370:ゆるママとオフコラボ!①
お待たせしました!!!
⋯⋯という訳で来てしまった週末。
僕は薫さんの家へ向かうと、由良さんが僕を出迎えてくれた。
「あっ、優希くんおはよ!さぁさぁ上がって上がって!」
由良さんがそう言いながら僕を家に入れると、すぐに薫さんを呼び始める。
「お姉ちゃん!優希くん来たよ!」
「す、すぐ行くからもう少し待って!」
早く来すぎちゃったかな?と思っていると、由良さんが僕に耳打ちしてくる。
「お姉ちゃん、優希くんに良い姿見せようと思って服選んでるんだよ」
由良さんはニヤニヤと笑いながらそんな事を僕に教えてくれる。それ聞いちゃって良かったのかな⋯⋯?
「⋯⋯というわけで、お姉ちゃんから服預かってるから優希くんもおめかししちゃおっか!」
「えっ?」
僕は由良さんに連れられ早速着替えをする事に。
♦︎
「わぁー!可愛い!」
「あ、あの⋯⋯凄くスースーするんですけど⋯⋯」
「スカートだしねー」
「そ、それだけじゃなくて生地も凄く薄いんですけど!?」
僕が今着ているのは白いフリルドレス。スカート部分がかなり短いのを除けば真っ白で清楚感は満載⋯⋯なのは良いけど、僕が着ると、その、なんていうか⋯⋯下半身がすーすーすると言うか。それに心無しか透けて見えるような⋯⋯気のせい、だよね?
今までも勿論こういうのは着たことはあるけど、どうしてもこのレベルの短さは慣れないんだよね。
「あーとーはー⋯⋯これ!」
由良さんがそう言いながら取り出したのはフリルがたくさんあしらわれたカチューシャ。
「うん、凄く似合ってるよ!お人形さんと言うか⋯⋯うん、正統派美少女って感じ!」
「あ、ありがとうございます⋯⋯?」
鏡で自分の姿を見ると、確かにそんな感じがする。
そんなやりとりをしていると、薫さんも部屋に入って来た。
「お、お待たせ⋯⋯どう、かな?」
恥ずかしそうにそう言いながら部屋に入る薫さん。薫さんはそのままでも十分すぎるほど綺麗なんだけど、それを際立たせるような服が薫さんの魅力を底上げしているように見える。僕が白いお人形をイメージしているとしたら薫さんはその逆。ただの色違いではなくて、薫さんには大人の色気のような物を感じる。
「薫さん、凄く似合ってます!」
「お姉ちゃん似合ってるよ!」
ただ、少し言うとするなら⋯⋯
「(ちょ、ちょっと露出が多いような気がする⋯⋯恥ずかしくて言えないけど⋯⋯)」
そう考えていると、薫さんが気付いた様子。
「優希くん、配信の時は上に軽く羽織るから安心してね」
「えっ!?は、はい!」
恥ずかしそうにしながらも薫さんは僕にそう言ってくる。こう言う時に余裕ある返しが出来るのは流石だなって思う。僕ならテンパっちゃう自信あるよ。
「⋯⋯優希くん、もっと見たい?」
「えっ!?」
薫さんは突然何を言い出すの!?
「ふふっ、冗談」
「も、もういきなり言われたらびっくりしますよ⋯⋯」
そんな僕らの会話を聞いていた由良さんは突然部屋を出る素振りをする。
「お姉ちゃん、私ちょっと出かけてこよっか?」
「ちょっ、それは困るからやめて!」
「だっていきなり優希くんを誘惑しはじめるし⋯⋯」
「⋯⋯じょ、冗談だよ!」
「優希くん、顔真っ赤にしてるけど?」
「い、言わないでください!」
「⋯⋯優希くんもちゃんと興味はあるんだ?」
「か、薫さんはそのままでも十分素敵ですから!」
思わず、そんな言葉が出る。
「えっ、うん⋯⋯その、ありがと⋯⋯」
「そこはヘタるとこじゃ無いよお姉ちゃん⋯⋯」
「と、とりあえず配信、始めましょう!」
「そ、そうだね!」
「はぁ⋯⋯二人揃って奥手すぎだよ⋯⋯」
「(早くベッドに押し倒しちゃえば良いのに)」
由良はそう思いつつも配信の準備にとりかかった。
♦︎
『リス兄、リス姉こんにちは!白姫ゆかだよ♪』
「お久しぶりです。柿崎ゆるです」
:コラボとは聞いてたけどまさかのオフコラボ!?!?
