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act0.開交宣言
私は、基本的に家に居るのが好きだ。
だから、自然と何もしなければ引きこもりになる。
もしも神様が、あるいは家族や世間が許すのなら、私は間違いなく喜び勇んで、引きこもりライフを満喫するだろう。
だが、現実には経済的、健康の面からも不可能である。
私は、今持っている健全な精神と引き替えにしても引きこもってイイとさえ思っている。
なぜならば、人と話すのが好きではないし、自分の部屋のベットが好きだからだ。
私だけではないはずだ、本当はみんな引きこもりたいハズなのだ。
みんな仕方なく、まともな生活をしているのではないかと私は密かに思っている。
しかしながら、私は引きこもりライフを書きたい訳ではない。この物語は、私が
「とりあえず間接的に人々の生活に関わっていこう」
と決意する事から始まる物語だ。