詩 蜘蛛の館の女主人
掲載日:2024/05/07
すぐにもどるよ
そういって
もどってこなかった
わたしはまなんだ
つぎからはしんじない
やくそくやぶりね
ほんとうにひどいわ
でもゆるしてあげる
あいしているから
ずっとはなれられないように
してあげる
あいしているから
ちせつないいわけ
それでもいいわ
あなたのおろかさを
まるごとあいしてあげましょう
さあ こっちへ
いらっしゃい
あなたもわたしをあいして
にげないでね
にげないでね
わたしほどあなたたちを
あいしてあげられる存在
そうそういないでしょう
「ストーリー」
その屋敷は蜘蛛の巣のような館だった。
美しい女主人は、気に入った男を逃がさないだろう。
捕まってしまってはいけない。
もしそうなったら、きっと彼女の気が済むまで地獄をみるだろうから。