:しかも二人とも可愛い!最高だぜ!!
:ゆるママさん本当スタイル良いなぁ
:ゆかちゃんお人形さんみたいで可愛い!
:ヒャッハアアアアアアアア!!!!新鮮なゆるゆかだあああああ!!!!!
「お人形さんみたい、って言ってる人がいるけど正解だね。今回のイメージはメリーさんとかで有名な西洋人形なんです」
『で、でもちょっとスカートが短すぎる気がするよ!?』
「可愛いし、恥ずかしそうにするゆかちゃんが見れるから⋯⋯セーフだよね?」
『セーフじゃないよ!?』
:セーフです!
:裁判官「セーフ」
:ふぅ
:み、みえ⋯⋯ない⋯⋯
:どうして見えないんだ?救いはないのか?
:ゆるママならまだしもゆかちゃんのスカートの中なんて⋯⋯見たいに決まってるよな?
:お前ら⋯⋯仲間だな
:世界よ、これが日本だ
『どうしてボクのスカートの中見たがるのかな!?変態!』
:ありがとうございます!
:ご馳走様です!
:ご褒美ありがとうございます!
:うきゃあああああ!!!
『あ、ダメだ何言ってもご褒美になる⋯⋯』
『と、とりあえず!今日のメインは前ピヨッターで募集したライブでどんなボクを見てみたいか!だよ!』
:俺は可愛い系で送った
:私はイケメンゆかちゃん!
:俺は両方見たいんだよなー2曲とか無いのかな
浮雲ふわり:VLFは基本2曲ですよー
:ふわちゃん!?
:知っているのか雷電
浮雲ふわり:たまに両日出る人は曲変えたりしますけどゆかちゃんはどうなるんでしょうかー
『あ、ふわりお姉ちゃん!良いことに気が付いたね!』
『今回はね、2曲同じのを両日やる予定だよ!』
:同じ曲なのは正直助かる
:他に聞きたい人もいるから両日はマジで助かる
:ん?両日って言うなら他のVさんもそうなんじゃ?
:VLFは招待枠っていうのがあるんだよな、招待枠の人は両日やるのが通例なんだよ
『へー⋯⋯そうだったんだ⋯⋯』
「ゆかちゃん知らなかったんだ」
『一応調べてはいたんだけど⋯⋯そこまで詳しくは見てなかったよ⋯⋯それにお話聞いた時は最初から両日前提だったし!』
「あ、確かにそれなら疑問にも思わないかもね」
:確かに最初からそれだと気にならないなー
:どんな曲やるか決まってるの?
:それは俺も気になる!
『えーと、やる曲はまだ決まってないんだけど⋯⋯』
「そのイメージを作るために配信する事にしたんだよ、ね?」
『うん!だから皆、どういうイメージがいいのかボクに教えてね!』
「私がそれをすぐ描くから、皆で良いと思った物を教えてね」
:今ここで描いてくれるの!?
:豪華すぎる
:やったあああああ!!
:それを使ってMVとか作るのかな
『それじゃあ今からざっと見ていくから、まだ送ってない人は早めに送ってね!』
お久しぶりです!
実は今月ホロライブのEXPOとFesに参加していまして、かなり楽しんできました。
そのおかげで知識も広げられたりと良いお休みになったんじゃないかなと!!
次話も近日中に投稿しますので待っててくださいね!(執筆は既に完了で、現在修正等してるとこです)




