第3話 姫ちゃんのキャラクター決定!モチーフは宝石?
姫ちゃん、その他魔法少女ほとんどラスボスを倒した時重症を負っています。姫ちゃんは最強クラスでしたが全治数年の大怪我レベルでした。魔法少女なので回復が早いですが一般人だったら死んでいるでしょう。
「決めたです!!VTuberキャラクター!!」
事務所のミーティングルームで、姫ノは元気よく宣言した。
「この前はすまなかった。てっきり裏方と思って、キャラクターはどんな路線なんだ?」
「宝石です!!宝石モチーフのイラストを描いていただくですー!」
「ほう、宝石か。何の宝石にするんだ?」
「ルビーにするです!!」
「おお、いいな。もうイラストの依頼も済ませたのか?」
「はい!最近は仕事が手際よくなってきたので、定時で終わらせたいです!」
「なんでそんなに急ぐんだ?」
「ルメリアちゃんを守るためですー!!」
「いや、それはたまたまだろ!」
「ルメリアちゃん顔が赤いですー!大丈夫ですか?」
「うるさい!もう!」
「ルメリアちゃん、泣いちゃったですー!」
姫ノとメルリア(ロゼ)は和気あいあいとした雰囲気で打ち合わせを続けていた。
しかし、キャラクターデザインが決まっても、性格やストーリー設定はまだ決まっていない。
「でも、性格とかどうするんですか?まだ決めてないですよね?」
「うーん……もういっそ自分の性格をベースにすれば?」
「なるほど!友達に相談しよう!早速呼んできますー!」
姫ノが魔法陣で呼び出したのはかつて一緒に戦った魔法少女仲間。ユイだ
「姫ちゃん、お久しぶり!」
「ユイちゃんも久しぶりですー!何年ぶり?」
「1500年ぶりですー!!」
「え?ゼロ2個多くない?姫ノさん?」
「合ってます!」
「えぇ?1500年!?」
「そうなんですー!」
ロゼが「やっぱり普通じゃないな……」と小声でつぶやいたのを、姫ノは華麗にスルー。というか聞いていなかった。
「実はね、相談したいことがあるです!」
「VTuberキャラの性格とか決めるのって難しくて……」
「なるほど~。うん、難しいけど……姫ちゃんの性格半分と、創作で作る性格半分って感じがいいんじゃない?」
「おお!それはいいアイデアですー!メモってくるですー!!」
(スタタタタ……)
「行っちゃったね、姫ちゃん。」
「うん。ところでユイさんも魔法少女なんですか?」
「え? うん、知ってるの?」
「はい。前に姫ノさんに魔法で助けてもらったんです。」
「へぇ~、そうだったんだ。私はね、時間の魔法少女だよん♪」
「時間……?」
「うん、その場に過去・現在・未来の“時”を生み出せるの。」
「す、すごいですね……!」
「ただいまですー!!」
「おっ、戻ってきたか。」
「ユイさん、ありがとうです!では、お帰りくださいですー!!」
「うん、また近いうちに会おうねー!」
「はい!また300年後に!!」
「……さんびゃくねんご?」
ユイちゃんと姫ちゃんは数百年~数千年の周期で会っています。