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ロックとノック
「やあ、また会ったね」
「そんな嫌そうな顔をしないでくれよ、僕としては君との会話で退屈が紛れるのを楽しみにしているのだから」
「こうして挨拶を交わすこと自体も喜びを感じているのだし」
「そうだ、せっかくだ。今回は挨拶のマナーについて語ろうじゃないか」
「日本人は、入室の際、ついドアを2回ノックしてしまうそうだ」
「ところがこれは、国際的、特に欧米の常識だとトイレに使うものらしい」
「国際マナーではノックの数は4回、もし相手が親しい間柄であれば3回が正しいという」
「ところがこれで、めでたく解決、というわけにはいかない」
「実際のビジネスシーンにおいて、2回で行うことが多々ある、ということだ」
「そもそも、日本は障子や襖の文化で、ノックをすること自体、歴史が浅い」
「そんな中、4回ものノックは多すぎる、そう感じる人が一定数いる」
「つまり、このノックの回数は、意識高い系が作った、マナーのためのマナー、そういう面もある、ということだ」
「もはやここまで来ると、いったい何がしたいのか、不可解といわざるを得ない」
「まあ、僕個人としては、そんな滑稽な様子を見るのは、最高の暇つぶしになっている」
「それではまた次回、ごきげんよう」
明日3/19午後8時10分、次回投稿予定




