表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
校内ダンジョンの命運は名前で決まる  作者: 蓼丸 シュン
1/2

〜日常は突如非日常に〜

 新学期。夏季休業の終わりの寂しさと再び始まる日常シナリオの喜びを噛みしめる。・・・はずだった! 

 日常は突如姿を消した。その代償に現れたのは見慣れた校舎の見慣れない迷宮ダンジョンだった。


 水神ミナカミ 英雄エイユウは入学式という言葉が嫌いだった。親から背負わされた名前の重みにいつも苦しめられていた。そういうのもエイユウは何一つ人より優れたものを持っていなかったのだ。「あののび太ですら特技があるのに。のび太って名前の方がまだマシだ」というのが彼の口癖だった。高校に入っても名前と自分のギャップをいじられることは覚悟していた。そこでエイユウは誰とも関わらずに卒業するつもりでいた。

 入学式当日・・・呼名の時間がやってきた。

 「水神 英雄」「はい」

 クス クス・・・

 エイユウは自らに浴びせられる好奇な目線に気づかないふりをしていた。いや、そうするより他になかった。

 「宮園ミヤゾノ 未来フューチャー

 微かなざわめきは沈黙に変わった。エイユウも耳を疑った。その出会いはその後、二人の運命を大きく動かすのだった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