初の防衛任務(上)
はい。前回の投稿から優に2周間遅れての投稿です。前回2日とか言っちゃったよ。というわけで投稿主は絶対に期限等を守らないため、完全不定期の投稿となります。気長にお待ち下さい。
そして翌日、7月4日。悠たちの初の防衛任務の日である。
彼らは朝、PMDDIO拠点内にある食堂で朝ごはんを食べていた。
「ねーねぇ、昨日眠れた?」
藍香が言った。
「うるせえ。お前、朝ごはんぐらいちゃんと食べれないのか」
「お前ってなによ。お前って。名前で呼んでよ」
「ハイハイ藍香サマ」
「なによ」
そんな姉弟の話を聞きながら悠と馨は朝ごはんを食べていた。
そしてその約30分後、9:00 A.M.:
彼らの防衛任務の30分前、今回の任務は新人隊員の初任務とあってC級とB級の新人隊員全員とA級の隊員二名での任務らしい。
そして彼らはその30分前に収集された。
するとA級隊員のうちの一人がこう言った。
「こんにちは。今日は初任務ということなので隊服を支給します」
すると名前を呼ばれ順々に隊服が渡された。
「そしたらあちらにある更衣室にて隊服をお着替えください」
女性もそこそこいるので少し混み合っていたが、数分立つと普通に入れた。
更衣室に入り、隊服を見てみると隊服は上下に分かれていて、半袖長ズボンとタイトスリーブ、そして双剣が入れられるベルトがあった。半袖と長ズボンは両方ともカーキ色で半袖はフルジップパーカーを半袖にし、左胸にポケットがついたような見た目をしていて、長ズボンはブッシュパンツみたいだった。
悠は隊服を着てみた。
「すごい。ぴったりだ」
*****
その後更衣室から出ると時間は9:15分を指していて、藍香、蒼、馨と他の隊員の2/3はもうすでに着替え終わっていた。
他の3人も同じような服を着ていた。
「遅いよ〜」
藍香が言った。
「ごめん」
「あ、そういえばみんなベルトみたいなのあったじゃん? それどうなってるの?私は双剣だから鞘が2つあったんだけど」
「あー。俺は槍だったからベルトだけもらったよ」
馨がそう言った。
「ふーん。あたしは狙撃銃だからか、ベルトと弾がなんか出るやつを入れるケースがついていたよ」
藍香が言った。
「オレは弓だから矢を入れるケース、ほら背中にあるやつがついてきた」
*****
そして防衛任務
彼らは案内のもと怪物がいる場所へと案内された。
そこへつくと約100 m先には怪物がいるとう言う距離までたどり着いていた。
そこにはおよそ30匹もの怪物がいた。そのうちの20匹ほどは体術型で残りの10匹程は爆発型怪物だ。
「試験で仮想の怪物と戦ったかと思いますが、とりあえず手本を見せますね。それじゃああとはお願い」
そうA級隊員はもうひとりのA級隊員へそう言った。
「皆さん、よく見ててください」
もうひとりはそう言うと1匹の体術型怪物の元へと駆け出した。
彼は体術型怪物へと近づくと、大きく飛躍した。
そして彼の武器である短剣を体術型怪物の頚へと振り下ろした。
すると体術型怪物の頚に8cmほどの切れ込みが入った。そして体術型怪物は青い光とともに消滅した。
そしてそのA級隊員は何事もなかったかのように帰ってきた。
「それじゃあ自分たちのスクワッドで討伐してもらいます。怪我をした場合は直ちに私達へ報告してください」
彼女がそう言い終わると彼らは怪物の元へと向かった。
悠たちは2匹の体術型怪物と1匹の爆発型怪物を討伐する事になった。
「それじゃあさ、まず体術型怪物から行こう」
馨が言った。
「あ、待って。今思ったけどさ、私達のうち接近戦できるのって悠と馨の二人だけじゃない? 私と蒼はそれぞれ狙撃銃と弓だし」
「「「あ」」」
「まあなんとかなるでしょ」
「それじゃあ藍香と蒼は遠くから狙ってね」
悠が言った。
そう言うと藍香は二人に当たらないようにしながら狙撃銃で体術型怪物の頚を狙った。
怪物の頬はかすったものの、頚には当たらなかった。
するとその2秒ほどあと、悠が怪物の元へついた時、怪物は彼女を振り退けるような形で腕を回した。
すると悠の足にその手が直撃した。