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第4回 どんな形があるかな

こんにちは、加瀬優妃と申します。


第4回は

「どんな形があるかな」


……握り方、食べ方……そしてちょっと、思い出話。


 さて、コンビニで売られているおにぎりの形。

・パリパリ海苔は「三角」

・直巻きしっとり海苔や海苔なしは「丸」

・手巻き寿司は「円柱」

・ます寿司などの押し寿司系は「四角」

……というのが、私の認識です。


 家でおにぎりを握る場合、やっぱり三角ですかね?

 たまに真ん丸の……いわゆる「げんこつおにぎり」を食べている人も見かけますね。

 でも、お弁当箱に入れるとしたら「俵型」が入れやすいかも?


 ウチはずっと、「限りなく丸に近い三角」でしたね。

 ……要するに、母はおにぎりを握るのが下手だったんですけども。

 小学校高学年ぐらいになると、私の方がきっちり三角柱に握れるようになったので、おにぎりを握るのは私の当番になりました。


   * * *


 ……ここでちょっと思い出話。

 母の大学時代の友人が本当に久しぶりに――恐らく十五年ぶりぐらいに家に訪ねてきました。

 積もる話もあったでしょう。二人は延々お喋りをしていたんですね。

 そして日も沈み……辺りは真っ暗になりました。

 ずっと自分の部屋に籠っていたものの

「夕飯どうするのかな」

と思っていたら、母が私の部屋に顔を出しました。


「悪いけど、ご飯を炊いておにぎりを握ってくれる?」

「いいけど……」

「海苔と梅干しは使っていいから」


 その頃、私の家は貧乏で、遠路はるばる来た友人のために出前を取るお金もなかったんですね。

 母の友人は勿論、ウチの状況は把握していたので、気を遣って

「そろそろ……」

と言っていたのですが、母の方がもう少し喋りたかったので引き留めたそうです。

 

「見栄っ張りのあなたがおにぎりだけを出すなんて……よっぽど大変なのね。構ってられない状況なのね」

と、その友人は母の愚痴を思う存分、聞いてくれたそうです。


   * * *


 せ、切ない……。

 他にも思い出はあるはずですが、「おにぎりの思い出」となると一番に出てきたのがコレですね。

 当時の私はあんまり「恥ずかしい」とか分からず「どうぞー」と出したのですが、母は本当に恥ずかしく、情けなかったらしい。

 でも、全部をさらけ出してでも話を聞いてほしかったのだろう、と思います。



 さて、そんな「三角おにぎり」ですが、皆さんはどうやって食べますか?

 私の場合は


①三角のてっぺんをパクリ。

 ※ここで重要なのは、この一口で具まで到達することです。

②等脚台形になった右と左をパクパク。

 ※ここで注意しないといけないのは、具の落下ですね。

③最後に残った四角をパクリ。

 ※喉に詰まらせないように。


……という感じでしょうか。4口でいきます。

 具の配分が難しいですよね。最後に残りすぎるとご飯の味がしなくなるし、②で具を食べ過ぎると最後が淋しくなるし。


 配分、ちょっとうるさい方なんですよね。

 話はそれますが、カレーを食べるとき、最後に「カレーばっかり」「ご飯ばっかり」になったら嫌じゃないですか?

 ですので、途中で

「うーん、残りの分量からいくとコレぐらいかな……」

とカレーとご飯の量を見極めながら食べ進めます。

「じゃあ、最初に混ぜてしまえばいいんじゃね?」

という意見もあるかと思いますが、それは嫌なんですよね。ご飯にカレーをかけながらちょっとずつ食べ進めたい派です。


 ……あれ? ちょっと話がずれちゃいましたね、すみません。

≪次回予告≫


 さて、おにぎりの形について話をしましたが……次からいよいよ、具の話にいきましょう。

 ということで、次回予告。


 11/7「第5回 やっぱり焼きたらこだよね」。


 読んでくださりありがとうございます。 <(_ _)>

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加瀬優妃は現在
『田舎の民宿「加瀬優妃亭」へようこそ!』
というエッセイを連載しております。
「なろう世界」での日記みたいなものです。
こちらもよろしくです。
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