表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/139

なんだろう....この感じは....(5日目~7日目)

 楽しんでいただけたら幸いです。最後まで読んでみてください。

 唐突だが、言いたいことがある。本当に来るのだろうか?ラークライドは。


 この数日、見張りと狩りをライアとリーズと協力してやっているのだが、ラークライドが全然来ない。それどころか、周りに様々な動物が来るのみだ。


 しかも、なぜか最初から信頼されている。スキルのおかげか?


 例えば、馬の頭の横に無理やり牛の頭を生やしたような見た目の「バズゴズ」。


名前はまんまだが、見た目のバランスはいい。自我がそれぞれの頭にあるのが特徴で、馬の頭の方は、「バッシー」といい、他の者の思考を読むことができる。


 牛の頭の方は、「ゴッシー」といい、首を伸ばして頭突きができる。(正直ビビった。)こいつ(ら?)は、リーズが周りを探索していたら、たまたま会って、話をしたら友達になって連れてきたらしい。(リーズってコミュ力いいのか?)レベルは160だった。


 次に額から...ではなく、首の後ろから角のようなものが生えている白金色の生糸のような美しい毛並みの1.5メートルぐらいのオオカミと、そのペアであるだろう銀色の絹糸のような毛並みの2メートル近くのオオカミが来た。


 「ネッグウルフ」というそうだ。(大きいほうがオスで比較的小さいほうがメスだ。)


 こいつらは、罠の察知や、鉱物のにおいや、鉱物の種類などがわかるらしい。また、パートナーがいると、パートナーとの良い連携を取り、相手を翻弄する。


 実際、侵入してきたのでライアと俺で相手をしたが、なかなかの連携だった。それでも相手がライアと分かったら、すぐに降参した。(なんでも、昔、キャジェルに助けられたことがありそれから、キャジェルを尊敬していたからだそうだ。)


 ちなみに、オスの方は「シルグ」といい、メスの方は、「ガルジェ」という。レベルは、シルグが380で、ガルジェが472だった。


 最後に見た目はまんま白い鶏の「チッキン」がいた。


 はい。名前もまんま鶏ですね。できることも、種を見つけるのと、卵を一日2個産むことらしい。


 やっと普通っぽい動物がキタ――(゜∀゜)――!!と思った。

 だが、こいつ....よく見たらトサカもついてるし、オスじゃね?と思い、聞いてみたら案の定オスだった。なぜ?


 ....まあ、それは置いておいて、産んだ卵は寄生虫や、食中毒の心配は一切なく、生でも食べられるとのこと。


 なぜ来たのかを聞くと、ファイガがライアと飛ぶ練習をしていて数秒だけ飛べたのを見て、自分も飛んでみたいと、憧れを抱いて、来たのだそうだ。(鶏って飛ぶの無理じゃね?)


 名前は「ビーン」といった。(この世界の動物って、必ず名前があるのかな?)


 名前の通り豆が好きだった。いくつか、羽の中に隠し持っていた。とはいっても、本人(本鳥?)は隠し持っていたつもりだが、見え見えである。とりあえず、気が付かないふりをした。レベルは304だ。


 …みんなレベル高くない?それとも、これが普通?


 試しにと、森の中の動物のレベルを見ていたら、140の、や、367や、451などがいた。やっぱり~これが普通なんだ~(棒)。あれれ?おかしいな~。レベルは1からあるって話だったのに。1どころか、2桁もいないぞー。みんな3桁だよー?


 はい。というわけで棒読み状態になりましたが、レベルは1からいるって話はどこ行った?この森の動物、レベルが平均で380ぐらいはあるんですけど....。気にしすぎとは思うけどね?比較対象が他にいないから気にしても仕方ないと思うけどね?よく読んでたラノベとレベルが全く違うじゃねーか!そういえばレベルも無限にあるそうじゃねーか!だったら、確かに高いかどうかなんてわからんからこの問題は保留で。以上!解散!


 ....という夢を見ました。.....いやっ、違う..これは俺の脳内会議だ。脳内の俺は、1人だけ。解散も何もねーじゃねーか。


 話を戻そう。どこまで話したっけ?あっ!そうそう、ノルウェージャン・フォレスト・キャットについてだったよな。いや、戻りすぎや~。


 要するに仲間が増えすぎて、どうすればいいかわからないから、こんなつまらない一人コントをやっていたのですが、思いついた。


 まずは敷地を広げて、まだ、俺の作った家しかないから、あいつら用の部屋も増築する。


 また、それぞれの担当を決めた。何の担当かというと、ライアだったら、食料の確保(主に獲物をしとめる。)担当で、リーズが食べられる植物の採集とファイガの遊び相手(これは担当というより、好きでやっている。たまに俺も一緒に遊ぶ。)をしてもらっていて、最近仲間になったバッシー・ゴッシーは、ライアについていき、狩りの仕方を教わり、シルグとガルジェは金属を見分けられるという固有スキル(動物が生まれつき持っているもの。スキルとは違い、その種族が同じものをみんな持っている。固有スキルは名前がないらしい。)を活用して、近くの山から鉱山を見つけたらしい。しかも、一切の手が入ってないとのこと。(ライアがこの近くに人の街があるっていつか行ってたな。発見されていないらしいな。)しかも種類も豊富なよう。今度連れて行ってもらおう。


