鬼食いⅡ、、、31話〜40話
鬼食いⅡ四章
一話 ~作戦会議~
俺らはロビーで会議を始める
〈俺〉「俺は、乗りこんで
リンを助けたら
向こうの悪魔に頼んでここに返してもらう、
なんか意見はあるか?」
〈翔夜〉「それは、あくまで理想、
もっと安全な手段を考えるべきだ」
〈佐々〉「なら他の手段があるのか?」
〈翔夜〉「悪魔を連れてくとか」
〈悪魔〉「断る」
クソ
どうすればいい
〈ダル〉「やぁ、面白そうな事やってるね〜
リンちゃんに会いたいのかい?
まあ、聞くまでもないね
僕なら、、、」
〈佐々〉「リンを返せ」
佐々山はとっさに銃をぬき
銃口をダルシアンに向ける
〈俺〉「やめとけ」
ダルシアンはキーパーソンだ
発言からして、そうだと確信した
それに、ダルシアンが拐ったとは限らない
裏にデカい何かがいる
そんな気がした
利用したいとこだが
ダルシアンが思い通りに動く可能性は低い
〈ダル〉「僕なら、リンちゃんの所へ
連れって行けるよ」
二話 ~誘導~
ダルシアンのなら
行きは確実に連れってくれるだろう
だが行きついた先に罠があるはず
そうえば俺がこの世界に来た時
悪魔は鬼を殺せると言っていた
悪魔を連れて行けば集団リンチは
避けられるはずだ
〈俺〉「悪魔、ついてきてくれるか?」
〈悪魔〉「断る」
〈俺〉「あっちに着いたら身方意外
根絶やしにしていいぞ」
〈悪魔〉「二言は聞かない
いいだろうフフフ」
〈ダル〉「あーあ、まっいっか」
〈俺〉「それじゃあ準備するぞ
ダルシアンは湯にでも浸かってろ」
〈ダル〉「はいはーい」
〈翔夜〉「なんの準備なの?」
〈佐々〉「ダルシアンは俺らを
ハメようとしてる可能性がある」
〈俺〉「それだけじゃない
ダルシアンの裏に誰か潜んでるだろう
まぁ、別世界にはめったに行く事ないだろう
リンを取り返したら
とりま探索して使えそうなものがあれば
パクってこよう」
〈翔夜〉「わるっ」
〈俺〉「敵が居るのは確実だろう、
悪魔、斬馬刀を貸してくれ」
〈佐々〉「俺はデザートイーグルをお願いする」
〈悪魔〉「いいだろう、翔夜、お前は?」
〈翔夜〉「ん〜、グレネード」
、、、、、、、マジか、、、、、∑(゜Д゜)
三話 ~突撃~
準備は完了した
俺はビーストクライを鞘にしまい
斬馬刀を担ぎ、、、
佐々山は2丁拳銃で
大量の骨の
投げナイフが入った
バックを背負い、、、、
翔夜はグレネードが入った
バックを背負い、、、
悪魔は手ぶら
ダルシアンも手ぶら
〈ダル〉「それじゃあ
連れてってあげるよ
ンフフフ」
ダルシアンは不気味な笑みを浮かべた
そして俺たちは眩しい光に包まれる
そして光が消えると
建物の中にいた
和風な庭だ
目の前にはリンが、、、、
〈佐々〉「大丈夫か、リン」
どうも怪しい、
絶対何処かに罠があるはず
〈リン〉「ごめん」
リンは小さく呟いた
〈佐々〉「リン、、、いったい何を持ってるんだ?」
彼女は大剣のようなものを持ってた
〈俺〉「なるほど、これが罠か、、、、
佐々山、さがれ」
リンは大剣を軽々と持ち上げ
斬りかかってくる
〈翔夜〉「ここは僕に」
〈俺〉「いや、リンと一番付き合い長いのは
佐々山だ、ここは佐々山に任せろ」
〈佐々〉「まだリンは自我が残ってる」
〈俺〉「誰が操ってるかは分かるよな?」
〈翔夜〉「ダルシアンだね」
〈俺〉「お前はダルシアンの相手をしておけ
っで佐々山、誰が操ってるか、じゃない
言い方を変えよう」
〈佐々〉「そこまで言えば分かるさ
リンを操ってる本体は」
〈俺・佐々〉「あの大剣だ」
四話 ~抑え込み~
華奢な体型のリンがあんな重いもの
持てるはずがない
だとするとあの大剣は普通の武器ではない
翔夜が死神の鎌を振り回してる原理と同じだ
なんて考えてる場合じゃない
〈佐々〉「俺がリンの動きを封じる」
〈俺〉「分かった、なら俺があの剣をぶっ壊す」
〈リン〉「いくよ、ジード」
