24話 エルフの妹
「君のお兄さんってバーガスという名前のエルフだよね?」
「.......何故それを?」
「俺らは頼まれて、探しに来た。まさかボス部屋にいるとは思わなかったけとも。」
一瞬、彼女が疑いの目を向けてきたがそれは晴れて喋りかけてきた。
そんな中、戦闘中の2人はボスを容赦なくボコボコにしているけど。
「兄は元気か?」
「君が帰んないから悲しそうにしてたけど、元気はあったと思う。」
「そうか.......」
何か思い当たるとこがあるのか知らないけど、彼女は深く下を向いている。
家出だったらしない方がいいぞ。
1回したことがあったが、ボロクソに言われたからね。
もちろん、今のボスみたいに怪我をさせられたしな。
「ところで、名前を教えてくれるか?俺の名前はフォルス・レクレールだ。」
「私はアリア・キャンベルだ。」
「ところで、なんで下の階層には帰れるのに帰らなかったんだ?」
「.......」
「なら、また今度教えてもいい時に教えてくれ。」
こくりと小さく頷き、アリアは眠たそうにあくびをした。
もしかしたら一睡も出来てないかもしれないからな。
あれからずっと出来てないなら、2週間ほど睡眠してないじゃん。
14徹はもはや脳死してしまうぞ。
「眠いなら寝てもいいぞ。俺らが村まで運んでやるから。」
「本当か?なら、お言葉に甘えて寝かせてもらうことにする。」
アリアは俺の肩にもたれてきたと思ったら、すぐに寝付いているのが分かった。
この景色見たらシャルが嫉妬してしまう気がしているのだが、気にしてはいけないな。
これは仕方がないことだから。
そうこうしているうちに、戦闘をしていた2人が帰ってきた。
ボスは呆気なく倒されていて、とても可哀想だった。
だって魔石は取られ、羽などは全て地面に落ちているからね。
「ずるいですよぉ、バーガスの妹さん.......私もお兄様の隣で寝ますからね!」
「はぁ、それでもいいけど寝かせてやれよ。」
シャルは嫉妬してアリアの寝ていない方で俺にもたれかかって寝ようとしているし、何故かミールも嫉妬していて膝枕を要求された。
俺は全身枕男じゃねぇよ(笑)
でも、俺も疲れているし氷の結界を創っておいて仮眠しようかな。
♢
「.......ん、目が覚めたか?」
目を開けると、俺はアリアに膝枕をしてもらっていた。
この世界はこういう感じのところで寝ると、膝枕をしてもらった状態で目覚める世界なのかな?
めっちゃ目が覚めるんだけど。
てか、アリアってミールやシャルと違って胸があるな。
どれぐらいかって?知りたい?
目測ではDかEはあると思うぞ。
「もぉ.......私がお兄様に膝枕したかったですよ。」
「私もだけど、ジャンケンで負けたし仕方ないでしょ。」
「私なりのお礼だ。」
「あ、どうもアリアさん。最高のお礼ですよ。」
「.......そうか。」
恥ずかしそうにアリアが別の方向を向いている。
性格はカッコいいけど、可愛い顔をしているから尚更ギャップを感じていて、更に可愛い女の子に囲まれていて幸せな気持ちになった俺であった。
それも大切だけど、とりあえずエルフの村に帰らないと!
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