 もしかしたら、道具の幅が広がるかもしれないからな。ビーンは、リーズと一緒に植物の種の採集に行ったり、ファイガ達と遊んだり?あれは....遊ばれてね?まあ、楽しそうな顔をしているからいいんだけど。


 さて、今この間に飯ができた。今日は、トッグと(でっかい猪みたいなやつ。最初と比べて解体が3時間から1時間ほどになった。毎日解体してるからね。)キャジン(まんまニンジン。)と、モテトの(見た目と食感はジャガイモ、味は玉ねぎ。正直すぐには慣れないと思う。)の炒め物だ。俺のだけガニック(見た目は玉ねぎ、味はニンニク)が入っている。ライアたちは味が無理だったらしい。というわけでみんなを呼ぶ。


 そういえば言っていなかったが、ライアから聞いた話によると、植物だけを食べる動物はこの世界にはいないらしい。理由は、他の動物の肉を食べないとレベルが上がらないからだそうだ。自分よりレベルが高い動物の肉を食べると、レベルが大幅にアップするらしい。


 さて、みんなも集まったことだし、食べるか。いただきます。


 みんなしてワイワイガヤガヤと食べている。俺もあじつけがもの足りないと感じてしまう。まあ、ガニックがあるからおいしんだけどね。それでも、しょうゆとか味噌があったらな。


 ちなみにダーズという見た目も味も大豆のものがあったのだが、生憎しょうゆも味噌も作り方がわからない。大豆を「イメージクラフト」でしょうゆで想像してみたんだが...。


 結果は失敗。そこにあったのはしょうゆではなく、失敗してなんか黒っぽく焦げた感じのダーズと同じくらいの量の塩があった。


 なぜ塩だけ生み出せるのかは不明。食べ物に味が付いている想像をしたときのみに塩の味付けになってしまう。(砂糖や、コンソメなどは無理であった。)

 そんなこんなしていると、唐突にシルグとガルジェが、


「蒼汰さん、聞いてみたかったのですが、なぜ、こんなところで暮らしているのでしょうか?」


「そして、あの周りの罠みたいなのは何ですか?今更ですが、なぜ私たちと会話ができているのでしょうか?」


 と、まあ概ねライアが聞いてきたことと同じだな。これからもっと仲間が増えたら、また、話さないといけないのか...リーズに至ってはもはやこれで三回目だからな。今も興味がないとでもいうように見向きもせずファイガと仲良く食べている。(最近、なんかそっけないような...かまってあげられてないから拗ねてるのか?)


 この際だから、ビーンたちにも聞いてもらうか。暗くなってきて、少し肌寒いから、できるだけ早く済ませよう。


 話し終わると、なぜか、ビーンが号泣していた。(尚、バッシー&ゴッシーはマイペースに飯を食べていて、今食べ終わるところ。正直、空気と化してた。)


 ビーンに号泣している理由を聞くと、


「自分も蒼汰さんと同じで、仲間に裏切られてしまい、ひどい目にあってしまったことを思い出してしまったからであります...」


とのこと。...なんとなく想像できた。こいつ、ちょっと目立ってたっぽいし、いい標的だったんだろうな。


 一度家に入り、改めて、みんなになぜここら辺にいたのかを聞くと、みんながラークライドに襲われて、群れが散り散りに逃げてしまったため、はぐれてしまってここについたのだそうだ。曰く、ここら辺は比較的安全なのだという。ここから東、家の向きで言うと玄関に向いて右側だな。そこに行ったら、ラークライドたちの集落があるらしい。 


 そんな話をしていたら、シルグが思い出したように言った。


「よく思い出していたんですけど、今回以外で一度だけ、戦ったことがあるんです。その時は一体だけでしたので、ガルジェとなんとか撃退できたのですが、今回は数が多くて....しかも一糸乱れぬ連携を取っていて、逃げるのにも苦労しましたよ。」


