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”魔力無限の転生者”  作者: 黒色透明
第二章 〜魔法学校へ通います〜
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16話 攻略前

ダンジョン攻略当日、俺らのクラスは最終打ち合わせを行っていた。

もちろん、俺らは遅刻寸前だったけども。


「今回は9パーティを3つに分けてダンジョン攻略をしてもらう予定だが...」


先生はこう言いながら、俺らの方へ来た。


「お前らは1年だが、実力は気持ち悪いから1パーティだけでダンジョン攻略してもいいぞ。」

「え?いいんですか、学校の利益にもかかわりますよ?」

「大丈夫だ。お前らは校長のお気に入りだからな。」


先生はあっさりとこんな発言をしたが、クラスの人からは「やべぇ」とか「ふざけてる」とかの声が上がっている。

正気、お気に入りまでいってると思ってなかった。

でもお気に入りなら、1つだけわがままをお願いしてみようか。


「先生、俺らの行くダンジョンの指定をしていいですか?」

「場所次第だ。多分、校長はいいって言うからな。」

「お兄様、昨日の帰りに話したところですか?」

「あぁ、”森のダンジョン”へ行きたい。」

「お前ら、正気か?情報も少なくて、謎まみれダンジョンだぞ?」

「知ってます。それでも行きたいんです。」


先生は驚いた顔を隠しきれないまま少し考えている様子だ。

謎まみれだからこそ、ダンジョンは攻略の楽しさがわかると思う。

しかも、この世界の森に行ってみたい気持ちもある。

よく漫画である大樹みたいなのもあると言う情報に期待しているし、それがダンジョンだと言われているからな。


「分かった、校長に聞いてくる。」


「よし、Cクラスのパーティこっちへ来い〜。」


ウェーバー先生は、転送の魔法陣へそれぞれ案内した。

ちなみに、俺らは森のダンジョン攻略を校長から許可された。

本当に怖いけど、いい校長だ。


「.......森のダンジョンだから、剣に火属性つけた方がいいかしら?」

「まだ大丈夫だ。向こうに行って、弱点属性が分かってからその魔法を付与しよう。」

「分かったわ。」


ミールは深く頷き、フードを外した。

本当に綺麗な黒髪だよなぁ。

いつもフードを被っていて、ショートみたいな感じで見えるけどロングだから、なんか違和感を感じるな。


「あ、シャル、髪を結んでるゴムがちぎれそうだぞ。結んであげよっか?」

「本当ですね.......え?結んでくれるのですか?」

「いいよ、とりあえず新しいヘアゴム貸して。」


シャルは嬉しそうな様子で俺にゴムを渡してくれた。

そんなに嬉しいことなのか?まぁ、本人が嬉しいならいいや。

俺は普通に髪を結んであげた。


「お兄様、髪を結んでくれたのは10歳の協会の時以来ですね♪嬉しいです!」

「確かにそうだな.......てか、よく覚えてるな。」

「はい!凄く嬉しかったので♪」


俺に笑顔で嬉しかったことを教えてくれた。

全く、こういうところが可愛いんだよ。

尊すぎて死にそうだわ。


「最後はお前らか〜ダンジョンで死ぬなよ〜」

「もちろんです。」


ウェーバー先生は魔法陣を起動させ、俺にアイコンタクトを取ってくれた。

その瞬間、光に包まれて巨大樹の森のダンジョン前まで転移していた。

16話を見ていただき、ありがとうございます。

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