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異世界ドラゴン~この世界をひとつに~  作者: あんちおいでぃぷす
第二章 孤児院潜入編
30/34

セバスチャンの最期






 城に戻ると、早速セバスチャンを取り囲んだ尋問が始まった。

 そこには医者の風貌をした男、セージも縛り上げられて同席していた。



 「ヒクシー、こんなことをしてただで済むと思うのか……! 」

 

 この後に及んで、まだセバスチャンは粋がっている。

 縛り上げられた身体を必死に揺すぶり、

 ヒクシーへの罵倒を続けている。


 ……一方のヒクシーは、ただひたすら哀しい顔をしていた。

 (ふたりが幼馴染だったというのは本当らしいな……)

 ヒクシーのセバスチャンを見る顔には、かつての親友に対する愛情と寂しさが溢れていたのだ。

 

 「セバスチャン、子どもを売買していたというのは本当なのか……」

 ヒクシーが言う。

 

 「ふん、でっちあげに決まっているだろう。そんなもの、陰謀だ……! 」

 「そ、そうなのか……? 」

 とヒクシー。


 おいおい……。

 まさか信じないだろうな……。

 いくら元親友とは言え、罪をなかったことには出来ないぞ……。


 ――とそこに、ムルナウ伯爵が入ってきた。

 「遅れてすいません。別の仕事が入っていたもので……」

 そう丁重(ていちょう)に頭を下げ、王のもとに歩いてくる。

 「クッ……! 」

 ムルナウ伯爵が現れたことで、セバスチャンは苦しげに顔を背けた。


 「えー、この男の罪状としまして、ひとまずは人身売買の方向で進めようと思います」

 ムルナウ伯爵がそう言う。

 「で、でたらめだ……! 」

 とセバスチャン。

 「セ、セバスチャンはそう言っているぞ……」と王。

 

 「いえ、――」

 とムルナウ伯爵が答える。

 「この男が人身売買する現場をまさに我々が目撃しています。はっきりと、この男が取引を匂わせる発言をしたのも見ています。

 聞いたのは私だけではありません。

 証拠はすでに揃っています。

 言い逃れは不可能かと――」


 

 「そ、そうなのか、セバスチャン……? 」と王。


 ――すると、ぶるぶる震えていたセバスチャンが突然、

 「……クッ……! 」

 と言った。

 「……その通りだ。俺は子どもたちを他国に売買していた。

 だが、それもこれもすべて、

 この男にそそのかされてやったことなんだ……」

 そう言って、

 セバスチャンは医者の格好をしていたセージを顎で指し示した。



 すると、奇妙なことが起こった。

 名指しされたセージが俯いたまま蒼白となり、

 ぶつぶつとなにかを呟き始めたのだ。

 ……だが、なにを言っているかはわからない――。

 俺がそっと近づいてその声を聞き取ると、


 「終わりだ、あいつらに見つかる……全員、皆殺しだ……」


 とセージは繰り返していた。


 終わり……?

 皆殺し……??

 なんの話だ……?



 そして、セージがぽつりと言った。


 「龍の卵から……、まさか人間が孵るなんてな……、そんなことがバレたら……」


 

 卵……?

 なんだなんの話だ???

 なにを言っている……???



