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残党狩り

 魂の一撃は聖典を破壊することに成功した。


 アレは私の魔法により爆散し、ページ一枚に至るまで消失する!!。


 それを最後にモンスター数が目に見えてどんどんと減少し始めた。


「本当に終わったの...?」


 私は目の前で爆散した聖典の姿にまだ驚きを隠しきれていないのだが、サラが私に飛びついてきてこう言った事でようやく実感できた。


「そうだよ!! お姉ちゃんがこの町を救ったんだ!!」


 泣きじゃくりながら回復魔法をかけ続るサラを私は優しく抱きしめる。


「そうか...本当に終わったんだな...」


 私とサラのやりとりを見ていたグレイブが少し恥ずかしそうに呟く。


「悔しいが、俺たち騎士団のメンツだけじゃあのザランって男を食い止められなかったのは認めるしかないな...、あんがとよ村娘の嬢ちゃん」


「別にいいって、私がやりたくてやった事だし」


 私の言葉に彼は胸の前に手を置いて「勇敢なる村娘の少女に感謝を」と答えていた。


「と言うかこんな所で騎士様が油を売っていていいの? まだまだ残党が残っているみたいだけど...」


 そう、ザランを倒したとは言えモンスターの残党がいくつか町の中に残っている様子がここからなら良く見える。


「そうだな...、嬢ちゃんには後でちゃんとしたお礼をしたい所だが、今は疲れているだろうけどもう少しだけ我々に手を貸してくれないか?」


 そう言われながら出された手を私は掴んでこう言った。


「勿論!!」

12月3日の日刊ランキングにて【アクション】3位になりました!!。


皆様ありがとうございます!!。

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