354:お父さんとオフコラボ!②
色々忙しく更新遅くなって申し訳ない⋯⋯
準備を終えてボクとお父さんは既に用意していたワールドへと入って、ナイトハルトさん達の準備が終わるのを待っていた。
『すごくシンプルなワールドだね⋯⋯?』
「正直今日使うつもりは無かったんだけどな⋯⋯なんでこう、もしかしたらで作ったものが使う事がこう多々あるのか、俺にはわからねぇよ⋯⋯」
『あ、あはは⋯⋯これって見た通りのワールドだよね?』
「あぁ。基本的にはスタジオとして使ってるワールドだな。うちのダミヘを部屋にリンクさせる機能をさっきONにしておいたから、対象の人間をダミヘの位置にワープさせて強制ASMR装置に出来るようになってる」
「⋯⋯よし、マイクのセットもOKだし配信を再開するぞ?」
『うん!お父さんもちゃんとゆりモードにならないとだよ!』
「⋯⋯はぁ、そうだったな」
♢
『みんなお待たせ!準備ができたよ!』
「皆さんお待たせいたしました。これからは白姫ゆりになって進行させていただきますね」
:ゆりちゃんきたああああ!
:ゆかゆりしか勝たん
:さぁハルトくん死ねぇ!!!!
:ド直球で草
「さぁまずはこれが本日の処刑台です」
『THE 椅子!って感じだね!』
「高さの調整はしてありますが、私達を見ながら囁かれるシチュを楽しめるでしょうね」
:楽死める⋯⋯
:どんな悲鳴が聴けるか楽しみだァ
:ハル虐で草
:秋夜くんもいるぞ
:マネージャーもいるぞ
:死体が3つか⋯⋯来るぞUMA!
:来ないと思う
「さぁ、まずはジャブから行きましょうか。
最初はマネージャーさんからです」
そう言うと、椅子にマネージャーさんの3Dモデルが現れる。少しキョロキョロとして、深呼吸をしながら精神統一をしているようにも見える。
『最初はジャブだから軽めなんだよね?』
「はい」
「ほ、本当にジャブなんですよね!?
私、死にませんよね!?」
「⋯⋯頑張ってくださいね」
「何で目を合わせないんですか!?!?」
「⋯⋯それじゃあゆかちゃんも準備は良いですか?」
『うん!』
「私の意見は!?!?」
「じゃあいきますよー」
「ああああああああああああ!!!!」
「マネージャー、男の私にこんな格好させた上に耳元で声を聴きたいだなんて⋯⋯変態、なんですね?」
『しかも男二人を女装させてこんなコト言われて⋯⋯恥ずかしくないの?』
「うぐぅ⋯⋯」
「ふふっ、面白い反応⋯⋯♡ふー♡」
「わひゃぁ!?!?」
『今の気持ちよかった?』
「だめ、ダメですううううう!!
これ以上はあああああ!!!!」
『あっ、そっか。ボクにもして欲しかったんだよね?
