343:反撃される策士なの
お待たせしました!!!
差分?はて、何のことやら⋯⋯
「⋯⋯ふぅ」
ある意味で酷い目にあった。
ご褒美⋯⋯とも言えるのかもしれないけど、僕みたいな人間からすると恥ずかしさの方が勝ってしまう。
「(華さんの表情、妙に色っぽくて⋯⋯あの程度で済んで良かった)」
下手するともっと凄いことになるかもなんて一瞬覚悟してしまった。それこそ初めてオフコラボした時みたいに周りが見えなくなるくらい。そうなってたら⋯⋯多分僕は死んでたかも。
そんなことを思いつつもようやく落ち着いた今。何やら華さんが綾乃さんを見ながらニヤニヤしてるのが気になるけど⋯⋯何をしようとしてるんだろう?
「華さん、どうしたんですか?」
「ひゃぁっ!?ど、どうかしましたか!?」
「ずっと綾乃さんの方を見てたので、何かあったのかなって」
「あっ、顔に出てました?」
「かなり」
「うーん⋯⋯さっき、その、綾乃ちゃんが原因で恥ずかしい目に遭ったじゃないですか?」
華さんがそう言うと、さっきの出来事を思い出してしまう。⋯⋯ってダメダメ!ぼ、僕は何も見てないんだから!
「そ、そう⋯⋯ですね」
「だから、綾乃ちゃんにもご褒⋯⋯こほんっ、恥ずかしい思いをしてもらおうかなーと」
「イタズラ仕返すんですか??」
「そういうことです!
やられたらやられたままなんてちょっと嫌じゃないですか?」
「そ、それは⋯⋯まぁ⋯⋯」
「それに、普段無表情に近い綾乃ちゃんが恥ずかしがる顔、見てみたくないですか?」
「うっ、それはちょっと気になります⋯⋯」
「⋯⋯良い考えがあるんですけど、乗りませんか?」
「は、話だけなら⋯⋯」
そして僕は華さんの話を聞いて、乗ることに決めた。ちょっと恥ずかしいけど。
♢
「綾乃ちゃん、そろそろまた海に入ろうと思いますけど、日焼け止めはもう一度塗らなくて大丈夫ですか?」
「あっ、忘れてたの。
もう一度お願いしても良いの?」
「大丈夫ですけど、更衣室混んでるみたいなのでパラソルの下でも大丈夫ですか?」
「水着の中は自分で塗るから平気なの」
「それじゃあ、塗るので寝転んでもらっても良いですか?」
「了解なのー」
綾乃さんは完全に気を抜いているのが分かります。これが私の罠だとも知らずに。
まずは、日焼け止めクリームを多めに手に取って、綾乃ちゃんの体に塗っていきます。その隙に、敷いていたタオルを上手いこと結び、簡易的なアイマスクにしてしまいます。そうする事で、まずは視力を奪います。
「ちょっ!?華、何してるの!?」
「ふっふっふー、綾乃ちゃん、さっき自分が何をしたのか忘れちゃったんですかー?」
「も、もう過ぎたことなの!
むしろ優希くんに触ってもらえて嬉しいはずなの!」
「綾乃ちゃんが逆に触られたらどうなんですか?」
「死ぬの」
「死ぬんですか」
「嬉し恥ずか死しちゃうの」
「ですよねー」
「じゃあ、同じ気持ちになってもらいましょうか」
「!?」
「で、でも僕が綾乃さんに触るなんてダメですよ!」
「大丈夫ですよー?ねっ?綾乃ちゃん?
今なら優希くんに⋯⋯塗ってもらえるかも」
「ぐぬぬぬぬ⋯⋯くっ殺せなの」
「待ってください!?」
優希くんはいい感じにノってくれているようですね?
さぁ、綾乃ちゃん⋯⋯ご褒美の時間ですよ?
♢
華に目隠しをされた後、ぼくは華か優希くんのどっちかに日焼け止めクリームを塗られているの。
うぅ、どっちもすべすべだから判断がつかないの⋯⋯いやでも流石に優希くんみたいな恥ずかしがり屋さんがぼくの身体に触るとは考えられないの。
「綾乃ちゃん、どうですか?」
「⋯⋯わ、わるくないの」
ぼくは強がりながらそう返すと、ぼくに触ってる手が重くなっていくのを感じたの。
『綾乃おねーちゃんの、背中、すべすべだね♡』
「!?!?」
突然、ゆかちゃんボイスがぼくの耳元で聞こえてきたの。えっ?まさか本当に優希くんがぼくの身体に触ってるの!?お身体に触りますよ案件なの!?
『ボク、さっき恥ずかしかったんだよ?
華おねーちゃんの、大事なところ無理矢理触らされちゃって⋯⋯申し訳なさと恥ずかしさでどうにかなっちゃいそうだったんだよ?』
『だ・か・ら、悪い子の綾乃おねーちゃんには⋯⋯おしおき♡』
そう優希くんが言った瞬間、ぼくの水着の中に手が入ってきたの。待って、待って、待って。本当に優希くんが触っているの!?華じゃないの!?
ぼくの頭の中が沸騰しそうになっているのがわかるの。
「綾乃ちゃん?今触ってるのは私だと思いますか?」
『それとも⋯⋯ボクかな?』
「(あぁ⋯⋯これが天国ってやつなの⋯⋯)」
華も優希くんも大好きなぼくとしてはどっちもご褒美でしかないの。むしろ襲って来い来いカモンカモンなの。
「まぁ、おしおきはこれくらいにしておきましょうか」
「あはは、口に出すだけなのに恥ずかしかったです」
「⋯⋯つ」
「「つ?」」
「続きはないの!?そこはFantiaするところのはずなの!!ぼくは絶対に認めないのおおおおおおお!!」
ぼくはあまりにもの寸止めっぷりに思わず叫んでしまったの。
「綾乃ちゃん」
すると華はぼくの耳元で一言。
「だから、おしおきなんですよ♪」
あぁ、ぼくがいったい何をしたって⋯⋯
あっ結構してたの⋯⋯てへぺろなの。
実は冬コミに申し込みをしてみたりしてみました。
もし通ったら⋯⋯なのちゃんの今回の妄想が⋯⋯?