リンは猛接近して大剣を横に振るう
俺はジャンプして回避する
佐々山はリンの大剣を持ってる腕を掴む
よし、俺は斬馬刀を大剣に振るう
〈リン〉「辞めて、ジードを殺さないで」
なるほど、リンを操ってるのはジードって奴か
〈佐々〉「ならその大剣を手放せ」
リンは佐々山の腕を振り解き
バックステップで距離をとる
そしてジャンプし
佐々山目掛け
大剣を大きく振りかぶる
〈俺〉「そんな大胆な攻撃が当たるかよ」
右に回避そして斬馬刀で大剣を攻撃、だが
リンは大剣を俺の反対方向に振り
回転して攻撃
〈俺〉「だからそんな攻撃当たらないっつうの」
俺はジャンプして真下に大剣が横切り瞬間
大剣を蹴り落とす
その時リンの首筋に佐々山が銃口を当てる
〈佐々〉「大剣を放せ」
リンは撃たないと知っていた
だが今まで一緒に過ごしてた人物に
銃口を向けられるのはいい気ではないようだ
〈俺〉「元の生活に戻りたくないのか?」
〈リン〉「戻りたい、、、、でも、、
ジードを置いて戻れない」
〈翔夜〉「なら、ジードをこっちの世界に
連れってくればいいじゃん」
〈俺〉「翔夜、ダルシアンはどうした」
〈翔夜〉「どっか行った」
〈佐々〉「っじゃ、悪魔を見つければ一件落着だな」
一方、ダルシアンは、、、、
五話 ~悪魔対悪魔~
鳴り響く爆発音
〈悪魔〉「フフフフフフフフフフ」
悪魔はそこらじゅうに爆弾を落とす
まったく、この子は野蛮だなぁ
〈ダル〉「君、可愛い見ためして、
そんなに暴れるんだね〜」
僕は悪魔を先回りして
ハルバードを取り出し
真正面から斬りかかる
悪魔はそれを避け
すれ違い様に爆弾を投げる
僕は悪魔の真後ろにワープして
ハルバードを縦に振るう
が悪魔は右に避け
小太刀を取り出し
横に振るう
僕は反対方向にワープ
、、、、ンフフ、じゃあね、、、、
悪魔は壁を蹴り
攻撃を回避するが
僕の計算内、、、
もう片方の手でバタフライナイフで攻撃
今度こそ、、、
だがバタフライナイフを持ってる手に
銃弾が当たる
〈佐々〉「随分とハッスルしてるじゃねぇか」
〈俺〉「さっさと帰るぞ」
〈悪魔〉「フッ、時間切か」
グルード達は帰ったようだね
六話 ~っで問題の大剣~
俺達は帰宅した
リンはジードという名の大剣を大事そうに抱えてる
リンはまだ操られてる状態なのか?、、、、
戦ってる時はリンは大剣に話しかけてた、、、
この時点で翔夜の時とは違う、、、
とりま、話しかけてみるか、、、、
〈俺〉「リン、ジードは死神か?」
〈リン〉「違う、ジードは悪魔」
〈佐々〉「まさか、契約とかしてねぇよな?」
〈リン〉「・・・・」
まさか、、、、
リンは主に家事を担当している
確かにリンが戦闘に加われば
楽になるが、、、
誰が家事をする、、、
〈俺〉「わーあったよ、悪魔、家事を」
〈悪魔〉「断る」
〈リン〉「・・・契約してないわ」
、、、嘘だな、、、、
〈???〉「契約してない」
!!??(°_°)
気付くとリンが抱えてる大剣が無い
そしてリンの隣に見知らぬ幼女がいる、、、、
〈翔夜〉「こんな事ってあるの?、、、」
〈???〉「アタイの名はジード、
リンは契約してねえっつーの」
〈佐々〉「や、やったー、か、家事担当が、増えるぞー(棒)」
佐々山が錯乱してる、、、、
〈俺〉「落ち着けキチガイ、
しかし、ガラの悪りぃやつが来たもんだ」
〈ジー〉「今のは聞かなかった事にしてやんよ」
〈俺〉「話を聞かせてもらおうか」
厄介な事になったな、、、、、
七話 ~メタい~
〈ジー〉「リンは アタイ が操った」
〈俺〉「しかし操りきれなかった、な?」
〈ジー〉「あぁそうだ」
〈俺〉「っま、これを聞けただけで充分だ」
俺はナイフを取り出す
〈翔夜〉「待って」
〈俺〉「何だ?、ロリコンか?」
〈翔夜〉「仲間にしようよ」
〈俺〉「なに主人公ぶってるんだよサブキャラが
主人公はこの俺」
