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盗賊②

「なんだ!?」


 馬車の後ろ扉から急に私が飛び出してきたので驚く盗賊達。


 地上に降り立った私は状況を把握する。


(騎馬兵が約30人程か...)


「娘が1人で出てきて何しようってんだ?」


 その言葉に盗賊達は全員笑い声をあげる。


 そりゃそうだ。


 あちらからすれば村娘が1人馬車から投げ出されたようにさえ見えるだろうから...。


 ある程度離れた位置に馬車が移動したのを確認すると私は戦闘態勢に入る。


「嬢ちゃん、悪い事はいわねぇから大人しくしてな」


 そう呟きながら馬から降りて私の方に近づいて顔をじっくりと眺めてきた。


「ほう...まだ若いがいい女じゃねーか! 後で遊んでやるからお前らこの嬢ちゃんを取り押さえとけ!!」


「「「へいっ」」」


 私の腕に手枷をつけようとした奴らから蹴りを入れる。


「ガッ!?」


「ぐぇ!!」


「アバっ!!」


 情けない声をあげる奴らに水魔法でとどめを刺すと綺麗な血の花びらが開花した。


「魔法!? こいつ! ただの村娘じゃなかったのか!!」


 私の魔法を見た盗賊達が次々に剣を引き抜く。


「傷つけても構わん!! こいつの戦意を削げ!!」


 その言葉を聞いた私は笑っていました。


「戦意を削がれるのはどっちかな?」


 だたっ広い平原の中で、私と盗賊達の戦いが繰り広げられるのでした。

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