 「卵――? 」

 とヒクシーが言った。

 「卵を持ち去ったのは、お前なのか……? 」

 セージは俯いたまま黙っていた。


 「いったい、なんの話をしているのですか……? 」

 俺がそう口を挟むと、

 「……レイゲン、この国の王子であるお前にも、そろそろ伝えておかなくてはならないのかもしれないな……」

 とヒクシーが言った。



 そして、五十年前に起こったこの国の事件について語り始めた。




 ……



 フローゲンの国では、代々龍との対話儀法が継承されてきた。

 その一方で、この国ではもうひとつ引き継ぎ続けてきたものがある。

 それが卵――。

 古龍セイラにはたったひとつの卵があり、

 それをこの国の王家が護ってきたのだ。

 龍の卵は孵化するまでに約60年近い歳月を要すると言われている。

 その間フローゲンの国王たちは王宮の奥深くで卵が還る日を待ち、

 卵を大切に保管してきた。


 ……だが、五十年前、ある事件がこの国を襲う。

 突然、何者かによって龍の卵が盗まれたのだ。

 その後、当時の国王だったウェルニッケが失語症に陥る。


 「つまり、失語症に陥ったのは、盗みに入った盗賊をウェルニッケ国王が見てしまったから……? 」

 こくり、とヒクシーが頷く。

 「恐らくはそうだろう」

 「……」


 これまで、まったく聞いたこともない話だった。

 この王宮に龍の卵があることも知らなかったし、それが盗まれていたことも知らなかった。

 恐らく、王家の者とそれに近しいものだけで秘密を守ってきたのだろう。

 

 ……しかし、だとするとヒクシーの立場はかなり悲劇なものに感じられる。

 つまりはウェルニッケの失語症は「龍の卵を盗むところを見られたから」であり、

 その結果として、ヒクシーは「龍との対話儀法」を父から引き継げなかったのだ。


 ……まったく、

 悲劇としか言いようがない。



 「だが、卵を盗んだ犯人にここで会えるとは思っていなかった……」

 ヒクシーが続けた。

 「おい、セージとやら、お前たちは龍の卵をどこにやったんだ? あれはこの国の宝だ。お前たちがどうにかして良いものじゃない――」

 ヒクシーが珍しく激高してそう叫んだまさにそのとき――、


 ドバぁっ!



 セージが口から大量の血を吐いた。

 そして、そのまま前向きに倒れ、……地面に突っ伏した。



 ……死んだ。

 あっけなく。



 「おい……? 」

 ヒクシーが力なくそう呟く。

 「歯に隠していた毒を噛んだようです」

 セージの身体に駆け寄ったムルナウ伯爵が言った。



 「おい、貴様はなにか知っているのか」

 顔を上げたヒクシーがセバスチャンに怒鳴る。

 「し、知らない……! 龍の卵なんて初めて聞いたことだ……! 俺はただあいつらに孤児院を作れと言われただけで……」

 「本当だろうな」

 ヒクシーが低い声で言った。

 「本当だ……! 嘘なんてつかない……! 」

 「……」

 セバスチャンがそう言うと、ヒクシーは力なく黙ってしまった。

 ……ヒクシーは、つくづく優しい人間なのだろうな、と思う。

 どれほどセバスチャンに好き勝手やられても、最後には許してしまいそうだ。

 今ももうこれ以上責めるのをやめにしようとしている。


 「セバスチャンの処遇についてはどうしますか」 

 ムルナウ伯爵が言った。

 「むう……」

 と、ヒクシーはやはり黙ってしまった。


 ……すると、

 「……おい、ヒクシー。こんなことをしてただで済むと思うなよ。今までどれだけ俺がお前の為に金を出してきてやったと思ってる……? 」

 

 ……さっきまで怯えていたと思うと、これだ。

 やはりセバスチャンは同情に値するような男じゃない。根っからのクズなのだ。真面目に取り合うだけ無駄というものだ。


 「いいか、さっさとこの縄を解け。今ならお前を許してやる。俺の会社の売上で、今後もお前を支援してやる。ほら、さっさとしろぉ! 」

 たっぷりと嫌味な言い方でセバスチャンがそう叫ぶ。


 「その会社だけど、もう収益はないよ。俺の会社が中身を丸ごと乗っ取ったから」

 と、俺が口を挟む。

 

