293:裕翔、参戦!
お待たせしました!!!!
もう少しでコミケにWCS、その準備に追われながら課題をやっていると、珍しく裕翔から連絡が来た。
『優希おはようー、急で悪いんだけどさ、優希って夏休みのどこか休みって言うか暇な日とかあるか?』
「うーん、無い事もないけどコミケとか行くからタイミング次第かも?お盆終わった後は実家に帰るつもりだけど」
『あー、そうか優希はコミケ行くんだっけか⋯⋯』
「だね、今お手伝いさん探したりしてるから結構忙しいんだよねぇ⋯⋯」
『お手伝い⋯⋯か。
なぁ優希、それって俺じゃダメか?』
裕翔の口から出ると思わなかった一言が飛び出して来た。
「裕翔⋯⋯が?」
『実はさ、インハイ出場決定はしてるのは前言ったけどさ、明後日から開始で優希のWCSの時くらいに大会終わるんだよ。
それなら優希が暇だったらその後にゆっくりと遊ぶのも良いかなって思ったんだよな』
「なるほどね⋯⋯忙しくてバタバタしたりしちゃうかもだけど、それでも大丈夫?」
『もちろん大丈夫だぞ!』
「流石にホテル追加は出来ないと思うから、別のホテル手配って感じになるけど大丈夫?」
『あぁ、その事なんだけど⋯⋯俺、親戚が東京にいるから頼めば多分大丈夫だと思うから、ダメだったら頼んでもいいか?今日の夜には結果伝えれると思う』
「了解したよー、僕も裕翔とコミケ行きたいなって思ってたから楽しみかも」
『初コミケワクワクするぜ⋯⋯ってもう一つ言わないといけない事あったんだった、忘れてたわ』
「言わないといけない事?」
『今、課題やってるんだけど、一部わかんない所あってさ、そこ教えて欲しかったんだよ⋯⋯』
「あー、それだったらちょうど今僕も課題やってるからうち来る?」
『マジで?だったら行こうかな』
「じゃあ待ってるねー」
『おう!』
裕翔がそう言うと、通話を切って裕翔が来るのを待つ事にした。
裕翔が来るのを待っている間、そういえば裕翔としっかり遊びに行くのって凄く久しぶりなことを思い出して、お手伝いメインとはいえ、凄く楽しみにしている自分がいた。
♢
部屋のチャイムが鳴り、僕がドアを開けると裕翔が部屋に入って来た。
「おいっす、お邪魔するぜ」
「家に来るのは久々だよね」
「だなー、前来たのいつだったっけか。
とりあえず課題一緒にやろうぜ!」
「だね!」
遊びたい気持ちもあったけれど、まずは課題。遊ぶのはそれからでも出来るからね。
そして課題を進めているうちに僕はふと、思いついてしまった。
「ねぇ裕翔、コミケ行くって言ってたけど、売り子さんにはコスプレしてもらおうと思ってたんだけど、裕翔ってコスプレOKなタイプ?」
「女装じゃなければ全然大丈夫だぞ⋯⋯まさか、やらせようとか考えてないだろうな!?」
裕翔が謎に胸を抱えながらそう言ったけれど、流石に本人が嫌がるようなコスプレをさせるほど鬼じゃないよ僕は!
「なんでそんな事しないといけないのさ⋯⋯でも、裕翔に似合うならお父さんの衣装とかどうかな?」
「シュバルツさんか⋯⋯確かに悪く無いかもしれないな」
裕翔も割と乗り気で、僕も一安心。
「でもさ、どこでそういうの用意すれば良いんだ?
というか、コスプレ買うほど金無いんだよな俺」
「お金は気にしなくて良いよ?僕もどうせだから裕翔にして欲しいなって思っただけだし」
「⋯⋯なら良いんだけどさ、あんま出してもらうのも気が引けるんだよな」
「じゃあこれを機に裕翔もレイヤーデビューしちゃお?」
「まぁ、男性の衣装なら良いけどな」
「○風くんとかやる?」
「頼むからそれはやめてくれ!!!!ガチで!!」
「ふふっ、冗談だよ、冗談」
「冗談に聞こえないんだよ⋯⋯」
「でも、コスプレってなると⋯⋯香月さんくらいしか頼れる人がいないよね」
「確かにな⋯⋯いっそのこと聞いてみたらどうだ?」
「それはアリかも⋯⋯聞いてみようかな?」
連絡先は前交換してるし、通話かけちゃおうかな?
「それじゃ、かけてみるよ」
「了解」
そして僕は香月さんに通話をかけるすぐに出てくれた。
『も、もしもし?優希くんが電話してくるなんて珍しいね!』
「香月さんおはよう!
実はちょっと聞きたいことがあってね⋯⋯」
『私に?』
「うん、コスプレ関係なんだけど⋯⋯」
『優希くんのコスプレ!?』
「いや違うよ!?裕翔がコミケでお手伝いしてくれる事になってどうせならコスプレしてもらいたいなって思ってて、シュバルツのコスプレ衣装とかどうかなって話をしてたんだけど、良い衣装とか知らないかなぁって」
『なるほど⋯⋯私に任せて!』
「サイズとかはどうすれば良いかな?」
『それなら佐々木君をうちの店に寄るように言ってくれたら採寸させてもらうよ?』
香月さんがそう提案してくれたから、一緒にいた裕翔はそれを聞いて少し考えてから呟いた。
「それなら⋯⋯帰りにでも寄って行けば間に合うか?」
『夜8時まではやってるから大丈夫!』
「なら帰りに寄ってくかな」
『そうしてくれると助かるかな?』
「了解したぜ!」
裕翔がそう返すと香月さんは待ってるねと言い、通話を切った。
「って事で裕翔の衣装もなんとかなりそうだね!」
「だな!」
「とりあえず気になる事も終わったし、続きしよっか」
「そうだなー」
そして僕たちは課題を再開して、昼過ぎまで集中してある程度進めることが出来た。
お昼をかんたんに済ませたら少し裕翔とゲームをして遊んで、夕方には解散したけど、中学生の頃みたいで楽しかったな。
たまにはこんな一日も良いかも。
失恋Vtuber3巻発売まで後5日⋯⋯!!!
今回の表紙も公開されて、その良さを見た方もいるかと思いますが是非ご購入頂けると嬉しいです!!!!
もうほんとかわいいので!!!




