1/2
プロローグ
「そろそろ着いたか?」
と、男は台所で料理を作りながら言う
「まだでしょ」
とそれに対して奥さんだと思われる人が料理を
待ちながら言う。
「そうか、」
男が料理を皿に盛りつけながら言う。
「でもここから日本って結構時差あるでしょー」
女は盛りつけられた料理をみて嬉しそうに喋る。
「まぁな、いただきます。」
それを軽く促し自分が作った野菜炒めを黙々と食べる。
「ああずるい!いただきまーす。」
女も男に続いて食べ始める。
「そういえばお父さんになに送ったの?」
女は食べながら問う。
「あれにきまってるだろ」
男は当然様に答える
「ああ、あれかー」
女はどこか寂しそうに言う。
それから他愛ない会話をしたあと、
二人は一緒に床に着いた。