 「へ? 」

 とセバスチャン。

 よほど驚いたのか、間抜けな顔でこっちを見ている。


 「まだ知らないということは、よっぽど事業を手下に任せきりになっているんだな」

 と俺が言った。

 「あんたが提携していた漁師たちは全員うちの会社の傘下に入ったよ。

 今後はフローゲンの国はあんたの会社の収益に頼らない。

 自分たちである程度稼げるようになったからね」


 「乗っ取った……? 会社を……? 馬鹿な……」


 「そういうことだ。もう金を理由にお前はその縄からは逃げられない」

 ムルナウ伯爵が頷く。


 「それと……」

 と俺は続けた。

 「ミクロン、来てくれ! 」

 

 俺がそう言うと、従者に付き添われてミクロンが部屋に入ってきた。

 「セバスチャン、この子に見覚えはないか? 」

 「見覚え……? なにを……? 」

 そう呟くと、セバスチャンはさあっと青ざめた。


  

 「この子は……」と俺はミクロンが味わった惨劇をみんなに話して聞かせた。

 ミクロンがある豆農園の出身であること。

 ある日その農園に貴族がやってきて、両親を殺害し、農園を荒らして帰ったこと。

 それをきっかけに、ミクロンが孤児院に連れて行かれたこと……。

 俺はミクロンから貴族の特徴を詳しく聞き、その犯人がセバスチャンではないかと疑っていたのだ。


 その話をするあいだ、セバスチャンはうなだれて地面を見ていた。


 「ミクロン、この中にお前の親を殺した貴族はいるか? 」

 ミクロンが静かに頷く。

 「じゃあ、その貴族を、指差してくれ」



 ……すると、ミクロンは黙ったまま指を上げ、

 セバスチャンを指し示した。


 「お前の親を殺したのはこの男なんだな? 間違いないな? 」

 

 「うん」

 とミクロンが答える。

 「この男だ。ぼくははっきり覚えている」



 「ご、誤解だ……! 」

 セバスチャンが見苦しくそう叫ぶ。

 「ヒクシー。頼む、すべては誤解なんだ! ……俺とお前の仲だろう! 俺たちは、親友だろう……! 」

 

 するとヒクシーはゆっくりとセバスチャンに近づいていった。


 む。

 どうする、ヒクシー……。



 「……セバスチャン、今まで悪かった」

 ヒクシーが言った。

 「お前がそこまで悪に手を染めているとはな……」

 「ヒクシー……」

 聖母を見るように、セバスチャンがヒクシーを見上げる。

 「お前がそこまで助長したのは、多分、私が甘やかしすぎたからだろう。セバスチャン、お前がどれだけ横暴なことをしようと、私はお前を許してきた。……なぜなら、私は心からお前を親友だと思い続けてきたからだ……」

 「ヒクシー、ああ、俺は、俺は……」




 「だから、私が責任を取ろう……」


 

 ヒュバッ!



 ……素早い剣の捌きだった。

 

 剣先が素早くセバスチャンの喉元を通り過ぎたのだ。



 「ヒクシー。私たちは親友だったじゃないか。なのにお前は私を許してはくれないのか?  」

 

 

 ……セバスチャンの喉からはとめどなく血が溢れてきていた。


 だから、実際にはこの言葉はこんなふうに聞こえた。



 「ヒク……シー……わだちだちは……親友……ドバラァッ、ゴバッ、ゴフッ、……だのにおばえば……わだぢをゆるじては……」



 そしてセバスチャンは前向きにどさりと倒れると、

 ぴくぴくと震えながら後は静かに絶命していった。

 倒れたセバスチャンの顔から、じわりと血が広がった。



 「国王、見事な裁きです」

 ムルナウ伯爵が言った。

 だが、ヒクシーはなにも答えなかった。

 ただじっとセバスチャンを見下ろし、哀しい目で親友の死にゆくさまを見つめていた。



 「……国王」

 もう一度ムルナウ伯爵がそう言うと、

 「すまない。……しばらくひとりにしてくれ」

 とヒクシーが答えた。



 ……きっと、国王がセバスチャンを親友だと思っていたのは、最後まで本当だったのだろう。

 

 ……つくづく、優しい男なのだと思う。この世界で生きていくのが困難なほどに……。


 

