表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/147

とりあえず、よろしく?

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。

 

......もう一度言おう。


 俺に物理的な(・・・・)視線が突き刺さり、足元には完全武装の土の城(・・・)があった。


 何を言ってるか分からないと思うが俺もわからない。...そんな言葉が頭に浮かんだ。何か微妙に記憶違い起こしてる気もするが、今は気にしないでおく。


それよりも、このレーザーみたいなんは?めちゃくちゃ一瞬だけ熱かったんだが。今はもうただの赤い光だし。


 ついでに、何で土の城?定番で言えば砂じゃあないかい?で、何で完全武装?さっきのレーザーらしきものもこっから出てきたらしい。


 その土の城はアリサに蹴っ飛ばされて、もう壊れてしまっている。


 そして、土の城から目を離し、部屋の中に目を向けると...何やら悔しがってる様子の大柄な筋肉質な青年と(俺が言うのもなんだがな。)双子だろうか?瓜二つの俺と同じぐらいの年齢っぽい少女?女性?がいた。


 まあ、双子らしき二人は片方が眼鏡をつけてるからそれを外したらだが。


「てめえ、どうやってわたしの最高傑作である『腹筋破壊光線』を無効化したんだ?あれはかなりの威力があったはずなんだが....」


 おいこら待て、俺が来るってわかってて設置したな。これな。あとさ、確かに腹には当たったんだけどさ、ネーミングどした?『腹筋破壊光線』は笑いでって意味じゃねえのか?


 ちなみに今言っていたのが双子っぽい二人の眼鏡をつけてる方だった。すると、その隣にいた方が


「だめですよお姉ちゃん。僕が頑張って笑いをこらえていますので、それを言われてしまうと、僕の腹筋が崩壊するから...フフッ...」


ちなみに、性別は女性だ。それはもう、綺麗な金髪だ。二人とも。おそらく妹なのだろう。妹は、目が右が緑で左が青くなっていて、そのお姉ちゃんと思われる方は右目が青で左目がなぜか紫である。


 色素半分どした?いやそれよりも、


「君たちが俺が雇う職人の人たちかな?」


そう。一応、確認もしておかねば。だが、


「おい、わたしがよぉ、先に質問したんだ!先に答えてから質問しろよ!」


とキレてきた?のだ。青年はアリサに軽くキレているし。いや、あれは駄々をこねてるみたいに見えるな。


「いや、知らんわ。あの赤いやつだろ?一瞬だけ熱かったけど、それ以外は何もなかったぞ?」


「もしかして、また失敗?ほらあ、お姉ちゃん、僕何度も言ったよね?そんなに焦ると失敗するよって。」


「あ~、うるせえな。失敗したんならまた改良すりゃいいだろ。ただ試しただけだ。」


「ちょっと待て。俺部屋に入っただけで、実験体になったの?」


「んなん、たりめえだろ。実験体にでもなれなきゃわたしの雇い主なんて務まんないぜぇ?」


「僕は別に誰に雇われてもいいけどね。余程性格が悪かったり、顔が悪くなければ、ね。君は...まあまあだねえ。あ、僕は『ロサ』こっちがお姉ちゃんの、『レサ』見た目通り双子だけど、よろしくね?」


 ...なんやこいつら。一人は俺を実験体にしてこようとして?言葉遣いも荒くて?一人は勝手に人を評価して、それでいて僕っ娘。なんやこいつら。


 まあ、俺が雇う相手っていう確認は取れたから...


「俺はソータだ。じゃあまあ、よろしく?」


「あれで普通に自己紹介...どういうメンタルしてるんだろうね?」


「ちっ、言っておくが、わたしはお前の言うことなんて聞く気はねえからな?雇われるってだけで、わたしのやることを邪魔したらただじゃ済まさねえかんな?」


「えっ、じゃあ、もしも邪魔したら?」


「へっ、それを聞くか。まずは、お前に麻酔を打って?手足を縛って?発明品の威力を調べる実験体になってもらうぜ。」


おおう...確かにこれは問題児だなあ。だけど、ちゃんとできることを聞いておかないと。


「そっちの...妹さん?」


「ロサでいいよ。お姉ちゃんのこともレサでいいからね?」


「おい、わたしはまだいいって......」


「じゃあ、ロサ、レサの得意なことは発明とか研究ってのはなんとなく伝わった。ロサは何が得意なんだ?」


「僕が得意なこと?そうだな....当ててみて?」


いや、知らんわ。分かるわけなかろう。初対面だぞ。


「それじゃあ、ヒントをあげる。さっきの土のお城。これがヒント。」


土の城?だったら....