ボクのファンだって、ゆりちゃんから聞いてるよ?』
「ま、待って⋯⋯」
『だーめ♡はい、ふー♡』
「ぬははばじゃkまばふわぁ!?!?」
「ゆかちゃん、トドメいきましょうか」
『うん!』
「『ふー♡』」
「アッ」
「『へんたいさん、おやすみなさい♡』」
小さな悲鳴が聞こえたと思えばドサリ、と音がする。
:
:
:これでジャブ⋯⋯無理⋯⋯
:普段から聴いてなかったら死んでた⋯⋯
:
:
:
:かなりの奴らが死んでるぞ⋯⋯
「ふふっ、またつまらぬものを斬ってしまいました」
『殺さないで!?』
「ふふふ⋯⋯次はハルトくん逝きましょうか!」
『なんかイントネーション違くないかな!?』
「ふふっ、大丈夫、ダイジョーブ」
そして、次の犠牲者が召喚された。
♢
「マネージャーっちが、死んだ⋯⋯?」
召喚される前、俺っちは待機場所で配信を見ながら待機していたっす。
そして、目の前で起きているのは虐殺。
いとも容易く行われる言葉による拷問。
「あぁ、次は俺っちっすか」
絶対死んだわ。
「覚悟、キめるっすかねー」
そして俺っちはあそこに召喚されたっす。
「ふふふ⋯⋯次はハルトくん、どうやって〆てあげましょうか」
視点が切り替わると目の前にいたのは先輩こと白姫ゆり。何やら怪しい表情をしているのが嫌な感じっすね。何を考えているかわかんないっす。
「ねぇ、ハルトくん」
「な、なんすか」
返事をすると、手で俺っちの顔を触れてくる。その手付きは艶かしくて、男だと分かっていてもドキドキさせられる。そんな事を考えていると、顔に触れている手がツー⋯⋯と、撫でるように下へ向かう。
そのまま手は下へ下へと進んでいく。実際に触られているわけでもないのに身体を触られているかのような錯覚を覚える。
「(な、なんなんすかこれ⋯⋯!?アニメでお姉さんキャラが色仕掛けしてくるみたいな⋯⋯そんな感じなんすけど!?)」
「私に、ナニして欲しい?」
俺っちに抱きついているんじゃないかと思うほど近い距離でそんな事を先輩は囁いてきた。
破壊力がやばいってレベルじゃないっすよ!?
「ごぶぁ!?!?」
思わず何かを吐き出した俺っちに追撃がやってくる。
『もう、ゆりちゃんだけズルいよ⋯⋯ハルトお兄ちゃんは、ボクとしたいよね?』
後ろからはゆかちゃんが俺っちを抱きしめて⋯⋯あ、これ無理だ。
「ハルトくん」
『ハルトお兄ちゃん』
「『どっちと⋯⋯したい?』」
やばい、相手が男と分かってるのに。
性癖が歪められる音がする。
「だ、ダメっす⋯⋯」
「ダメじゃないです」
『ダメじゃないよ』
「こ、これ以上は」
⋯⋯死ぬ。間違いなく。
「うるさい口ですね⋯⋯」
先輩はそう言うと、俺っちに思い切り抱きついてくる。3Dモデルの胸の部分が顔に当たる。
「ほら、こういうのが好きなんですよね?」
『ふふっ、男二人に抱きつかれて嬉しい?』
ご褒美としか思えない状況。
だが相手は男。
「どうして先輩やゆかちゃんは女の子じゃないんすか⋯⋯」
「どうしてと言われても⋯⋯」
『困っちゃうかな⋯⋯?』
「性癖歪んだらどうしてくれるんすか!?
俺っち、嫁さんだっているんすよ!?」
「⋯⋯それってつまり」
『ボク達にドキドキしちゃったってコト⋯⋯だよね?』
そう言うと、二人はゼロ距離で、吐息が感じられるくらい近くに来る。
「『ヘンタイ』」
「アッアッアッアッアッアッアッアッ」
二人からかけられる言葉。ASMRじゃなければまだ耐えられた。でも、これはASMRだ⋯⋯つまりしぬ。
『「ふー♡」』
ただでさえ悶えているところにトドメの一撃がやってくる。
体が勝手に痙攣を起こし、意識が遠のいていく。
我が生涯に、一片の悔い無し——っす。
『あははっ、おもしろーい♡』
「魚みたいにビクビクしてますね♡」
「⋯⋯あれ?」
『⋯⋯死んでる?』
「流石にこれはやりすぎでしたかね」
『ボクが言うのもあれだけど、お父さん何を考えてるのかな⋯⋯セリフが死ぬほど恥ずかしいんだけど⋯⋯』
「恥を耐えねば人は殺せませんよ」
『殺すためにやってるわけじゃないんだけど!?』
「というかですね、コメント全然来てないんですけど⋯⋯」
『まさか⋯⋯』
「『みんな死んでる⋯⋯??』」
お久しぶりです。
新作の執筆に時間を取られたり、雪の影響で体力が死滅したりとちょっと大変でした⋯⋯
先月の1/24から新作のねね活が連載スタートしました。
美少年のマヒロや、これから先も数人の年下男子が主人公のアラサーお姉さんの下に現れる女性向け漫画になります!
頑張ってお話し書いてるのでぜひ読んでもらえたら嬉しいです!
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