〈健斗SIDE〉
小走りしながら、ブラック先生と2Eの教室へと向かう。
…ガラガラ
さっきまで、うるさかったであろう教室が一瞬で静かになった。
そうすると、ブラック先生は少し満足げな笑みを浮かべ教卓の前へと立った
「えっと、授業始めるから誰か挨拶して!」
そうブラック先生が言うと
徳永君が、起立、といった、そしてそれに従いほかの生徒たちもぞろぞろと立ち始めた。
そして、徳永君が
「休め、気を付け、お願いします」
と言って、授業が始まった。
すると、ブラック先生が
「いきなりで悪いけど、アンケートみたいなんやるからちょっと座っといてなぁ」
といった。
そして、
「槇村君、ちょっと悪いけどこれ配ってくれへん?」
と言って手渡されたものには、英語少人数アンケート、と書かれていた。
前々から聞いてはいたけど、改めて英語教師が2人もいるわけが分かった、この学校では英語と数学だけ、基礎コースと定着コースに別れるのだ。
まぁ、そんなことを考えているうちにプリントを配り終えた。
そして、数分後にその紙を回収して数えてみた、そうすると、わしの持つ基礎コース36人中4人、ブラック先生の持つ定着コース36人中32人、と別れた、ブラック先生は
「どうする?特に人数は決めてないしこれでいく??」
と、問いかけてきたのでわしはちょっと残念に思いながらも
「そうですね、人数も決めてませんし…」
っというと、早速別れて授業をすることになった。
わしと4人の生徒たち(男2人、女子2人)で、少人数教室へと向かった。
少人数教室では、今日は授業らしい授業はしなかった。
今日は、みんなの自己紹介で授業を終わらした。
えっと、東 惣一郎君、中島 総氏君、相良 亜依さん、佐古田 三奈美さん
…佐古田さん、か
(ッポ♡)
はっ、いかんいかん今のわしは教師としてあるまじき感情に流されかけた
どうしよう、これから1年、下手すりゃ2年もこんな気持ちに流されへんように耐えなあかんのかぁ??
はぁ、わしはなんで教師になったんや…
こんなに苦しいんやったら、やめときゃよかった…。
さて、どうしたことか槇村先生まで三奈美さんに…
はい、妄想ですさぁせん。
実際こんなんやったら、何の苦労もしないのにねぇw
まぁ、こんな感じで健斗SIDEは妄想でやっていきますんで、そこんとこよろしくお願いします<(_ _)>