「建設とかか?」


すると、ロサはにっこり笑い、


「僕がそんな力仕事が得意に見えるかい?」


「いや、まったく見えん。」


「そ。だから違うよ。もう一つヒントをあげるよ。何も建てるだけが建設じゃないよ?」


............?わからん。建設に関わる事でしょ?


 .........あっ!


「設計か?」


......あれ?違った?何で黙ってるの?


「......ピンポンピンポン!大正解!その通り。僕が得意なこと。それは設計だったんだ。正確には設計だけじゃなくて、デザインと作画も得意だけどね。」


なるほどな...となると...あの青年が建築が得意なのかな?なんかアリサに文句言ってるけど。


「とりま、得意なことは分かったけど、あいつは何が得意なんだ?それによっても大分振り分けることも変わってくるが。」


「わたしが分かるわけねえだろ!」


「うーん、僕が見た限りだと何か作ることが得意っぽい。実際、さっきの土の城は暇だったから3人で作ったものだし。でも、本人に聞いた方が早いと思うよ?」


それもそうだな。


 俺はアリサとアリサと言い合っている青年の間に入る。


「待って、待って、何でそんなに言い合ってるの?」


「こいつが自分がせっかく作ったものを壊したって言って、同じものを作れって無茶ぶりを言うのよ!」


「あ"あ"!?てめえが壊したのが悪いだろうが!」


「だから、わざと壊したわけじゃないって言ってるでしょ!」


あーもう!こんなんじゃ全然決着なんてつかないな。あと、何でメンチ切る人が二人目?...しゃあなし。


「もっかいストップ!二人の言い分は分かった。まず、アリサ、」


「何よ?」


「わざとじゃなかったとしても、作ったものを壊したことには変わりないけど、謝りはしたか?」


「それは...してない。」


「ああ、だから謝った方がいい。」


俺の言葉を聞いて納得したのか、ちゃんと青年に向き直り、きちんと壊したことに対して謝っていた。


 しかし、青年は溜飲が下がらないのか、


「謝るんだったら、同じのを作ってみろよ!作れないってんなら俺あ許さねえぞ!」


おい、そっちもちゃんと引いてくれよ。


「あのな、君。」


「『君』じゃねえ!俺には『ディガ』っていう名前があるんだ!」


「わかった。わかった。ディガね。んで、俺が何が言いたいかっていうとな、ディガが作ったものは君自身にしか作れないからな?それこそ型をとって量産したとしてもな。

 ...屁理屈に聞こえるかもしれないけど...考えてもみてくれ、例えばディガは俺が作った料理を一回だけ食べて同じものを作れって言われても無理だろ?」


「確かにそうだがよう...そういわれても納得がいかねえんだよ。」


まあ、確かに結構イラってきたら、納得はいかないよな。俺もそういう時あるし、だけど、


「まあ、そう言っちゃったら、俺にはどうしようもないんだけど...どうしても納得がいかないってんだったら、同じものは作れないけど、同じ形の物なら作れるぞ?設計図をくれたらな。」


「んなもん作らねえよ。直感でやるタイプだからな。俺は。」


「なら、ディガ以外には無理だ。そもそもどんなつくり方が分からなければ作りようがないからな。」


「.........確かにな。その通りだったな。俺も悪かったよ。すまんな、嬢さん。」


「まあ、あたしも蹴っ飛ばして壊したのは悪かったわ。」


よし、これで落ち着いたな。


「んじゃ、決着がついたってことで、早速で悪いけど、ディガの得意なことを教えてくれるか?」


「はあ。ま、分かったよ。俺が得意なことは建築と武器の生産だ。」


「じゃあ、決まりだな。今ここで伝えておくが、それぞれの得意なことで手伝ってくれ。出来ないところとか、そのほかの所は俺がやるから。何かしら頼むこともあるかもだけどね。」


