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IWN(淫夢を狙え)  作者: MUR
第五幕
18/25

歴研

「問題」


「浮世をば

 今こそ渡れ

 武士(もののふ)

 名を高松の

 苔に残して」


「この辞世の句を詠んだ人物は?」


「清水宗治」


「ピンポンピンポンピンポン」


 引き戸がガラッと開けられる。


「遠路はるばるようこそ、秋元殿」

「なあ、いい加減止めないか?こういうの」

 と言いつつ、乗ってしまっている俺も相当アレだが。

 

 こいつの名前は北畠晴臣。

 唯一にして最後の歴史研究部員。

 このままだと、歴研は来年にはお家取りつぶしだな、こりゃ。

 大体こいつのせい。


 身長180cm。

 体重約100kg.

 そのうえ、アニオタかつ歴史オタ(日本史特化型)とくれば、お察しである。

 ちなみに古文と日本史だけはありとあらゆるテストで9割5分以上を常にキープしている。

 残りの科目は壊滅だが。

 バランス考えろよ、バランス。


「して本日は何用でござるか」

 ガン無視して話を進めてくる。

 ダメだ、こりゃ。


「お前、確か古書も読めたよな」




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