147:初詣にいこう!(前編)
大変お待たせしました!
正直スランプでして、プロットは出来てたのですがお話を書くのが辛かったです。
かなりぶっちゃけますと、面白く無いかもしれません。
ですがずっとここで止まっていては話を進める事が出来ないと思い、これで進める事にしました。
カウントダウン配信が終わり、流石に耐えきれなくなって眠ってしまった僕は朝、アラームの音で目が覚めるとスマホを手に取っていた。
「んぅ......もうこんな時間かぁ......」
スマホで時間を確認してみると、もうちょっとしたら薫さんがお迎えに来てくれる時間になっていた。
「準備しないと......」
寝ぼけ眼を擦りながら僕は準備を始めた。
シャワーを浴びて頭が冴えてきた僕はささっと服を着て、薫さんが来るのを待っていた。
すると、もうすぐ着くよと薫さんからメッセージが入ってきたので僕は部屋を出てマンションの外で薫さんを待つ事にした。
僕が外に出たタイミングとほぼ同時に薫さん達が下に到着したみたいだった。
「薫さん、由良さんおはようございます!」
「優希くん、おはよう」
「優希くんおはよー!」
他の車の邪魔になるといけないので薫さんの車にささっと乗り、車の中でそう挨拶をした。
「薫さん、由良さん今日もよろしくお願いします!」
僕がそう言うと薫さんは任せて!と言いながら車を走らせ始めた。
車を走らせてから数十分ほどすぎたころにお父さんからメールが届いた。
「あ......家に連絡するの忘れてた......」
「優希くんどうかしたの?」
運転していた薫さんが僕の呟きを聞いていたようだった。
「えっと、お父さんから今日いつ帰ってくるのかって連絡が来たんですけど、すっかり連絡入れるの忘れてたので......」
「それだったらおちょぼさん行ってから送っていってあげようか?由良も大丈夫だよね?」
「私は大丈夫だよー」
僕が説明をすると送っていってくれると言ってくれたけれど、それは少し甘え過ぎな気がするけど......いいのかなぁ......
「えっ、そ、そこまでしてもらわなくても大丈夫ですよ!?」
「いいの、気にしないで? それに一度戻ってからだと時間が勿体無いと思うよ?」
「うっ......それは確かにそうですけど......」
薫さんにそう言われると断り辛い雰囲気になってしまった。
「そ、それじゃあお願いします......」
「うん、任せて!」
心なしか嬉しそうな声色で薫さんはそう言った。
「そ、それじゃあ一応お父さんにそう伝えておきますね!」
「うん、その方がいいと思う」
そして僕はお父さんに、薫さんが家に送って行ってくれると返信した。
それからそれなりに長い時間車に揺られながら話をしていると気が付けばおちょぼさんの近くに来ていた。
薫さんは道路に立てられていた案内板に従い進んでいくと警備員のおじさんが見えてきたのでおじさんの誘導に従って車を停めた。
「んー!到着!」
「流石に長い時間の移動は少し疲れるね......」
薫さんと由良さんは車を降りるとぐーっと背筋を伸ばしながらそう言っていた。
「薫さんお疲れ様です!」
「......ありがと、優希くん」
僕がそう言うと僕が見ていた事を忘れていたのか少し恥ずかしそうな顔をしながらお礼を言った。
それからおちょぼさんの中に入っていくとまず最初にお詣りをする事になった。
「優希くん、ここってなんと言うか他の神社と少し毛色が違う気がするんだけど......」
薫さんが周りをキョロキョロと見ながら僕に言う。
「確かにそうかもしれないですね......結構神社って感じしないですもんねここって」
「私も思った! お伊勢さんみたいに雰囲気あるわけじゃないし、どちらかと言えば下町感が強い......って言えばいいのかな?」
「じゃあ僕がここについて教えてあげますよ!
まずあそこでお供え用のおあげとロウソクが売ってるので、買ってお詣りを先に済ませちゃいませんか?」
「うん、それはいいかも、あとはゆっくり見ていけばいいもんね」
「そうしよそうしよ!」
僕がお供えの売っている場所を指差しながらそう言うと二人もそうしようと言ってくれたので、おあげとロウソクを買いに行こうと思ったけれど言い忘れている事がある事に気がついた。
「あっ、そうだ、お清めしないとでした」
「えっと、あそこかな?」
薫さんは手水舎を指差しながら僕に聞いてきた。
「そこです!先にお清めしてから買っていきましょう!」
「うん、わかったよ」
「おっけー!」
そしてお清めを済ませ、おあげと蝋燭も無事に購入出来た僕達は先へ進むことにした。
かなり多くの人がいるので念の為に薫さんと由良さんの位置をこまめに確認していく。
「人がかなり多いので、気をつけてくださいね!」
何度か振り返っていると薫さんと目があったので僕はそう言った。
「うん、ありがとう」
「優希くん、離れないように手でも繋ぐ?......なんちゃって」
由良さんが突然そんな事を言い出した。
「なっ、僕は子供じゃないんですからね!」
「ふふっ、でも、確かに逸れたら私たちが大変かもしれないね。 優希くん、手、繋ぐ?」
「かっ、薫さんまで......」
「ふふっ、冗談だよ?(......本当は繋ぎたいけど)」
そんな事を言っている間に献灯台が見えて来たので僕はそこで蝋燭に火を灯し、立てた。
薫さんたちも僕と同じようにして無事にロウソクを灯す事が出来たので拝殿へ向かい、中にあるお供え用の箱に僕はおあげを入れた。
「あれっ、お賽銭じゃないの?」
「おちょぼさんはおあげがお賽銭代わりなんですよ!」
「へぇー、変わってるんだねー」
由良さんはそう言いながらおあげを入れた。
「......(お姉ちゃんと優希くんがいい感じになりますように......って、ここでお願いする事じゃないかな......)」
「それじゃ私も......(今年も一年......いい仕事に巡り会えますように......)」
「それじゃ僕も......(今年も一年、楽しく活動ができますように......)」
僕達はそれぞれお願いをしながら手を合わせた。
その後は霊殿に向かい、薫さんと由良さんの名刺を差し込んだりしたよ。
そしてラストは重軽石で、まず何も考えずに持ち、一度おろしたあと叶えたい願いが叶うなら重く、又は軽くなってと念じながら持つ事でその重さが念じた重さに変わっていれば願いが叶うかもと言った占いみたいなもの
「うーん.......あまりわからないですね......」
僕は正直重さが変わった気がしなかった。
「私もわかんないや......」
由良さんもわからなかったらしく首を傾げていた。
そして肝心の薫さんは......
「!?」
何か驚いた様子だった。
もしかして本当に重さが変わったのかな?
その後は他の参拝客と同様にその場から離れて、出店や屋台に向かって僕達は歩き始めた。
------
私は凄く困惑していた。
優希くんに教えて貰った重軽石、これに叶えたい願いを思い浮かべ、叶うなら軽くなってと念じて石を持つと想像以上に軽くなっていた。
......ただお願いは仕事じゃなくて、優希くんともっと仲が良くなれるようにって願っちゃったんだけど。
た、たまたまだよね?
でも、叶ったら......嬉しいな。