すると、一同は承諾したのか、それぞれ、


「はんっ、人にもの頼むときは頭下げろや。まあ、やらんこともないけどな。」


「もう、お姉ちゃんは素直じゃないなあ。あ、もちろん僕はやりたいことをやるだけだからいつも通りのことをしておけばいいってことだよね?なら、簡単だよ。」


「ま、俺のやることは先祖代々変わらないんだ。いいぜ。俺はその話に乗るわ。」


...この様子を見る限りだけど、これからちゃんとまとまるかが心配だなあ。


 それと、動物たちの事と、住居にはあまり詳しくないから何か不備とか気に入らないところがあったら自分で改善してほしいとの旨を伝えたところ、


「私は好きなことができればいい。そっち系は妹に任せるわ。ソータって言ったけか?お前の顔が気に食わんから変えさせてくれないか?」


「...言っておくと、いつもこんな感じだからね?そこが本業だから僕はいいけどね。それに、動物たちがいるってことはその分インスピレーションも沸くかもしれないしね。その服装を見てもわかるけど、そんなにセンスはなさそうだし。」


「その動物は襲ってこないんだろ?だったら問題ねえ。改善とか改築の件は...どう見ても詳しいように見えんからな。もちろんそうさせてもらうぜ。」


ひでえ言いよう。まあ、事実その通りだとは思うが。


 いや、レサに関してはただの悪口だな。これは。ちなみにアリサは会話に飽きたのか、ソファーで寝てる。


「うまくまとまったようだな。ソータよ。」


うおあ!びっくりした。


「急に後ろから声かけないでくださいよ。ゼリージさん。ものすごいびっくりしたじゃないですか。」


「おお、すまぬの。それにしてもこうも簡単にこの3人をうなずかせるとは...わしらの教え方とかが悪かっただけかの?」


「はんっ、教え方とかじゃねえよ。私がただ面白いって思ったからうなずいただけだ。しかも、話を聞く限りだと、好きなだけ研究とか実験をさせてくれるってんだ。ここの勝手なことはするなっていう連中よりはマシなだけだ。」


「確かにね。僕も正直、ここには飽き飽きしていたところだから、インスピレーションを求めてってところかな。」


「俺は...まだ言えんが...王様ならわかってんだろ?そういうことだからな。」


すると、ゼリージさんは顔を綻ばせ、


「いやあ、君らみたいな若者がたくさんいてくれればもっとこの国の産業も活発になるのだがな。君らの気持ちはよくわかるぞ。」


「あん?王様に何が分かるってんだ?」


「のびのびと自分なりにやりたいってところだ。」


「いよおし、分かった。」


そう言ってレサはゼリージさんに近づき、なにやら小声で話をし、ゼリージさんが何かを返すと、納得したような表情で、今度はロサに近づき、耳元でコショコショ話してロサがうなずくと、


「それじゃ、私たちは荷物まとめに行くわ。あとはよろしく頼むぜ。」


「僕もお姉ちゃんも荷物多いからね。先に失礼するよ。」


それだけ言い、二人は部屋から出て行った。


「じゃあ、俺も色々道具をまとめないといけないんで。行くな。」


おっと、ディガも部屋から出て行ってしまったな。


「...まだまだまとまるには時間がかかりそうだな?ソータよ。」


俺は苦笑いをこぼす。


「そりゃそうですよ。いきなり仕切ってきたやつが雇うっていうんですから。しかも初対面ですし。」


ま、だからこそ、何が起こるか分からないから面白そうだけど。


「まあ頑張れ。あやつらのことも頼んだぞ。」


「分かりましたよ。遅かれ早かれ目をつけられていたでしょうし。」


「そっちの件もだがな?どっちみちあの3人は、もしもだが、本当の意味で力を合わせるととんでもないことになっていただろう。だからこそ同じくそのうちとんでもないことをしでかしそうなお主に託そうと思ったのだ。


 一つ約束してくれるか?ソータには負担が大きいかもしれんが、あの三人はそれぞれ悩みを抱えている。だから、ソータは悩みをぜひ聞いてやってくれ。あわよくば解決してほしいとは思っているがな。」


俺にそんなことがちゃんとできるのかは不安だが、


「できる限りのことは頑張ります。」


何をどう頑張るかは皆目見当もついてないけど。


「まあ遠巻きながら応援してるぞ。逆に困ったことがあればワシに相談してくれよ?...おっと、そろそろ戻らんといかんな。内政が山積みだからのう。それではな。」


そう言い残してゼリージさんは言ってしまった。


 ああいってくれたけど...どうやって連絡とればいいんだろ?


 いかがでしたでしょうか?今回は蒼汰が雇おうとしている3人が出てきましたね。まとめるには一筋縄ではいかなそうですが、果たして蒼汰はうまくできるんでしょうか?


 それは時のみぞ知る事ですね。ぜひお楽しみに。


 次回の投稿も来週の金曜日の予定です※都合上、遅れてしまう可能性があります。


 それでは、また次回お会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