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第2話 夜道にご注意を

メルリアちゃん夜道にご注意を!ですー!(意味深)


「私、VTuberとしてのキャラクターを決めたいのですーー!」


「……お前、事務じゃなかったのか」


「一応VTuber志望で事務所に入ったですー!」


 


この前はごめん。てっきり裏方かと思ってた。

VTuberになったら、俺の後輩ってことか。よろしくな。


「よろしくですー!」


「お前、どんなキャラがいいとかある? お前みたいなの、王道だと魔法少女とか多いんだよな」


「……そうなんです? 話題は真逆のキャラクターがいいですー!!」


 


キャラクターにすると、バレちゃうかもですー……


(※言いながら、めちゃくちゃバレそうな顔してる)


 


「……もう21時か。俺、そろそろ帰るけど。お前も帰んなよ?」


「私は残業するです! ご心配ありがとうですー!」


 


そうか……。じゃ、気をつけてな。


 


――――――――


 


今日も疲れたな。

日付が変わるまでには寝たいところだけど、勉強もしなきゃならんし……。


 


「おっ? なかなか金持ちそうなガキいるな。特にあの腕時計とイヤリング……合計100万はするぞ」


「やっちまうか?」


 


はあ……もうすぐで家――


 


「っっっンーーーッ!!」


 


「上手くいったぜ。ちゃんと口塞げよ」


 


――――――――


 


「残業終わったです! 22時、意外と早めに終わったですー!!」


 


……けて……たすけて……


 


「!! テレパシーを感じるです。しかもこの声、メルリアちゃんです!

きっと危ない状況です! 助けないと!!」


 


でも――。


私が魔法少女だと知られたら、この会社にはもういられないですね……


 


「おーい坊ちゃん、もっと持ってんだろ? もーいっぺん殴ろうか? 今度は金属バットだぞ?」


「もう金はない……。俺は自分で働いてるんだ。お前達みたいな金の稼ぎ方してたら、もっとあったかもな」


「……もういっぺん殴ってやるよ!!」


「っっっ!!」


「金属バットはやはり危ないですー!!」

(ふぅ、私の魔法が便利でよかったですー!)


 


「なんだお前……!」


「どうしたんだよ! 危ないぞ、姫ノさん!!」


 


「メルリアちゃんが私の名前呼んでくれたですー!! これ以上嬉しいことはないですー!!」

(はっ、ひとりで盛り上がってしまった……)


 


「おい女……お前もここで死にな!!」


 


「――爆ぜろ」


 


「私の魔法は、私が言った言葉を現実にする力なんですー! 便利でしょう?」


 


「ま、魔法……? 姫ノさん、君は何者なんだ」


「メルリアちゃん、目を閉じてくださいです!」


「えっ!?」


 


爆ぜろ、焼き殺せ、切断しろ、撃ち殺せ。


「メルリアちゃんのこと殴ったんだから、これぐらいされて当然ですー!!」


 


……


 


「終わりましたですー!! 帰りましょうです、メルリアちゃん!」


 


「あの……この死体、このままで大丈夫なのか? 姫ノさん……」


「大丈夫です! 私の魔法の()()()()()2()4()()()ですから、

この方たちは2()4()()()()()()()()()()()()! ただ、痛みは忘れないですー!」


「そ、そうなのか……」


 


――――――――


 


「君……魔法少女だったんだね」


 


「……はい。私のこと、気持ち悪いと思いましたか……?」


 


「いや。助けてくれて、ありがとう」


 


「メルリアちゃん……ありがとうです!! そういえば、お名前なんなんです〜?」


 


「俺の名前は――ロゼ」


 


「ロゼさん! これからも仲良くなれたら嬉しいですー!!」

キャラクター紹介ミニ

姫ちゃん

本名不明

出身地不明

身長158cm

体重46kg

メモ

好きな物 メルリアちゃん

嫌いな物 メルリアちゃんの嫌いな物、命を粗末にする人

魔法は自分のなにかを代償に発動する物なのでその攻撃に見合った代償が自身の身体から抜き取られます。

体重、身長、成長、血のどれかから代償を出されます。

自分より弱い人への攻撃は代償を最小限に抑えられます。

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