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お隣さんとの甘口生活  作者: シロ
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第1話 2人の出会い

「あの…どうかされました?」


 泉秋が友人との遊びの帰り道に彼女ーー南瀬亜珠あずと出会うきっかけになったのはマンションの扉の前で彼女が慌ただしくカバンの中を漁っていたからだ。


 高校1年生の春休みつまり、新高校2年生となる秋は1年前から1人暮らしをしている。そんな日のこと家に帰ると隣の部屋の扉の前で慌ただしくしている同世代くらいの女の子がいた。

 秋が初めて彼女を見た時、どうしたのだろう?と思ったことと裏腹にとても驚いたのだ。

 彼女はセミロングの艶のある髪の毛にとても可愛らしい美少女だった。


「あの…どうかされました?」

亜珠は今まで焦っていたわけか秋に声をかけられて驚いていた。

「今日からここに引っ越してきたんですがここに来る途中に鍵を無くしちゃったみたいで…」

彼女が慌ただしくカバンを漁っていたのは鍵を無くしてしまったからみたいだ。

「不動産の人に言って合鍵を貰えないの?」


「さっき不動産の人に電話をして合鍵を届けてくれるみたいなんですけど30分くらいかかるみたいで」


 夜20時をすぎる時間帯なので外はとても寒い。こんな中外で30分も彼女を待たせるのは悪いと思い、

「自分隣の部屋に住んでるんですけど不動産の人が来るまで部屋で待ちます?」

と言った後に自分が彼女に対して何を言ったのか理解した。

慌てて

「あっあの本当に他意はないです。ついほおっておけなくて…」

 慌てて言ったせいか彼女に笑われてしまった。

「ふふっ。じゃあ不動産の方が来るまでお邪魔させてもらいます。」


部屋の中に入る。彼女に飲み物を出そうとするが名前が分からないことに気付いた。

「そういえばお名前はなんて言うんですか?」

「私は南瀬亜珠です。お兄さんは?」

「俺の名前は泉秋です。南瀬さんは飲み物何飲みます?」

「不動産の方が来るまでですし大丈夫ですよ。」

初めのうちはなんとか会話が出来ていたもののお互い初対面ということもあり徐々に会話の数が少なくなっていった。

そこで秋は少し気になっていたことを質問した。

「南瀬さんってなんで1人暮らししようと思ったんですか?」

「あー私、今年から新高校生になるんですけど実家から離れた高校に通うことになるので1人暮らししようかなーっと思って笑笑」

そんなこんなで話をしていると外から南瀬さんの名前を呼ぶ声が聞こえた。不動産の人が来たのかもしれない。

「不動産の方が来たみたいなので帰りますね。お家の中に入れてくださってありがとうございます。」

「いやいや俺がおほっておけなかっただけだから気にしないで。」

「じゃあ泉さん行きますね。お隣さん同士これからよろしくお願いしますね。」

彼女は満面な笑みで言った。彼女の可愛らしい笑顔に見惚れてしまって返事が遅れてしまい、少し顔が赤くなりながらも

「こちらこそよろしく頼む。」

軽い挨拶をして彼女は部屋を出ていった。


初めまして。シロです。

なろうに興味を持ち連載をさせてもらいました。処女作ですが暖かい目で見てもらえると嬉しいです。

連載は都合上不定期になってしまうと思いますが頑張って連載していきたいと思います。

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