休み時間に〈三奈美SIDE〉
お、終わったぁ…
なんかうれしいようでさみしい(/_;)
ま、とりあえず教室もどろっと★
席について、ゆっくりする間もなく美来が
「なぁなぁ、槇村先生の授業どうやった?
もしかして、緊張し過ぎで聞いてなかったとか??」
一瞬美来の言葉がグサッと心に刺さった。
「んなわけないやん、普通にわかりやすかったで?」
こういったものの、心の中では、『どうしよ、美来の言葉が図星で心にグサグサと…』と思っていた。
すると美来が、
「亜依ちゃ~ん、ちょっといい?」
と言って、亜依ちゃんを呼んで2人でこそこそ話を始めた。
そしてその話が終わると、美来が
「やっぱり、三奈美先生にドキドキし過ぎて話聞いてなかったなぁ(笑)」
と言ったので、
「なんでそんなん言うん?うちちゃんと話聞いてたで??」
と、言うと美来が
「え~、だって~、亜依ちゃんがぁ、今日はぁ、授業せんとぉ、先生がしゃべってただけってぇ、言ってたでぇ♡」
と言った。
「うそ~、まじでぇ、うち絶対ばれへんと思ってたのにぃ」
そういうと美来が、
「やっぱりなぁ、そうやと思ったわぁ(笑)」
と言った、うちは意味が分からんかった。
「は?意味わからん、え、じゃぁ、亜依ちゃんと何話してたん??」
と言った、そして美来は
「だって、三奈美わかりやすいねんもん(笑)それに、亜依ちゃんとは何もしゃべってないで(笑)」
うちは、やっと意味が分かった。
「もぉ!なんなん、二人してうちをだまして!!意味わからん<`~´>」
「ごめん、ごめん、だって三奈美かわいいもん(笑)」
美来が言った。
なぜか槇村先生は、うちのことをどう思ってるのかが気になった。