 俺たちは黙ったまま頷き合い、ヒクシーをひとりにするために、この部屋を出て行った。



 


 ……




 それからその晩、俺はヒクシーとムルナウ伯爵と三人で集まった。

 ふたりは俺の作戦の見事さを褒めてくれた。

 「国王は素晴らしいご子息をお持ちです。この子がまだ十歳にも満たないなんて、私には信じられない……」

 まあ、実際は30を越えているんだけどね……。

 まさかそうは言えないが……。

 

 「そうだな」

 とヒクシーも嬉しそうにしてくれた。


 ……だが、三人の頭のなかには昼間の出来事がぐるぐると回っていた。

 龍の卵を盗んだ謎の連中、そしてその卵の行方……。

 世界ではなにが起こり、今この国にどんな脅威が迫っているのか……。

 現時点ではわからないことだらけだった。



 ……


 三人との集まりのあと、伝説のタンク、ガーディリオンが俺を呼びに来た。

 「君は素晴らしい才能をお持ちですね」

 ガーディリオンがそう言った。

 「いえ、とんでもない」

 「君の使っていたあの“魔導”というやつ、あれはいったいなんなのですか……? 」

 俺はかなり迷った。

 本のことをガーディリオンに伝えて良いのかどうか。

 (でも、このひとが悪い人には思えないんだよな……)

 迷ったすえ、俺は“この世界をひとつに”のことをガーディリオンに打ち明けた。


 「そ、そんなすごい本が、この国の書庫にあったのか……」

 ガーディリオンは腕を組んで、唸っていた。

 

 話して良かったのだろうか。

 だが、話したところで、誰にもあの本は読めはしないだろう。

 この世界のひとびとは魔術への関心は強いが、「言語」に対する関心はそれほどでもないのだ。

 だから、高度に言語学を修めたものにしか読めないあの本は、簡単には誰にも読めない。

 まあ、だから、このひとに話しても、そう大事にはならないだろう……。


 「いやあ、世の中は広いですね」

 ガーディリオンはそう言って笑った。

 なんとも爽やかな笑みだった。

 「ぼくは伝説のタンクなんて呼ばれて浮かれていましたが、君に出会って考えが変わりましたよ」 

 「そうですか……? 」

 「ええ。こんな歳でこんなにも才能のあるひとに出会うと、ぼくなんてまだまだなのだと思い知ってしまいます。まったく、世の中は広いですね」

 夜風が出てきていた。

 ガーディリオンの髪は風になびいている。

 「レイゲンくん、君に会えて良かった」

 そう言うと、ガーディリオンが握手を求めてきた。

 俺はそれをがっちりと掴み、硬い握手を交わした。

 すると、ガーディリオンがこんなことを話し始めた。


 「ぼくには夢があるんです」

 「夢、ですか」

 「そう、夢です。ひとつはこの世界のすべての国を渡り歩いてみることです。この世界はほんとうに広い。まだまだぼくの知らないことだらけです。その世界を、すべて自分の足で渡り歩いてみたい」

 「良い夢、だと思います」

 「そうですか。そう言って貰えるとありがたいですね」

 ガーディリオンはにっこりと微笑んだ。

 「そしてもうひとつの夢は――」

 「まだあるんですか? 」

 「ええ、――いけませんか? 」

 「いえ、いけないとは、全然思いません」

 ガーディリオンは笑みを崩さずに続けた。

 「もうひとつは、私を攻撃した悪漢(あっかん)を見つけ出し、八つ裂きにすることです」

 「ガーディリオンさんを攻撃した、悪漢……? 」

 「ええ。それはもう、卑劣な男なのです……」



 するとガーディリオンさんは一年前のある出来事について話し始めた。

 それはこの城の外にある洞窟で起こったという。

 なんでも、城の近くに生息するゴブリンを掃討しにその日ガーディリオンさんは近くの洞窟に出かけていったそうなのだが、何者かが、洞窟の外から膨大な量のフレアを放ってきたのだという。