その話を聞いて、


「ラークライドたちって、普通はそんな連携をするのか?」


って聞こうとしたら、突然ライアが目の色を変えて、シルグにつかみかかるような勢いで、


「なに!?それはほんとうなのか!?奴らは同じ群れの中でも連携を取るのが最も苦手だと言われている種族だぞ?そんな奴らが連携をとれているなんてありえん!」


その話を聞き、ファイガ以外は、みんな顔を見合わせた。なぜなら、みんなそんな話を聞いたことがないからだ。代表して、シルグが聞いた。


「あのー。ライアさん、それって本当なんですか?」


「ああ。本当だ。というか、お前らは知らんのか?私の集落では...って、そりゃ知らんか。私のところでは、当たり前のようにここら辺の動物の情報を教えられるからな。すまん。だが、実際、3体だけでも、ろくな連携は取れんぞ。奴らは。そんな奴らが大勢いて連携も無理な話なんだよ。」


「ちょっと、ライアさん、僕の言っていることは嘘だとでもいうのですか?」


「そうよ、シル君がそんな嘘をつくとでも思っているのですか?」


「そんなことは言ってないだろう。...まあ、いい方は悪かった。すまんな。私もちょっと不測の事態にイライラしてしまっていたようだ。」


あれ?なんか置いてけぼりにされているような...いや、子供組(リーズとファイガ、ビーンはよく一緒にいるため、俺の中ではそう呼んでいる。)もそうか。


そんなことを考えていると、リーズが、


「ねえねえ、ソータ、本当だと思う?」


「ん?ああ、本当のことだと思うぞ。どんな奴かは知らんけど。」


「だよね。僕もそんな風に見えたんだ。それで、てっきり、連携が得意なのかと思っいたんだよ。」


なんか、引っかかるな。見ては無くても、どんな特性かは分かった。それでも、なんか、おかしいような...


「なあ、ライア、あと、みんなも。ラークライドって、群れるときはリーダーでも作るのか?それと、ラークライドたちの何か、特殊な能力について知っていないか?」


「リーダーは作らないぞ。そもそも奴らは本来、少数でしか群れないからな。そもそも動物の中では珍しく集落も作らないからな。何度も言うが、これが異常だと分かるだろう?」


「僕は知らなーい。僕たちのところを襲ってきたのはたくさんいたし、逃げていたから、確認する余裕がなかったよ。」


「僕は、ライアさんと同じ意見です。何度か、集落に襲ってきたということを聞いたことはあるんですが、多くて、4・5体ほどでしたよ。あと、戦った時は、一瞬目が光った後、突然、動きが速くなって、気が付いたら目の前におり、危うくやられるところでした。蒼汰さんも気を付けてくださいね。」


「私もあの急に動きが速くなる能力には初めはてこずったな。もちろん、今は余裕だがな。目が光るから、対処がしやすい。」


「自分は、臆病ですのでいち早く気づいてみんなに知らせていち早く逃げたのでわからないであります。」


「「俺たちは、早くなっても自慢の足で逃げましたがね。ですが、攻撃はしても全く効いた様子がなかったですよ。」」


なるほどね...大体わかった。ちなみに、最後のは、バッシー・ゴッシーペアである。

 尚、今、ガルジェはファイガを寝かしつけに行っている。見れば、ビーンとリーズは眠そうだ。早く終わらせた方がいいな。なんだかんだで長くなっているしな。


「みんなの話を聞いて分かったことがある。まず、ライア、もしもラークライドが何者かに操られていた場合は連携はできるか?」


「はっ!そうすれば可能だぞ!よくその考えに至ったな。」


 そう。俺は、みんなの話を聞いて、これを想定したのだ。スキルにそんなのがあるかもしれないからな。一応聞いてみて正解だった。もしも、これが正しければ、裏で糸を引いているものが何かを企んでいる可能性があるのだ。


 だが、今はそれはまだ、問題ではない。今は、休んで、いつでも万全な状態にすることだというわけで、


「みんな聞いてくれ。急だが、リーズやビーンが眠そうだから、今日はここで解散でいいか?」


そうしたら、みんなはリーズたちの様子を見て納得したように了承した。


 ということで、寝ます。お休み。

 今回は少し長くなりましたが、楽しんでいただけたでしょうか?もしかしたら今後も長くなることが予想されます。そこは、ご了承ください。

 さて、急に数日が立ち、仲間も増えましたが、ついてこられてますか?実は、僕が付いてこられてません。(笑)いやー。正直、よくしゃべらせてしまうのがライアで、リーズが1番最初の仲間なのに全然しゃべらせられてないという...しゃべらせるのが難しんですよ。

 と、まあ、こんなことを言いましたが、次回もぜひ見ていってください。いつになるかはわかりませんが、気長に待っていただけると幸いです。では、またお会いしましょう。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