2034年7月の入隊式と武器適正測定
毎回1000〜2000文字前後の小説を不定期で投稿していきます。理想は2日にいっぺん!それに関してはあまり期待しないでください
2034年7月、PMDDIO結成から3年経った日、とある少年と少女の4人組がPMDDIOの試験に合格し他の合格者とともにPMDDIO本部に立っていた。
彼らは14歳ほどで周りから異様な目で見られていた。
そんな彼らの中でも一際目立っていた少女がいた。彼女の名を譲羽悠という。彼女は茶色い髪をハーフアップにしていてとても可愛らしい見た目をしていた。ただそれだけではなかった。彼女の片方の目が赤かったのだ。
「あたしたち注目されてるね」
そう悠に声を掛けたのは彼女の親友、桐谷藍香だ。彼女は濡れ烏色の髪をショートカットにして帽子をかぶっていた。
「まあそうだろうな」
悠ではなく、藍香にそう言ったのはアッシュ色の髪をした少年、桐谷蒼だった。彼は藍香の双子の弟で最後の少年、彼方馨の親友だ。
馨は赤みがかった黒色の髪の少年だった。
「こんにちは」
そう突如としてアナウンスされた。
「皆さま、まず最初に合格おめでとうございます。そしてこれから怪物の主な種類を説明します。」
「まず一種類目は体術型怪物、体長は2m、兎を擬人化したような見た目です。彼らは尻尾、手、そして足を武器に攻撃してきます。討伐方法はただひたすら武器で攻撃すれば良いです」
「次に爆発型怪物、彼らは爆発攻撃をしてきます。体長は4m程で、ジンベエザメのような見た目です。討伐方法としては顔と胴体の間に刃を入れ、てこのようにして離してください」
「最後に不知怪物。決まった形や攻撃法はなく、討伐方法はまず切り、その後硬かったら爆発型怪物、柔らかかったら体術型怪物の方法で討伐してください」
「あと、彼らは切っても血は出ず、青色の光が溢れ出ます」
「それじゃあまず事前に測定した結果をもとに同じ級同士でスクワッドを組んでもらいます」
そして彼らは各々の名前と級とあと番号が書かれた紙を渡された。
悠たちは全員同じB級だった。そして当たり前のように組んだ。
「組み終わったら真っ直ぐ行ってその後突き当たりを右に行ったところにある測定室にて武器の適性を調べてもらってください」
*****
「それじゃあここにある武器から好きなものを取ってください。その後、順々に武器を使っていき、使い心地が良い又は、分析マシーンにより測定した結果をもとに武器を決定してください」
「それじゃあまず長谷川浩さんと宮島響さんから…」
数十分後
「それじゃあ桐谷藍香さんと桐谷蒼さんどうぞ」
藍香と蒼が扉を開けると色々な武器があった。まず最初に藍香は狙撃銃、蒼は弓を取った。そして引き金を引いた。
すると2人揃って隊員へ
「これにします」
と言った。
そしてその後馨は槍を選んだ。
そして悠のターンになった時、とある問題が発生した。マシーンによると全ての武器に適性があるのだ。しかし彼女はしばらく悩んだ末、双剣を手に取った。
*****
「どうだった」
蒼が言った
すると馨は
「俺は槍だったよ」
と言った
「蒼と私はそれぞれ弓と狙撃銃だったよ」
「あたしはなんか全部に適性があってさ。だけど双剣にした」
そうやって話していたら
「はい。では部屋がこの建物の7階から10階まであります。紙の番号の部屋に住んでください」