唖然として消えた花火を見ている。


「おいみんな!最後ぐらい目に焼き付けておけ!」

「え?終わったんじゃ.......」


そう言うと俺は綺麗な夜空に目掛けて、5億ほどの魔力を込めて放った。

会場でもまだきっと余韻に浸って、夜空を見ているエルフが大勢いるはずだ。


《ドカーーーン》


最後に水色と紫色の特大な花火が夜空へと咲き誇り、凄く大きな余韻を残して消えていった。

会場から離れた所にも関わらず、歓声の声が聞こえてきている。

パーティの3人は儚さと華やかさを感じたのか、ずっと夜空を見上げ余韻に浸っている。

特にシャルは感動して涙目になりそうなぐらいだ。


「やっぱり、フォルスお兄様がいて良かったです。こんなに感動したのは初めてですし、最後のやつが言葉で表せないぐらい凄かったです。」

「そりゃあそうよ。俺と一緒にいる人には楽しい思いをさせたいからな。」

「.......さすが規格外リーダーね。」


こうして爆発魔力弾大会こと花火大会は終わり、俺らは部屋へとさっきの話をしながら戻っていった。

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