矢印な彼と消しゴムなあいつ
「俺がもし―だったら、」
高校2年生。始業式。学校へ向かう途中。一瞬間。時間が停まり灰色になる世界の中。たった一人鮮明な色を持つ、あいつ。に。すべてを奪われた俺。好きだと告白。玉砕。しかし。転校生だと俺のクラスに連れて来られたのはあいつで。
〝あいつだから〟〝同性でも関係ない〟はずなのに。
「男だからあいつが好きだったのか…」
異性・同性・親子・夫婦・疑似親子・友人・子弟。病を持つ一人と次第に自分の性癖に悩み始める一人の二人の人物を中心に、それぞれの想いをコメディ要素に傾けつつもシリアス入りで高校、大学、社会人を経ながら進めていきます。
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHPと「カクヨム」でも同時掲載中です。
2021/12/2. かんわ「空の宇宙」大学1年生 12月編「永遠の象徴の橘に/うやうやしく手を掲げてそっと囁く」を公開。
宇宙に行けたら
高校2年生。始業式。学校へ向かう途中。一瞬間。時間が停まり灰色になる世界の中。たった一人鮮明な色を持つ、あいつ。に。すべてを奪われた俺。好きだと告白。玉砕。しかし。転校生だと俺のクラスに連れて来られたのはあいつで。
〝あいつだから〟〝同性でも関係ない〟はずなのに。
「男だからあいつが好きだったのか…」
異性・同性・親子・夫婦・疑似親子・友人・子弟。病を持つ一人と次第に自分の性癖に悩み始める一人の二人の人物を中心に、それぞれの想いをコメディ要素に傾けつつもシリアス入りで高校、大学、社会人を経ながら進めていきます。
『文芸webサーチ』『幻想検索』にも登録しているHPと「カクヨム」でも同時掲載中です。
2021/12/2. かんわ「空の宇宙」大学1年生 12月編「永遠の象徴の橘に/うやうやしく手を掲げてそっと囁く」を公開。
宇宙に行けたら
補足 登場人物
矢印な彼と消しゴムなあいつ 登場人物
2019/01/07 21:39
(改)
高校2年生 4月編
出会ったら/TPOを考えましょう
2016/06/28 14:07
(改)
特別だと/一笑を払って叫んで
2016/06/28 17:05
(改)
大空を/青にだけ染めないで
2016/06/28 17:07
(改)
点と線の究極体それは/三角の螺旋回転!
2016/06/28 17:11
(改)
千切れた桜のはなびらは/天地に強烈なあわを射す
2016/06/28 17:17
(改)
高校2年生 5月編
飛び跳ねる薫風は/ほのかな日差しを兆し、温もりを与えた
2016/06/28 17:21
(改)
蕗に積もる川/あめの鱗にかえる
2016/06/28 17:28
(改)
こいのぼり/ゆうゆうと波にのり、しかと地にたつ
2016/06/28 17:32
(改)
鯉が濃い焦がれるのは/空を泳ぐ鳥だった
2016/06/28 17:35
(改)
赤と白の蓮華草/月光色のはちみつ
2016/06/28 17:38
(改)
五・二・三、戀文/こい風味
2016/06/28 17:40
(改)
高校2年生 6月編
蒼い梅の小雨に/心身が、津深と。
2016/06/28 17:50
(改)
流傘/かさはながれをせきとめる、そして、かさがながれをはげしくする
2016/06/28 17:56
(改)
高校2年生 かんわ編
You are my SUNSHINE.(原田佐之助)
2016/06/28 18:01
(改)
魔法使いなんかに誰がなるか(真田かりん)
2016/06/28 18:05
(改)
大学1年生 7月編
打ち水/波紋と涼を生み出す
2016/08/04 15:48
(改)
桐の花に届かぬ/蛍火
2016/08/04 15:50
(改)
てんかいを求めんとして/清明を失う水飴
2016/08/04 15:53
(改)
大学1年生 8月編
つゆ草に囚われ/つゆ草を受け入れきれず
2016/10/26 21:35
(改)
導きの/ほおずき
2016/11/24 13:37
(改)
水引/宣戦布告か祝儀か
2016/12/14 21:19
(改)
蒴果はじけて/すだち誘う
2017/05/30 11:47
(改)
大学1年生 9月編
野分のぶどうジュース/一掃と癒しを口にする前
2017/06/09 15:15
(改)
禾の途の無花果/身の内に宿る花のひろうは幾許か
2017/08/29 12:32
(改)
気高き美しさを持つキク/明光よりも暗闇を必要とするはより魅了せんが為
2017/12/13 18:32
(改)
鶺鴒の鳴き声合図に/夕影に粧い飾る
2018/05/31 23:21
(改)
焦げ目焼きなすびを肴に/だし昆布を一献
2019/04/12 22:46
(改)
大学1年生 かんわ編
宇宙を丸ごと食べちゃいたい!
2019/05/15 22:09
(改)
大学1年生 11月編
秋眠のさつまいも/粧う山の頂に雲をなす
2020/04/30 17:29
(改)
川上の山茶花/焚きを封じた落ち葉船に辿り着く
2020/05/30 15:48
(改)
ほうれん草を髪飾りに/茶の花をくちびるに、
2020/05/30 23:25
(改)
休息、遊戯、群れへの切望/まひわが金盞銀台に羽を下ろす理由は、
2020/07/30 00:21
(改)
お気に入りの手袋をした両の手に/こぼれんばかりのりんごを抱えてひた走る
2021/04/29 00:21
一編みひとあみこんで手の形になった袋/片っぽでも揃っていてもからっぽだった
2021/12/01 19:22
(改)
かんわ
空の宇宙
2021/12/02 15:09
大学1年生 12月編
永遠の象徴の橘に/うやうやしく手を掲げてそっと囁く
2021/12/02 22:17