表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

第3話 ユウキ


「何を作っているんですか?」

「ん? 防具だよ」

 ユウキは顔を上げないまま、すぐ隣から問うてくる声に答えた。

「もしかして、また突っ切るつもりですか、あそこ」

「うん」

「なんで防具1つで耐えられるんですか、あんな灼熱地帯」

「なんでって言われても……」

「普通は無理ですよ、防具あったって」

「いや平気だよ、全然平気」

「……なんとなく、防具だけが理由なわけじゃない気がしてきました」

「ん? どういうこと?」

「……なんでもないです」

 防具を作りながら首を傾げたユウキは、ふと顔を上げた。

「作ってやろうか? まだ素材が余っているから」

「いえ、遠慮しておきます」

「遠慮なんていらんって」

「結構です」

 はっきりとした断りの言葉が可笑しくなったユウキは、思わず大きな笑い声を上げた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