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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ひらがなタイトル

ぷろふぇっしょなる

作者: 雪つむじ

壊れたものを使い続けるのは


プロフェッショナルだなんて言えないし

とってもっても

スマートじゃない


ドライバーも

ニッパーも

割れたり

欠けたりしてしまったら

役を果たせなくなるし


フライパンや

オーブンだって

焦げたりしてしまったら

おいしくともなんともない


手に取った時が一番なら

そこから徐々に劣化していく

愛を感じて手に取って

だんだん愛を失っていく


そんなことが僕はとっても

許すことができなくて

そのまま壊れるくらいなら

自分の手で割ってしまう

自分の手で壊してしまう

能動的な手を持っている


ベッドの上で眠ったままの

君の寝顔を見ていると

このまま君は眠り続けて

きっと起きてはこないんだろう


役を果たせなくなった君

おいしくなくなった君


手を握った時が一番で

そこから徐々に劣化した君


そんな君が

許せなくて


その細く脈打つ首筋を

僕の手は抑えたがってる


すんでのところで

思いとどまる


僕はプロに

なりきれない

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは。 プロはそれで生きていかなければならない。だから、時に効率優先になったりマンネリになったりして、つまらなくなることも。 アマチュアは純粋な愛好家だから、技術で劣ることが多くあっ…
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