〈佐々〉「いや主人公は俺に決まってんだよ
途中でこの世界に入って来たくせして」
〈俺〉「ああ?、ならここで主人公決定戦しようぜ」
〈ジー〉「あぁ上等だ、アタイが主人公」
〈佐々〉「いや、お前なに割り込んでんだ」
〈ジー〉「主人公だからに決まってるからだっつーの」
〈翔夜〉「皆んな主人公、これでいいでしょ」
〈俺・佐々山・ジード〉「黙ってろモブ」
〈翔夜〉「けっこう、悲しいよ?」
〈俺〉「チッ、主人公決定戦は後日だ」
〈佐々〉「まぁ、こう話してみると翔夜の言う通り
仲間になれないっとは言い切れないな」
〈ジー〉「郷に入っては郷に従えってゆーしな
力を貸してやるよ」
〈悪魔〉「フフ、バカが増えたな」
八話 ~混沌の悪魔~
〈俺〉「ジード、お前一人で戦えるか?」
〈ジー〉「戦えなくもないが
武器を出したりするのは出来ない、
その代わり武器になれるぞ」
〈佐々〉「じゃあ俺がジードを使おう」
〈ジー〉「ソレはお前の実力次第だ」
なるほど、実力がないからリンは操られたのか
だが、いったい何の実力だ?、、、、、
〈佐々〉「銃の扱いならなれてる」
〈俺〉「問題はジードが銃に変幻出来るかどうかだ」
翔夜が鎌しか使えない いじょう
翔夜は囮を担当するのが良いだろう
そして俺がえんご
そして二人で発砲の隙間を作る
発砲するのは佐々山
この陣形が一番望ましい
この事は佐々山も良く知っている
だから 銃の扱いなら慣れてる
っと言ったのだろう
ジードは2丁拳銃に変幻する
2丁拳銃と言ってもちょっと大きい
30センチはあるだろう
それを持った佐々山は
赤い涙を流し頭をかかえる
そしてもがきだす
しばらくすると
佐々山の片目が黄色くなる
〈佐々〉「はぁ、はぁ、俺の勝ちだ、、、、」
そしてジードが出ると同時に佐々山の片目は
元に戻る、、、、
〈ジー〉「良いぞ、てめぇに力をかしてやんよ」
戦闘担当はこれでよし
だが家事担当が、、、、
ジードが家事できるわけねぇーな、、、、、
九話 ~望ましい陣形~
〈俺〉「っよし、ちょっと鬼、殺しに行くか、
翔夜、お前はただ鎌を振り回してればいい」
〈翔夜〉「え、あ、はい」
街に出る、、、、、
〈ジー〉「アッチ、何で此処クソアチィんだ?」
〈佐々〉「しらねっ」
〈翔夜〉「そうえば、此処にはセミとか居ないんだね」
〈俺〉「ミーンミンミンミーン」
〈佐々〉「黙れ」
こんな感じでふざけてると
鬼が来る
俺はクレイモアを振り回しながら鬼に接近
鬼の視線は俺に向く
そこで佐々山が鬼目掛け発砲
鬼の首を貫通する
勢いよく血が噴出する
が、鬼は死なない
発砲音で鬼は佐々山の方を向く
計算通り、、、
俺は鬼の背後に周り鬼の足を斬る
鬼は倒れたそこで
翔夜がとどめをさす
死神の鎌で殺したため
鬼は灰になる
あくまで銃の試し撃ちと
試しに戦闘が目的
だから鬼の肉は求めてない
だが銃をしまう場所が無い
〈佐々〉「この銃どうする?」
佐々山がそう言うと
銃は手に溶け込む様に消えた
〈佐々〉「なるほど、戦闘体制」
手から銃が出てくる
〈佐々〉「戦闘終了」
先ほどと同じ様に手に消えた
〈ダル〉「ンフフ、ミッケ」
十話 ~誘い~
〈ダル〉「ヨネツメ君に手紙を渡すよう
言われて見てきたら、
ジードちゃんにリンちゃん、
裏切ったね〜ンフフ、
まぁそんなのはどうでもいい
コレ」
ダルシアンは手紙を渡す
そうするとダルシアンは消えた
手紙にはこう書かれてる
「よう、龍凪、お前松刄を倒したんだって?
まっ要点だけまとめる
復讐がしたい、俺の城に来い」
〈俺〉「・・・どうする?」
〈佐々〉「行くか、、、」
〈翔夜〉「何で?」
〈佐々〉「多分、行かないと行くまで
何回も手紙が届くだろう」
〈俺〉「ジードの意見は?」
するとジードの声だけが聞こえた
〈ジー〉「アタイはー、、、行く」
決定、、、、
〈俺〉「48時間以内にきりあげるぞ」
5章へ続く