 それは一分間に50発続き、――それが早朝から日暮れまで続いたというのだ。

 「なんて恐ろしい、ほとんど、拷問ですね……」

 俺がそう言うと、ガーディリオンはゆっくりと頷いた。

 「まったく拷問のようでしたよ……。私はあまりの過酷さに幼少期に空想した宇宙海賊ギャズローの最期を空想するほどでしたからね……」

 「宇宙海賊、ギャズロー、ですか……」

 なにを言っているかさっぱりわからなかったが、空気に流され、俺はそう頷く。

 「ええ。――ギャズローの最期はそれはもう悲惨なものでした……」


 それからガーディリオンは十五分ほど宇宙海賊ギャズローについて話した。

 なにを言っているか良くわからなかったが、俺は眠気を抑えて興味のあるフリを続けた。

 と言っても、話はあまり聞かずに、要所要所で「すげえ」とか「よくやった! 」とか言うだけの簡単なお仕事だった。

 

 十五分経ってやっとわけのわからない話が終わると、ガーディリオンは、

 「フレアを放った犯人を私は必ず突き止めますよ。ええ、必ずね――」

 と笑った。

 その爽やかさに、俺は思わず感動して手を差し出した。

 ガーディリオンはそれをがっちりと握り返した。

 ……俺たちのあいだに深い友情が根付いたのを感じた。


 そして、まさかそのフレアを放った犯人が自分だとは考えもしなかった。

 

 それから十数年経ったある日、俺は荒野で焚き火をしているときに唐突にこの日のことを思い出した。

 

 「ああ、あれ、ガーディリオンさんが言っていたフレアの犯人って、そうか、あれ、俺だ……。俺だったんだ……」

 

 「……」


 ……俺はなんとも言えない申し訳ない気持ちになった。

 申し訳なかったなとは思いはしたが、どこかで「どうでも良い、かな……」という気もしていた。あれから、時が経ちすぎていたのだ。

 今更謝っても向こうも困るだろうし、そのことで気まずくなるのも嫌だった。

 

 なにより、ガーディリオンさんはそのフレアの事件の際、「ギャズロー」という男を指名手配して実際に捕まえていたのを俺は知っていた。

 その男は城下町に潜んで道具屋を営んでいたらしいが、ガーディリオンさんの供述を元に作成した「ギャズロー」という男と顔も名前も一致していたというのだ。

 

 よくよく考えると、その男は多分冤罪だったのだろう。当時も冤罪を主張していたが、俺は当時は事情を良く知らなかった。

 なんでかわからないが、ガーディリオンさんは冤罪とわかっていて、そのひとを「犯人」と決めつけて男を国外追放の罰で処罰したのだ。


 ……いろいろと考えていくと、ガーディリオンさんは見た目ほど良い人じゃないのだろうな、と俺は思った。

 

 「……」


 俺は「すべてが懐かしいな……。あのころに、戻りたいや……」と、ひとり零した。


 そして、なにもなくなったかつて王国だった地平を、ひとりで眺めていた――。



 ……

 


ガーディリオンさんと別れたあと、俺は久しぶりに自室に戻った。

 懐かしい部屋。

 ヒスイといつも一緒に居た部屋だ。

 そして俺は眠る前にヒスイに“反響の世界(ワールド・オブ・エコー)”を飛ばした。


 だが、ヒスイは応答しなかった。

 メール(的なもの)を送っても返って来なかった。


 (ヒスイ……、忙しいのか……? )



 こうして俺は、様々な謎を抱えたまま眠りについた。


 そしてまさか、この国がこの世界の地図から完全に消滅するとは、このときの俺は考えもしないのだった。














 ある日のムルナウ伯爵と――。


 レイゲン「伝説のタンク、ガーディリオンさんは、なぜ伝説と呼ばれているのですか? 」

 

 ムルナウ伯爵「……自称だ」

 レイゲン「??!?」


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