01 ご丁寧な説明
天国…だ…。
「おー起きた」
「起きたんだー」
「起きたんですね、よかったです」
左からイケメン、美人、かわいい系。
うわぁ顔面偏差値たっか!全員真っ白のスーツ?タキシード?みたいな服来てる。あ、左のイケメン好みかも…
っじゃなくて、顔よりもその上!頭の上!アレ浮いてるよね?ふわふわしちゃってるよね?輪っかが頭の上で光ってる。
うん。落ち着こう私。ありえないから。ありえない。
目をこすってもう一度見てみた。
光っテルネ?
そうか!言いながら手をポンっと叩いた。
夢か!最近ストレス溜まりまくりだったからなー。部長が妙にイライラしてて、怒られた。どうせ奥さんにおこずかい減らされたとかしょうもない理由なんだろうなぁ。理不尽にも程がある。
しばらくしたら、かわいい系の子供に声をかけられた。
「あのー、大丈夫ですか?」
「これ、いつ醒めるんですか?」
丁度いつ夢から醒めるのか考えていたので聞いてみた。
「え?」
「え?」
お互いきょとんとした顔で見つめ合う。側から見たらちょっと面白いかもしれない。
けど全く面白くない。何?この反応?悪い予感しかしないんだけど?
「コイツ夢だと思ってんじゃね?」
イケメンがかわいい系に耳打ちした。
そしたらハッとした顔をしてかわいい系が謝ってきた。
「すみません。研修中なもので。これは夢ではなくて、、あなたは昨日亡くなりました」
「え?え??ちょっとよくわかんないです」
「あーもーめんどくせーなー」
そう言ってイケメンが前に出てきた。
「やあやあ、鈴木美結さん。合ってるよね?」
「は、はい」
「まずは俺たちの自己紹介から。俺は天使のレオで、この女も天使。名前はノノ。
んでコイツが見習いのポム。よろしく」
あー、やっぱり天使なんだ…。そうだよね。輪っかついてるもんね。光ってるもんね。はぁ
とか思ってたら目の前に手が出てきた。なんだ?
「握手」
レオさん色々と雑。
「あ、はい」
「本題なんだけど、昨日君のお隣さんが死ぬ予定だったんだけど、ポムがミスって君の魂を持ってきちゃったんだよねー」
「は、はあ?」
「だから、ミスのお詫びとして、異世界に転生させます!パチパチパチ〜。転生先は君の世界でいうと中世ヨーロッパみたいなところだから大丈夫でしょ!なんか質問ある?」
「あ、あの」
「無いよねー。じゃ異世界ライフ楽しんでー。バーイ」
私、鈴木美結23歳OL何がなんだか分からないまま半ば強制的に異世界へ旅立ちます。
ありがとうございました。
タイトルは思いっきり皮肉です笑